ロードレース初心者必見!ロードレースの楽しみ方3選

2016年8月4日

ロードバイクに乗り始めて、ロードレースに興味が出てきた、という人もいるのではないでしょうか。とはいえ、ロードレースは日本ではまだまだマイナーなスポーツ。基本的なルールからレース形態まで、これさえわかればレースが楽しめる!そんなロードレースの基本を紹介します。

レースにはステージレースとワンデイレースの2種類がある

まずはレースの形態から紹介しましょう。ロードレースでは主に2種類のレース形態が存在します。1日限りで優勝者を決める、ワンデイレース。その日一番早かった人が優勝ですから、これはわかりやすいですよね。数日から数週間にわたって走り続け、最終的にもっともタイムが短かった選手が総合優勝となる、ステージレース。世界で最も有名なロードレース、ツール・ド・フランスは後者に位置付けられます。
このステージレースが、初心者にとっては曲者。1日に走る区間はステージと呼ばれ、各ステージの勝者は、区間勝利者として表彰されます。それとは別にレース全体の総合優勝者も存在します。これはすべてのステージを通して、一番早かった人を表彰するもの。ツール・ド・フランスを例に挙げていえば、全21ステージすべてを走りきった時に、各ステージのゴールタイムを足した結果、もっともタイムが少なかった人ということになります。総合優勝者にはマイヨ・ジョーヌと呼ばれる黄色いジャージが与えられ、これを獲得することが多くのチームの目標です。総合優勝争いは時にコンマ数秒の差となることもあり、そのタイム差をめぐる駆け引きが、ステージレースの醍醐味なのです。

チームにはエースとアシストがいる

ツール・ド・フランスのような世界的なステージレースに出場するのは、世界に数多くあるロードレースチームのうち、上位20チーム前後に限られています。1チームは基本9人で構成されており、チームごとにゼッケンが与えられています。例えばAチームは11〜19番、Bチームは41〜49番といったように。
さて、チームの中にはエースと呼ばれる選手と、アシストと呼ばれる選手がいます。エースは一桁目が1のゼッケンをつけています(先の例でいえば、11番と41番)。エースの目的はレースに勝つこと。残りの選手はアシストと呼ばれ、エースが勝つためにあの手この手でサポートします。

ロードレースは規律とチームワークのスポーツです。最終的な勝者はたった一人ですが、その一人を勝たせるために、チームが一丸となってレースに挑みます。同じレースを走りながら、すべての選手が目標を同じにするわけではない、この曖昧さ。これこそがロードレースを魅力あるものとする要因ではないでしょうか。

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