ドイツ語は英語の親戚!慣れればそんなに難しくない?!

2016年8月15日

外国語の代表選手と言えば世界の共通語にもなっている英語ですが、第二外国語としてドイツ語を選ぶ人も多いことでしょう。ドイツ語と英語には共通の単語が多くあり、読むだけでなんとなく意味がわかる場合もあります。しかし、発音の仕方が異なるため、耳で聞く限りは英語とは随分違う印象を受けることでしょう。今回は、英語の親戚であるドイツ語の魅力を解説していきます。

発音はローマ字読みに近い!

Aは英語読みでは「エー」ですが、ドイツ語だと「アー」と発音します。ドイツ語は英語よりはローマ字読みに近いこともあり、ドイツ語の単語のつづりをそのまま読んでもドイツ人には理解できるという、私たちにはちょっとうれしい言語と言えます。例えば、英語でもドイツ語でも駅を意味する「Station」を「スタチオン」と発音しても、ドイツ人はきっとわかってくれるでしょう。
しかし、一方でウムラウトと呼ばれるドイツ語独特のアルファベットと発音は、ドイツ語を難しくしている原因になっています。「ä」「ö」「ü」という上に点が2つ付くウムラウトは発音も難しく、習得するまでには多くの練習を必要とします。

ドイツ人の話し方は怒っている風に聞こえる?

私たちのドイツ語のイメージは、もしかしたらヒトラーの演説から来ているかもしれません。ドイツ語を怒ったような激しい口調のものと思っている場合は、かなりヒトラーの影響を受けていると言えます。確かにドイツ語は母音をきちんと発音するので柔らかい耳障りの言語とは言えませんが、普通に会話をしている限りでは怒ったような感じは受けません。

ドイツ語から来た日本になじみのある言葉

ドイツ語の単語を何も知らないと思っている人は多いかもしれませんが、意外と日本で知られているドイツ語は多くあります。典型的な例は「バウムクーヘン」で、「バウム」は木で「クーヘン」はケーキ、つまり、切り株のようなお菓子のバウムクーヘンは、ドイツ語でも木のケーキという名前なのです。その他にも、ダックスフンドの「フンド(フント)」はドイツ語で犬を意味し、「アルバイト」はドイツ語で働くことを表す動詞が由来です。「リュックサック」の「リュック」は背中や後ろという意味で、「サック(ザック)」は袋を表します。登山系の言葉には、ドイツ語が起源のものが多いという特徴があります。

英語の習得すら難しいのにドイツ語なんてもっと無理だと思っている人も、ドイツ語を習い始めると案外簡単に話せるようになるかもしれません。英語と似ている部分が多くあり、また、発音も聞き取りやすい言語なので、思い切って学習を始めてみてはいかがでしょうか。

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