働く女性必見!忙しい仕事の合間でも効率よく英会話の勉強をする方法とは?

2018年1月28日
働く女性必見!忙しい仕事の合間でも効率よく英会話の勉強をする方法とは?

仕事面でのスキルアップや「英語を話せたらかっこいい!」といった憧れなど、人によって理由はさまざまですが、大人になってから英会話を学びなおしたいと考える人は少なくありません。しかし、英語力を身に付けるためには、毎日継続して勉強する必要があるのに対し、仕事が忙しいとなかなか英語を勉強する時間やモチベーションを保つのは難しいものです。そこで、この記事では忙しい女性におすすめの英会話勉強法を紹介します。

日本はほかの国と比べて英語力が不足している

日本では、中学から高校までの6年間で1,000時間~1,500時間ほど英語の授業に時間をかけています(※1)(※2)。しかし、それだけの時間を英語学習に割いているにもかかわらず、平均的な日本人の英語力は世界的にみるとかなり低い水準にあります。

たとえば、2010年のTOEFL(iBT)スコアを国別でみてみると、日本の全体順位は163カ国中135位で、アジア内でも韓国(9位)や中国(16位)を下回る27位です(※3)。また、2016年のTOEFL(iBT)スコアをみると、日本はリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングのなかで、特にスピーキングのスコアが低く、アジア内でのスピーキングスコア順位はなんと最下位でした(※4)。この結果から、日本人は英語力のなかでも特に「話す」力が備わっていないことがわかります。

時間をかけても話せない… 日本人の英語スピーキング力が伸びない3つの理由

日本人が、英語学習に多くの時間をかけてもなかなか英語力が身に付かないのには、大きく3つの理由が考えられます。まず1つ目は、スピーキングにかける時間の比率が圧倒的に足りないからです(※5)。中学や高校では、毎日のように英語の授業が組み込まれていますが、受験に向けた読解力(リーディング)を身に付けたり、文法をインプットしたりする時間に比重が置かれる傾向にあります。

また、授業やテストでは日本語を忠実に英語へ訳すことに重点を置かれているケースが多く、「正しく訳さなければならない」という気持ちを自然と植え付けてしまいます。その結果、間違いを恐れずに発言する精神が育ちにくくなってしまうのです。

2つ目は、日本人には発言に消極的で、間違うことを恐れやすい性格の人が多いためです。間違いを恐れる性格だと、「文法や発音が正しくなければ話したくない」と思いがちになり、発言のタイミングを失いやすくなってしまいます。スピーキング力は回数を重ねることで上達していくため、発言タイミングの少ない人は上達が難しいのです。

3つ目の理由としては、受験や入社、キャリアアップの際にTOEICスコアを重視される機会が多いためです。TOEICは受験者の英語力を客観的に判断できるとても便利な試験ではありますが、TOEICにはリスニングとリーディング試験しかありません。さらに、巷ではTOEIC試験で高スコアを取るために、英語力を磨くものではなく試験問題攻略や裏ワザを覚える勉強法が少しずつ浸透しています。そういった対策の成果でスコアは高くなっても、肝心な英語力は身に付きません。その結果、スコアは高くても実際の英会話はスムーズにいかない人が多いのです。

英会話教室や独学では英語力が身に付きにくい?

スピーキング力を上げるためには、積極的に英語を話す場を設けることが大切です。一般的に英語を話す場として考えられるのは、英会話教室に通うか、CD音声付きの参考書を購入して独学で学ぶ方法があるでしょう。しかし、両者ともにデメリットが存在します。英会話教室に関しては、じっくり英語を吸収しにくく、急な仕事で教室に通えなくなる場合に授業1回分損をしてしまう、料金が高いなどといった難点があります。英会話教室は、同じように英語を学びたい人たちが集まるため、学習のモチベーションの維持にはぴったりです。しかし、ほかの生徒がつまずいたら授業が進みませんし、反対に授業のレベルについていけずに質問しにくい場合もあります。

