自動車保険の特約を比較してみよう

2018年1月24日

自動車保険のプランを考える上で、とても悩むのが特約のことかもしれません。確かに特約の範囲はとても幅広く、しかもわかりにくい内容が含まれていることがあります。ここでは特約の内容について、特に重要なものを取り上げて簡単に解説します。更に、自動車保険を簡単に比較検討する方法も合わせて紹介していきます。

自動車保険の特約とは

自動車保険とは事故によって負った人や物に対する賠償責任を補償するものですが、他の保険と同様に様々なオプションをつけることが可能です。このオプションのことを特約といいます。特約といえば、主契約にない補償を付け加えるイメージがあるかもしれません。確かにそのような内容も多数ありますが、一方で主契約の補償内容を変更する形の特約も存在します。そのため、ドライバーは補償を厚くするために特約を付けたり、補償を簡素化して保険料を抑えたりすることができるのです。

自動車保険の特約を分類すると大きく3つのタイプがありますが、それぞれの内容をしっかり把握して自分に必要なものだけを選ぶことが大切です。そして安心で快適なドライブ生活を楽しみましょう。

オプションをつけてサービスを追加する特約とは

オプションをつけてサービスを厚くする特約は多様に存在します。代表的なものには、もらい事故であっても弁護士を使える「弁護士費用等担保特約」があります。これは自動車事故を起こした結果、裁判になったり示談交渉を行ったりするときに、弁護士を依頼する費用を補償する内容です。事故の責任が相手方にあるもらい事故の場合、こちらの保険を使うことがないのでサポートが受けられません。しかしこの特約をつけておけば、弁護士に代理交渉を依頼することができます。

また、契約者本人やその家族が所有するバイクで事故を起こした場合、生じてしまった損害を補償するのが「ファミリーバイク特約」です。バイク保険にも加入する必要がありますが、バイク事故も場合によっては大きな損害を生じることがあるため加入を検討しても良いでしょう。

更に、通勤で車を使用している人向けに「レンタカー特約」があり、保険会社によっては「代車費用担保特約」と呼ぶところもあります。事故で自分の車が使えない場合に代車費用を補償するものですが、レジャー目的のみで車を使う人にはあまり必要ないかもしれません。

補償内容を拡張する特約とは

従来の補償では不十分であるときに、補償内容を拡張する特約をつけておくと何かと都合が良いです。車両保険には免責額というものがあり、損害額が一定額以下のときは保険金が支払われない仕組みになっています。これをカバーするのが「オールリスクゼロ免責特約」です。この特約をつけることで、少しでも損害が生じたときでも自己負担なしで車を修理することができます。つまり車両保険を拡張した特約といえるでしょう。

また事故によっては、損害額が著しく高額になってしまうことが考えられます。「車両全損特約」及び「車両超過修理費用特約」では、通常の車両保険以上に修理にかかった費用を補償してくれる内容となっています。この他にも、事故で負った傷痕を形成手術で消すために必要な費用を補償する「形成手術費用担保特約」などがあります。

補償内容を絞って保険料を抑える特約とは

自動車保険の補償内容を絞ることで、保険料を抑えられる特約も存在します。例えば別途医療保険に加入しており、入院費用はそちらでカバーできそうという場合は、「医療保険金特約」を利用すると良いかもしれません。これは主契約で搭乗者傷害保険をつけているときに、補償される入院日額を下げる内容です。自分しか運転せず、人を乗せることもほとんどない場合に検討する価値があります。

通常の運転者範囲の条件年齢は、運転する人の中で一番若い年齢に合わせる必要があります。ただその年齢条件で運転するのが自分の子供以外にいない場合、保険料が割高に感じることが少なくありません。そのような場合におすすめなのが、「子供運転危険追加担保特約」です。記名保険者の子供は補償範囲にしておきながら、年齢条件を高めに設定することができるため保険料を抑えることができます。

比較検討するならば一括見積もりがおすすめです

このように自動車保険の特約には様々なものがあることが分かります。しかし、すべての特約をつけたら割高になってしまうので、自分に合った内容を比較検討する必要があるのです。ただ自動車保険にも色々な種類があるため、1つ1つを比較検討するのはとても大変です。

そこで一括見積もりができるサイトを活用しましょう。現在では、インターネット上で自動車保険の一括見積もりができるサイトが複数運営しています。このようなサイトでは大手の損害保険会社が多数参加しているため、自分に合った自動車保険が見つけやすいです。また事前に免許証や保険証券を用意しておくと、スムーズに見積もりを出すことが可能です。

見積もり依頼の手続きが済むと、早ければ数分以内にメールでその内容が送られてきます。また、保険会社によっては1週間ほどで見積もり書を郵送してくれます。手続き自体は非常に簡単なので、忙しい人でも保険の見直しができるでしょう。

まとめ

自動車保険の特約は複雑なイメージがありますが、3つのタイプにまとめてみると分かりやすいかもしれません。タイプ別に内容をチェックすれば、自分に必要な特約が見つかるでしょう。また一括見積もりサイトを活用すれば、複数の保険会社から自分にぴったりの保険を見つけやすくなります。手続きは非常に簡単ですので活用してみましょう。

▼参考サイト
※1.【ダイレクト自動車保険 乗り換え大作戦!】自動車保険の必要&おすすめ特約は2つ!弁護士&対物超過
※2.【保険ソクラテス 】幅広くてわかりにくい自動車保険の特約を噛み砕いて解説

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