すっかり元気になりました!宮城の新スポットを巡ろう

2016年7月11日

宮城県と聞いて思い浮かぶものは何でしょう。仙台七夕に牛タン、伊達政宗に楽天イーグルスのほか、松島や蔵王といった観光地が有名ですね。ですが、いまだに東日本大震災の強烈な印象も記憶に残っているのではないでしょうか。復興途中ではあるものの、元気を取り戻した宮城県は新たな見どころも登場しその魅力を進化させています。

ここでしかできない体験が見つかる!三陸エリア

岩手県から宮城県北部まで広がる入り組んだ海岸線は、世界的にも珍しい地形のリアス式海岸として知られ指折りの漁場でもあります。先の震災では甚大な被害を受けましたが、粘り強い東北人のこと、へこたれることなく少しずつ復興を進めてきました。
女川町の「シーパルピア女川」は飲食店や雑貨店が集まる商業施設。その中の「みなとまちセラミカ工房」では、女川の風景などをデザインしたスペインタイルの絵付け体験ができます。女川水産業体験館「あがいんステーション」はカキやホタテの水揚げや調理体験も行っています。三陸エリアには震災をきっかけに立ち上げられたものづくりプロジェクトが盛んです。手編みのフィッシャーマンズセーターも、高額ながら全国から注文が舞い込み話題となりました。震災で被災した大漁旗をアクセサリーに加工するブランドも石巻にあります。三陸ではほかではない温かみのある手作りの雑貨と出会えます。
フカヒレで有名な気仙沼ではカフェブームが起きています。K-portは俳優の渡辺謙さんが仲間といっしょにスタートさせたお店です。海を眺めながらのコーヒーは格別です。
今の三陸は、新しいことを楽しんでしまおうという活気に溢れています。もちろん、とびきりの海の幸も待っています。復興応援などと堅苦しく考えず、足を運んでみてはいかがでしょうか。

仙台エリアも新しい魅力が次々と登場

日本一高いと揶揄される仙台市営地下鉄は今まで南北を走る1路線しかありませんでした。ようやく2路線目の東西線が開通し、他所からやってきた人に「何線に乗って…」と説明することができるようになったのは仙台人のひそかな喜びのようです。観光目的でも、動物園や政宗像のある仙台城址にもアクセスしやすくなりました。
観光スポットとしては2015年の夏にオープンした「仙台うみの杜水族館」が、仙台の新名所として人気を集めています。これまで地元民の遠足やデートスポットとして定番だったマリンピア松島水族館が被災し閉館したことを受けて、新設された水族館です。三陸の海を再現した大水槽やイルカやアシカのショーは必見です。マリンピアからやってきた生き物も多く、被災した人たちもその姿に勇気づけられました。近くには三井アウトレットモールもあるので、一日中遊べますよ。

まとめ

震災で被災した三陸海岸には新しいスポットがぞくぞく登場。ものづくりプロジェクトが立ち上げられて、オリジナル性のある手作り雑貨が人気を集めています。仙台では被災した水族館がパワーアップして新設されました。三陸の海の様子が再現された大水槽は是非とも見ておきたいところです。

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