肌トラブルは乾燥肌から!?正解スキンケアで目指すうるおい美人

2017年7月27日
肌トラブルは乾燥肌から!?正解スキンケアで目指すうるおい美人

しっとりとうるおった肌に憧れる人は多いのではないでしょうか。適度な水分量を持つうるおい肌は健康な肌でもあります。肌のターンオーバーも活発に行われますし、ニキビなどの肌トラブルも起きづらいです。正しいスキンケアでうるおい美人を目指しましょう

肌トラブルのもとは乾燥肌!?

乾燥肌とは肌のうるおいを保つ機能が弱くなり、肌の水分量が低下している状態を指します(※1)。
健康な肌には適度な水分と油分が含まれており、両者のバランスも取れています。うるおった肌は肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーも正常で、肌の細胞もどんどん新しく健康なものに生まれ変わっていきます。また外からの刺激から肌を守るバリア機能もしっかりと働いています。美しく健康な肌を作るためには、肌のうるおいが欠かせないのです。

逆に肌からうるおいが失われ、乾燥肌になってしまうと、これらの機能がうまく働かなくなってしまいます。その結果、シミやシワ、くすみなどの肌トラブルが起きやすい状態に。さらに肌のバリア機能が低下することから、外からの刺激に弱い敏感肌になってしまうケースもあります。
肌の水分量は肌のコンディション全体を左右します。「最近、肌が乾燥してるかも」と思ったら早めの対策が必要かもしれません。

乾燥肌でニキビに!?普通のニキビとは治し方が違う?

乾燥肌はニキビの原因にもなります。ニキビというと思春期の脂っぽい肌に起きるイメージがありますが、実はそうとは限らないのです。むしろ大人になってからできるニキビの多くは肌の乾燥が原因で起きているケースです(※2)。
ニキビは皮脂で詰まった毛穴にニキビの原因菌が繁殖して発生します。皮脂の分泌量が増えればその分毛穴のつまりも起きやすくなります。脂性肌の人でニキビができやすいのはこのためです。

乾燥肌というと皮脂の分泌量も少なく、むしろ肌がカサつきます。そのためニキビとは縁遠そうなイメージを持つ人もいるかもしれません。肌は乾燥すると硬くなり、表面にたまった古い角質が毛穴を塞いでしまいます。そのため毛穴が細くなり、皮脂の分泌量が少なくても皮脂が詰まりやすい状態になってしまうのです(※3)。

乾燥が原因でニキビができている場合、まずは保湿ケアで肌のうるおいを取り戻すことが大切になります。脂性肌が原因のニキビとは治し方がまったく異なりますので、市販のニキビ治療薬を探すときは注意しましょう。

毎日の洗顔を見直してうるおいキープ!

肌のうるおい維持には正しいスキンケアが欠かせません。高価なコスメを使うのもよいかもしれませんが、使い方が間違っていると思ったような効果が出ない可能性もあります。まずはスキンケアの基本を見直し、改善点がないかどうかチェックしてみましょう。
最初に見直してほしいのが毎日のクレンジング・洗顔です。これらはメイクの汚れや皮脂、ほこりなどと一緒に肌のうるおいも洗い流してしまいます。これらが原因で乾燥肌になっている人も少なくありません。

洗顔料やクレンジング剤が肌の上にのっている時間が長いほど、肌のうるおい成分も失われます。洗顔・クレンジングは回数を最低限にし、また短時間で終わらせましょう。さらに洗うときに指で肌をこすらないことも重要です。たっぷり手に取ったミルク・乳液タイプのクレンジング剤やよく泡立てた洗顔料の上から、指をそっとすべらせるようにするだけで汚れは十分に落ちます。顔全体を洗い終えたら、最後に体温よりもやや低い温度のぬるま湯ですすぎましょう。

化粧水や乳液はたっぷりと!基本の保湿ケア

クレンジング・洗顔が終わったら今度は保湿ケアを行います。基本の保湿ケアアイテムは化粧水、乳液・クリームです。この2つは基本的にセットで使います。使う順番は化粧品メーカーにもよりますが、化粧水、乳液・クリームの順番になっていることが多いようです。どちらもケチらずたっぷりと使うよう心がけましょう。

化粧水には肌を柔らかくし、乾きがちな肌に水分を補給する役割があります。日本人は肌が薄く、もともと肌のうるおい保持能力はあまり高くありません(※4)。そのため洗顔などで失われたうるおい成分や水分を補給することは乾燥対策として重要です。特に乾燥肌の人なら保湿成分が多く含まれたしっとりタイプの化粧水がおすすめです。化粧水を選ぶときはヒアルロン酸やセラミド、アミノ酸といった保湿成分の配合量に注目しましょう。

一方乳液・クリームには、肌に油分・保湿成分を補給するほか、化粧水の蒸発を防ぐ「フタ」としての役割があります。
乾燥肌の人が乳液・クリームを選ぶのであれば、化粧水同様セラミドやヒアルロン酸など保湿成分を多く含む製品を選ぶのがおすすめです。特に油溶性のセラミドは油分を多く含む乳液やクリームとの相性がよい成分です(※5)。肌のうるおい成分の約半分を占める成分なので乳液・クリームで積極的に補っていきたいですね。

乾燥肌対策ですっぴんに自信を

保湿はスキンケアの基本です。私たちの肌はつねに紫外線や外気の乾燥、エアコンなど乾燥の原因にさらされています。そのため少し油断すると肌からうるおいが失われてしまいがちです。肌の乾燥はニキビやシミ、くすみなどさまざまな肌トラブルを引き起こします。日頃のお手入れを徹底して肌を乾燥から守りましょう。肌がうるおうとキメも整い透明感も出ます。肌をみずみずしい状態に保つことで、自分のすっぴんに自信が持てるようになりますよ。

※1http://www.skincare-univ.com/article/000027/
※2http://www.aizawa-hifuka.jp/acnecare/acnetrouble/skin-type/dryskin/
※3http://www.skincare-univ.com/article/000371/
※4『いちばんわかるスキンケアの教科書』(高瀬聡子、細川モモ/講談社)
※5http://www.skincare-univ.com/article/031220/

ライタープロフィール

【ponapona】
20代前半体調を崩したのをきっかけに、美容と健康に関心を持つ。大学卒業後、司法書士事務所のアルバイト等を経てライターに。
美容・健康ジャンルを中心に幅広く執筆中。特にインナービューティーやスキンケア、フィットネス、脱毛の話題を得意にしている。
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