笑顔で你好(ニーハオ)!奥の深い中国語の世界

2016年8月15日

世界最大数の人口を誇る中国とシンガポールの公用語である中国語。現存する世界最古の言語であり、第二言語として使用する人も合わせると全世界で14億人の人々によって話されていると言われている言語です。文字はすべて漢字表記で表されるので、日本人にとっても親しみやすい言語といえます。中国語の標準語は「普通話(プゥトォンホァ)といわれ、普通話が日本人のイメージする標準的な中国語です。では日本語や英語といった他の言語と違う中国語には、どのような特徴があるのでしょう。

日本の漢字と微妙に違う?中国語の漢字「簡体字」

中国語で使用される文字は「簡体字」と呼ばれています。簡体字は正確に中国語で表記すると「简体字」となります。中国語と日本語は同じ漢字を使う言語ですが、「簡体字」と「简体字」のように、中国では日本とまったく同じ漢字を使うわけではありません。例えば日本語の漢字の「話」は中国では「话」、「書」は「书」、「車」は「车」と中国語は画数が少なくなる漢字が多いです。「音」や「文」といった漢字は中国でも日本と同じものが使われています。

中国語を学ぶ時に出てくる「ピンイン」ってなに?

中国人が話す際のあの独特の発音は、中国人以外の人間が真似て話してみると非常に難しいものです。中国語は同じ言葉でも発音の高さ低さで意味が変わり、この発音の高さ低さを「声調」といいます。声調には4つの種類があり、その4つはそれぞれ一声、二声、三声、四声と呼ばれています。その声調は、アルファベットを使った発音記号「拼音(ピンイン)」 を見て覚えます。ピンインはアルファベットのため漢字になじんでない欧米人は、中国語を学ぶ際、読み書きよりピンインを見て覚えることが多いです。

中国語を話すのが上手になるには?

中国語を勉強していると、日本語より発音に幅があるため中国語を話せるようになるにはひと苦労します。中国語を話せるようになる練習法、それは中国人の話し方の真似をすることです。デタラメな中国語をベラベラ喋って笑わせるお笑い芸人などがいますが、あれは中国映画をみて話しかたを研究したそうです。中国人の実際に話している声をよく聞いて、自分でも真似をして口に出してみましょう。話していくうちに発音のコツを覚えられるかもしれません。

中華料理だけじゃない?中国語の奥深さ

日本にはたくさんの中華料理屋があるように、中国という国は日本人にとてもなじみ深い国です。しかし日本と同じ漢字を使う言語でありながら、日本語より話すのが難しい中国語。世界最古の言語である中国語を勉強すれば、世界一人口の多い大国である中国の奥深さ、歴史をよりいっそう感じることができるはずです。

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