知ってて損しない!バドミントンの深い話

2016年8月4日

学校教育の現場でも、体育の授業として導入されているバドミントンは、多くの人が親しんだことのある競技ではないでしょうか。日本では羽球と呼ばれるバドミントンは、1800年代のインド人が行っていたプーナという遊びを、インド帰りのイギリス人が改良して世の中に広めたとされています。植民地支配などの歴史的背景がバドミントンの後ろにはあり、考え出すとなかなか奥が深いスポーツと言えることでしょう。
それでは、バドミントンの興味深い世界へと一歩足を踏み入れてみましょう!

ユニークな球を持つ球技

バドミントンの最大の特徴は競技に使われる球で、シャトルコックと呼ばれるガチョウの羽がついた半球状のコルクは、球技とは思えないような独特の形をしています。コルクの方が羽よりも圧倒的に重いために、コルク部分を打った球が相手のラケットに届く頃にはきちんとコルクが下を向くという特徴があります。現在はプラスチックで作られた羽を使ったシャトルコックが広く普及していますが、公式戦には天然の羽を使用したものしか使われません。天然の羽にはそれぞれ大きさや重さに違いがあるため、シャトルコックにはきちんとした規格があります。羽の枚数は14〜16枚で重さは5gほど、縦の長さはおよそ8cm以下など、シャトルコックの形状や重さで試合が不利にならないようにきちんと配慮されています。

球技の中でも突出した初速を持つ

球技にはバッドやラケットなどの道具を使ったものも多くありますが、打球の初速が最も早い競技はどれなのかご存じでしょうか。野球やテニス、ゴルフなどさまざまなものを思い浮かべたかもしれませんが、実はバドミントンが球技の中で最も早い初速を持つのです。意外に思われる人も多いでしょうが、それもそのはずです。バドミントンのシャトルコックの初速はおよそ時速500km以下というギネスブックにも載るほどのスピードですが、相手に到達する頃にはかなり減速しているからです。いくら空気抵抗を受けるとはいえ初速と終速の差が激しいのは、バドミントンという競技をユニークなものにしている所以です。

まとめ

バドミントンは老若男女問わず楽しめるポピュラーなスポーツですが、同時にシャトルコックなどにまつわるさまざまな深い話があります。バドミントンをプレイする際にはまじまじとシャトルコックなどを観察してみると、バドミントンの新たな魅力の発見とともに愛情が増すかもしれません。

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