中国・韓国旅行でしたいこととは?日中韓の文化の違いを比較する旅がお勧め

2016年8月4日

海外と言われて思い浮かぶのは、日本から遠く離れたアメリカやヨーロッパなどかもしれませんが、お隣の韓国や中国も忘れてはならない国々です。日中韓の文化は似ているとよく言われますが、本当に似ているのでしょうか?

中韓と日本の文化は実は似ていない?

海外旅行の醍醐味と言えば、自国の文化と現地の文化の違いを楽しむことでしょう。日本の文化の多くはインドや中国に起源を持っており、それが中国・韓国を経由して日本に来たため日中韓の文化は根底の部分では似ています。しかし、日本には多くの独自の文化と呼ばれるものがあり、きっかけは中韓からの輸入品であっても、それを自分たちに合うように改良していったという歴史があります。そのひとつの例に陶器が挙げられるでしょう。
日本には縄文土器など独自形を持った土器がありましたが、弥生時代に入ると大陸から持ち込まれた弥生土器に押され、最終的には弥生土器の流れをくむ土師器や須恵器に取って代わられます。その後わび・さびという概念が作られて焼き物にも反映されるようになりました。わび・さびは他国の人が理解しようと思ってもなかなか理解できないものであり、日本の文化はわび・さびでできていることからも、出発点は同じでも到達点は中国・韓国とは異なることが分かります。
海外旅行で中国や韓国に行った際には、博物館などに行って考古物をよく観察してくると面白いかもしれません。日本の考古物と似ているものを多く見つけられるでしょうが、時代が新しくなってくるごとにはっきりとした違いが見て取れるようになり、大変興味深い体験ができます。

日本から中韓へ行くお得な方法とは

距離が近いこともあってか国内線を利用するよりも安く渡航できる場合がある両国ですが、日本からの旅行客よりも、韓国や中国から日本を訪れる旅行客の方が増加率は高くなっているようです。中国人による爆買いが、その典型的な例と言えるでしょう。
中国人が日本へ爆買いにやって来る背景には、中国の景気が上向きになっていることと、円安の影響で外国人が日本を訪れやすくなっていることです。円安は裏を返せば日本人にとって海外へは行きづらいということなので、日本国内から中韓への観光客はここ数年減少しているようです。但し、2016年に入り株価の動きや円高に傾いていることなどを背景に旅行客の動向は変化を見せつつあるとも考えられます。統計によると2010年以降日本から中国への旅行者数は緩やかに下降して行っています。しかし、一方で2008〜2009年も旅行者の数は比較的少ないことから、結局は増減を繰り返していると言えます。同じ旅行へ行くにしてもお得に行きたい場合は、時期を見極める必要があります。

まとめ

韓国と中国への旅行へ出かける人の多くは、ショッピングやグルメが中心になってしまいがちですが、文化を見に行く旅も面白いことでしょう。

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