土地を高く売却するために!これだけは外せない仲介業者の選び方

2016年8月4日

先祖代々受け継いてきた土地でも、さまざまな理由があって手放さなくてはならないことがあります。そして、どうせ手放すなら少しでも高い値で売りたいものです。その際、鍵を握るのが仲介業者の存在です。土地売買の仲介をする不動産会社なんてどこを選んでも似たようなものだと思っていませんか?しかし、それは大きな間違いです。実際は依頼する業者によって売却価格はかなり変わってきます。そこで、土地を高く売るための仲介業者の選び方について解説していきます。

土地の査定は必ず複数の業者に依頼

土地を売る際に絶対にしてはいけないのは、最初に訪れた不動産会社で仲介を依頼してしまうことです。その業者が土地の相場を把握していれば良いのですが、そうでなければ大きな損をする結果になりかねません。まずは、複数の不動産会社に査定を依頼してその結果を比べてみる必要があります。そうすると、意外と査定額に開きがあるものです。これは業者によって力を入れているエリアとそうでないところがあるからです。いくら不動産を専門にしているとはいえ、なじみの薄い土地では精度の高い査定額は導き出せません。そして、それを見極めるために複数の業者に依頼をするのです。各業者の査定が出そろえば、全体の平均価格を計算してみてください。仮にそれをあなたの土地の相場とします。その際、相場よりも極端に査定価格が低い業者は論外ですが、極端に高い値をつけた業者も要注意です。査定額というのは、このくらいの値段で売りに出せば、そう待たずに買い手が現れるだろうという業者による予想価格であって、決して業者がその値段で買い取ってくれるわけではありません。もし、業者が的外れな判断で高値をつけていた場合は、いつまでたっても土地が売れないという羽目になってしまいます。そこで、飛び抜けて高い査定額を提示してきた場合は、なぜその価格になるのかを業者に尋ね、納得のいく答えが得られるかを確認しましょう。

大手業者と地元密着型の比較

査定額だけでは依頼する仲介業者を決められないときは、全国に名が知れた大手不動産会社か、地元密着型の中小不動産会社かで判断する方法もあります。前者の場合は、全国に店舗を持っているので、そのネットワークを利用して情報を広く流せるという強みがあります。また、土地を購入する方も名の知れた業者だという安心感があり、契約がまとまりやすいのも大きなメリットです。その反面、地域の土地事情には疎く、また安めの価格で早く売却してしまおうとする傾向があるのがデメリットだと言えます。一方、後者は地域の土地事情と取引情報に通じているので、精度の高い査定額と予想売却期間を導き出せます。その代わり、大々的な広告は打てないことが多いため、全国から広く購入希望者を集めることが難しくなります。以上から判断すると、人気の高い場所にある土地や広大な土地は県外からでも購入希望者を見つけやすいので、全国に情報網を持っている大手不動産の方が有利です。一方、狭い土地や田舎の土地は全国的に呼び掛けても買い手が見つかりにくいため、地域情報に通じている地元不動産業者に依頼した方が良い結果を期待できます。しかし、最終的な決め手はその業者や担当が信頼できるかどうかです。よく話し合いをした上で、親身になってくれるか、こちらの利益を考えていろいろなプランを提案してくれるかなどをチェックしてみてください。

まとめ

土地の売却は業者を総合的に判断して、最も魅力を感じた業者を選ぶことにより、希望に近い条件で土地を売れる可能性も高くなるでしょう。そのためには直ぐに業者を決めずにじっくりと比較することが大切ですね。

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