アウトドアグッズは防災用にも!活用のコツについて

2016年8月4日

普段、キャンプやハイキングを楽しんでいる方はアウトドア向けのグッズを豊富にお持ちなのではないでしょうか。使わないときは押入れの奥にしまいこんでいる方が多いかもしれませんが、アウトドアグッズは災害時にも効果を発揮します。ここではアウトドアグッズを活用した防災への備えについてご紹介します。

枕元に備えておきたいもの

夜間の就寝中に地震が起きた場合、ベッドの棚の上に必要なものを置いておくとすぐに使えて便利です。アウトドアグッズの中で、枕元に置いておきたいものとして、ヘッドライトとホイッスルがあげられます。暗い中で行動するためには明かりが必要ですが、ヘッドライトは頭に装着すると両手が空くため避難するときに便利です。また、就寝中に地震が起きると、棚やタンスなどの家具が倒れて下敷きになるケースも多くみられます。周囲の人に居場所を知らせることができるよう、枕元にホイッスルを置いておくと心強いものです。

持出し用リュックに入れておきたいもの

持ち出し用リュックには、普段アウトドアで用いているサブザックを利用するとよいでしょう。リュックの中には野外で使っているラジオを入れておくと、停電しているときでも情報を入手することができます。また、アウトドア用の下着は保温性が高く、水に濡れても体温が奪われにくい工夫がされていますので、着替え用としてまとめておくと雨天時にも安心です。さらに、セパレートの雨具は屋外での作業がしやすくなりますし、エマージェンシーブランケットはコンパクトでありながら当面の寒さをしのぐのに効果的です。

車の中や外物置に保管しておきたいもの

持ち出し用のリュックの中にかさばるアウトドアグッズを収納することは難しいものです。しかし、災害時に避難生活が長引いた場合、ぜひ活用したいものもあります。避難時に住宅代わりとして使えるのがテントです。安全な場所でテントを張ると手足を伸ばして眠ることができるので、体が休まります。エアーマットや断熱マットも一緒に取り出せるようにしておくと、居住性がさらに高まります。テントと一緒にシュラフとシュラフカバーも置いておきたいものです。シュラフカバーは夜露でシュラフが濡れるのを防ぎますので、晴天時でもセットで使うのがおすすめです。テントやシュラフなどは押入れの奥にしまいこんでしまうと、いざという時に持ち出せない可能性がありますので、比較的取り出しやすい車のトランクや外の物置などに収納しておいてはいかがでしょう。

まとめ

アウトドア用品は何もレジャーだけに活用できるものではありません。いつ災害に見舞われても対応できるように、アウトドア用品の用意を考えてみてはいかがでしょうか。

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