食事は、美容においても健康においても非常に重要です。きれいになりたい、すっきりと痩せたいとお考えならば、まずは食事の栄養バランスを心がけましょう。その際、いくつかのポイントに注意すると、さらに食事の効果が現れやすくなります。
良質な栄養素
バランスの良い食事とは、栄養素が偏ることのない食事です。しかし、同じ栄養素でも、質の良いものを選ぶことでさらに美しさに磨きをかけることができます。例えば、炭水化物を選ぶとき、小麦よりも米の方が太りにくいといわれていますが、色で分類すると、白い食材よりも茶色の食材の方が食物繊維やビタミン、ミネラルなどを多く含んでいます。そのため、白米よりも玄米、うどんよりもそばを好んで食べるとよいでしょう。たんぱく質の場合には、アミノ酸スコアを参考にすると筋肉を作りやすくなりますし、脂肪の場合にはトランス酸を避けて、オメガ3が多く含まれているものを選ぶことによって、同じ油脂類でも健康面でのリスクを抑えられます。
食品の色と種類
栄養バランスといっても、栄養価の勉強をしていない人にとってはわかりにくいものです。このようなときには、食材の色をカラフルにすることから始めましょう。野菜類に代表される緑、果物等で見られる赤、卵などの黄色、主食の白、海藻等の黒、たんぱく質の茶色と、色数を増やした献立を考えることでバランスもとりやすくなります。また、使用する食材は、一日に30品目を目標に使いましょう。同じ栄養素に分類されるものでも、異なる食材を使うことでほかには含まれていないビタミンやミネラルなどを摂ることができます。食材が豊富で見た目にも華やかな食事を腹八分目で食べるようにすると、カロリーの摂りすぎになることもほとんどありません。
目的に応じた食事
食品の中には、様々な効果が期待できるものがあります。例えば、シミやシワなどが気になるときには、美白効果が期待できるビタミンCや肌の再生を促すビタミンB、Eを多く含む食品を食べるとよいでしょう。血液をサラサラにする食品、抗酸化作用のある食品、脂肪燃焼効果を高める食品など様々なものがありますので、気になるポイントに適応した食材を取り入れてみることをお勧めします。この時、栄養バランスにも注意して、偏った食事をしないことが、食品の持つ効果をより高めることにつながります。逆に、外食は塩分や添加物、トランス酸脂肪などの健康や美容に好ましくないものが含まれていますので、基本は外食より自炊にする方が良いでしょう。
