建物が生まれ変わる?リノベーションについて紹介!

2016年8月4日

リノベーションとは、建物を改修して機能面や資産価値を向上させることです。リフォームと違って原状回復を目的としておらず、さまざまな理由で行われます。
そこで今回は、リノベーションを行う理由やその効果について紹介します。

中古住宅を理想の住まいに

新築物件は購買のチャンスを増やすため、一般受けしやすい造りになっていることが多いです。そのため、内装や構造にこだわりがある人にとっては物足りないことがあります。そのような場合は中古住宅を購入して、リノベーションすれば良いのです。体が不自由な場合はユニバーサルデザインにしたり、防災意識の高い人なら耐震性を高めたりするなど、工夫次第で自分の理想の住まいにできます。
もちろん注文住宅を建てれば、新築で理想の住まいを手に入れることも可能です。しかし中古住宅を購入してリノベーションする方が、新築を建てるよりコストを抑えやすいのです。

一世帯住宅を二世帯住宅に

二世帯住宅を手に入れるには、現在の住宅をリノベーションするのがおすすめです。二世帯住宅へのリノベーションでは、二世帯が住めるように間取りを全面的に見直します。部屋数や床面積の変更も行うので、大規模な改修を行うことになるでしょう。二世帯の生活空間を分けるパターンと共有空間を設けるパターンがあります。前者は玄関を左右に用意して、内部も独立させるのが一般的です。後者は寝室を別にしますが、キッチンやリビングなどは二世帯で使用できるようにします。
家庭を持った子供と一緒に、二世帯住宅に住みたいと思う親は少なくないですよね。しかし高齢の親は、住み慣れた地元から離れることに抵抗を感じることもあるでしょう。現在の住宅をリノベーションすれば、不慣れな土地に引っ越す必要はありません。

用途変更を行う場合も

建物の用途を変更するリノベーションをコンバージョンといいます。コンバージョンでよく見られるのは、元の建物の特徴を活かすパターンです。たとえば、倉庫を喫茶店として再生するケースが近年増えています。倉庫が持つ無骨さをそのまま残すことによって、西部劇に出てくるようなレトロな雰囲気を演出できるのです。
また工場をオフィスにコンバージョンするケースも見受けられます。工場の開放的な空間を活かして、各従業員が作業に集中できる広いデスク周りを確保できることがメリットです。

リノベーションによって建物は生まれ変わります。しかし大規模な改修を行うことになるので、注意しなければならないポイントも多々あります。構想段階から施工会社に相談してアドバイスを受けた方が、より理想的な建物を実現しやすくなるでしょう。

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