毎日使う基礎化粧品は、実に多くのメーカーから商品が販売されています。色々な基礎化粧品を試しているものの、気に入ったものに巡り合えないという人も少なくありません。まずは肌に負担をかけない商品について確認しておきましょう。
年代によって選ぶ
どのような基礎化粧品でも、幅広い年代に対応しているというものはほとんどありません。例えば、10～20代は皮脂の分泌量が活発で吹き出物ができやすいですが、ターンオーバーは正常です。このようなときには、肌の負担の少ない洗顔料を使ったり、保湿重視であまり肌を甘やかさないようにします。一方、30～40代は乾燥や化粧品による化膿などが気になる年代ですので、保湿をしっかりとるとともに、低刺激のタイプを選ぶのがおすすめです。50代になると、シミやシワが増えますしターンオーバーも衰えがちですので、肌のサイクルを正常化するものや美白効果のあるもの、アンチエイジングタイプの化粧品などを選ぶようにするとよいでしょう。
万能タイプは存在しない
基礎化粧品を頻繁に変えている人の中には、誰にでも効果が期待できる万能な化粧品を求めている傾向があります。しかし、使用する人の肌質が千差万別であることから、誰にでも合うものは存在しません。実際に使用したユーザーの評価を参考にするときには、自分と似た肌質の人の意見を重点的にチェックするとよいでしょう。自分の肌タイプをよく知っておくと、自ずから乾燥肌用、脂肌用、混合肌用、普通肌用のいずれが適しているかがわかってきます。これに加えて、収れん作用、美白効果、アンチエイジング、肌サイクルの正常化、紫外線防止などの気になる機能がついているものを選ぶと、まったく肌に合わないといったトラブルは避けることができます。
価格よりも素材
高い化粧品は効果が期待できると考えている女性は少なくありません。しかし、実際の基礎化粧品のコストはそれほど高額ではなく、商品開発にかかった費用やパッケージ、広告費などをのせることによって高額になっているという現状があります。そのため、必ずしも高額な化粧品が高い効果を得られるというわけではありません。むしろ、肌に良いといわれている成分がどれくらい配合されているかが重要になってきますので、自分に合っている基礎化粧品の原材料はきちんと確認しておくとよいでしょう。また、最終的には実際に使ってみて、肌に合うかどうかを判断することになります。興味のある基礎化粧品は、トライアル品を試してみるのもよいでしょう。
