働きながら資格を取るときに気をつけたい3つのこと

2016年8月15日

資格試験を受験する人の中には、働きながらの挑戦となる人もいるでしょう。その場合、仕事の合間を縫って勉強をしなければなりません。加えて資格試験はときに、1年以上にも渡る長丁場の戦い。モチベーションの維持や計画性も大切な要素になってきます。そこで、資格試験に挑戦するにあたって、気をつけたいことを紹介します。

必要な時間を割り出し、スケジューリングする

対象となる資格によって、どれくらいの勉強時間が必要かは変わってきます。200時間ほど勉強すれば良いものもあれば、2,000時間の勉強でも合格できない難関資格も。まずは自分が目指す資格合格のために必要な勉強時間を割り出し、試験日までに残された時間で割ってみましょう。そうすれば1日に必要な勉強時間が割り出せるはずです。合格までには毎日どれだけの積み重ねが必要なのか、可視化・具体化することで、目標が立てやすくなるでしょう。

忘却曲線を理解する

試験勉強には多かれ少なかれ、覚えることが必要不可欠。ですが人間は、勉強した1時間後にはすでに半分以上のことを忘れてしまっています。1日も経てば、昨日学んだことのほとんどを覚えていない、そんな忘れっぽい生き物なのです。勉強したことを記憶として定着させるためには、そんな人間の特性をきちんと理解する必要が有ります。忘却曲線とは、人間の忘れっぽさをグラフで示したもの。定期的な復習によって記憶が強化されることも示されています。具体的には勉強した1時間後、1日後、3日後、1週間後…と適切な間隔をあけて復習すること。忘却曲線を意識して勉強するだけで、記憶への定着率はぐっと上がることでしょう。

予定通りにいかないのが当たり前!

せっかく勉強のスケジュールを立てていても、思い通りにいかないことはたくさんあります。試験までの長丁場、途中で急な予定が入ったり、体調を崩してしまったりすることもあります。社会人の場合、仕事の付き合いもあるでしょう。予定通りにいかないことがあると、「もうダメだ」と自己嫌悪に陥ってしまい、その後の勉強まで止めてしまう人がいます。ですが人生山あり谷あり、予定通りにいくほうが珍しいのです。多少予定通りにいかなかったからといって落ち込んでしまうのではなく、「こんなこともあるさ」と構えることも試験勉強には必要でしょう。心配性でついつい悲観的になってしまう人であれば、スケジュールに余裕を持たせることで、多少のブレには動じないようにしたいですね。長い試験勉強を乗り切るためには、モチベーションの維持は非常に大切な要素です。

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