また、大手英会話教室の料金相場は1レッスンあたり約3,000円で、少人数レッスンの場合は約4,000円、マンツーマンレッスンだと6,000~1万5,000円ほどの料金がかかるとされています(※6)。一方、独学の場合は費用をかなり安く抑えやすく、自分の好きなときに勉強できるというメリットがありますが、モチベーションが下がって継続しにくい点や、実践的なコミュニケーション力を身に付けにくいという点がデメリットとして挙げられます。こうした点を踏まえてみると、実践的な英語を身に付けたいと考えている社会人にとって、英会話教室と独学いずれの方法も継続には難しいといえるでしょう。

働く女性は忙しい!隙間時間に勉強するならオンライン英会話がおすすめ

仕事で忙しいからこそ、隙間時間や自分の好きな時間で自由に、そして効率よく英語を勉強したいもの。そんな願いを持つ人にぴったりなのが、オンライン英会話を活用した英語学習です。オンライン英会話とは、パソコンまたはスマホを使って、英語のネイティブスピーカーとオンライン上で会話ができるサービスです。

世界中の講師とつながっているので、夜遅くに帰宅したときでも勉強ができますし、ネット環境があればどこでも予約して英語を学べるので、休憩中に少しだけ勉強したいということも可能です。また、オンライン英会話にかかる費用は月額5,000円前後が相場となっているので、英会話教室と比べてもリーズナブルで続けやすいのもうれしいポイントです。そのほかのメリットとしては、基本的にマンツーマンレッスンなので、リスニング力もスピーキング力も身に付きやすい、講師と相性が合わないと思ったら気軽に講師を変えることができるなどといったポイントが挙げられます。(※7)

自分のライフスタイルに適したオンライン英会話を見極めよう!

働く女性は急な予定変更があるなど、なかなか予定通りに英語の勉強スケジュールが組みにくいもの。そのため、オンライン英会話を選ぶ際には、次に挙げる2つのポイントを意識してみましょう。1つ目は、授業の直前でも予約が取れるかどうかです。たとえば、帰宅後に「10分後のレッスンに参加したい!」と思っても、サービスによっては予約時間が締め切られているものもあります。自分がやりたいと思ったときに、スムーズに勉強できることはモチベーションのアップにつながるので、予約がしやすいかどうかはとても重要なのです。

2つ目は、授業のキャンセルや予定変更がしやすいこと、また、それによるペナルティがないという点です。オンライン英会話のなかには、授業予約をキャンセルすることでポイントが全額返ってこないなどのペナルティを設けているところもあります。そのため、特に予定が急に変わりやすい職種の人は、授業予定を変更しやすいかどうかもしっかり見極めましょう。

私たち日本人が日々新しい日本語を吸収するのと同じように、英語の勉強は終わりがなかなかありません。少しでも英語を身に付けるためには、できるだけ毎日オンライン英会話を使って、短時間でも英語を話してみることが大切です。仕事があると忙しいですが、隙間時間をうまく活用して英語の勉強を始めてみてください。

▼参考サイト
※1.【RareJob English Lab】「学校英語は使えない」「受験英語では話せない」について。
※2.【ENGLISH TUTORS NETWORK】英語の習得に必要な学習時間
※3.【DIAMOND online】アジアで最下位!なぜ日本は「英語が話せない」国なのか?
※4.【TOEFL iBT Tests】2016年国別スコア →14ページ
※5.【たかが英語されど英語おとなの英語習得法】Q. 中・高6年間英語を勉強したのに話せない理由?
※6.【みんなの英語広場】高い?安い?大手英会話教室の料金相場(2017年版)
※7.【価格.com オンライン英会話】オンライン英会話とは?

ライタープロフィール
ゆり
【ゆり】
大学卒業後、新聞社で外勤記者として社会系の取材を重ねる。

現在はカナダで2年間の駐在生活をしており、フリーライターとしてライフスタイルやキャリア、食・栄養、海外生活の実体験ルポなどのジャンルを執筆。

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