どんな職場か雰囲気かわからなかったり、求人情報と仕事内容がイメージと違っていて、採用されてもすぐに辞めてしまう人がいます。しかし、単発バイトであれば、応募する側も採用する側もリスクが少なく、ハードルが低くなるメリットがあります。
なんとなく学校を卒業したけど
フリーターとして生活をしている人は、大きく3タイプに分かれます。まずは、学生時代から自分のやりたい仕事、向いている仕事がわからないタイプです。興味のある仕事内容や、自分の生活時間に合わせて働けることを重視しており、コンビニエンスストアで働いたり、仕分けや梱包などのアルバイトを選ぶようです。正社員になる意欲は高くなく、精神や体力的に楽なので、生活するためとりあえず働いているという漠然な考えをしていることがある反面、収入の少なさに対しては不満を持っています。しかし、重要ポストに就くことや責任が多くなるポストは好まない傾向があり、単発バイトでも、時間と仕事内容が良ければ引き受ける可能性が高いでしょう。
やりたいことがわからないながらも、学校の先生や親の勧めなどで学校卒業後正社員に一度はなったものの、職場環境や仕事内容、人間関係などに不満があったり、病気になってしまったりして続けられずフリーターになった人もいます。このタイプは、正社員になって肉体的、精神的にきつく辞めたケースは正社員復帰は考えにくいですが、長期入院などでやむを得ず離職した人は、仕事意欲さえあれば正社員に戻る気持ちはあるでしょう。働きやすいことや定時で帰れることができるなど、ハードルが低く気軽に仕事ができることを重視するといいです。
夢を追うタイプ
次に俳優、アーティストなどの芸能関係や、漫画家や画家などの芸術家を目指すなど夢を追うタイプです。もともと夢を追っているので、アルバイトはあくまで夢を叶えるまでの生活資金を稼ぐ方法と捉えています。時間の制限が多く、単発のバイトなど空き時間で仕事ができるものは積極的に引き受けます。夢や目標によっては、バイトに通ずるものがあり、人前で表現したい人は接客業やエキストラなどの仕事をすることがあります。シフトや時間の融通と、待遇の良さをアピールする他、夢を応援する理解ある職場というニュアンスがあると効果的です。また、過去に夢を追っていた人も働いていた実績があると、親近感や話がわかる職場と捉えやすく応募しやすくなるでしょう。
家庭の事情や経済的な問題でやむを得ず
3つ目は、親の介護が必要になったり、結婚して仕事を辞めなければならなくなった人、または転勤することを拒んだが故に職場に残ることが難しくなったなど、仕事の意欲はあるけれど、本人に意思に関係ないところで離職しなければならなくなったケースです。3つの中では仕事に対しての意欲は高く安定した仕事を望む傾向があります。本来であれば仕事を続けたかったという本人の気持ちがあるので、できれば辞めたくないという考えがあるからです。安定して長く働き続けられることが前提で、フリーターなど不安定な仕事よりも一刻も早く安心感を求めます。
将来的に正社員になるチャンスがあるなどの文言は重要で、福利厚生は仕事の内容と同じくらい大事に考えています。そのため、長期的に働いている人がどれくらいいるか、正社員になった人がどれくらいいたかなど具体的な数字があると信頼度がアップします。
単発バイトを望む人
単発バイトや期間限定のみを探す人もいます。スキー場、プールの監視員、選挙に関わる仕事などです。単発の仕事の大きなメリットとしては、その場で現金支給するケースがあることです。その日暮らしや、現金そのものが喫緊に必要になっている人などに好まれます。期間限定のアルバイトを望んでいる人は、住み込みで働くことができたり、給与が高く設定されていたりしているので、短期間でまとまったお金が必要な人などが選びます。このような人達を採用したい場合は、とにかく給与の支払いが早いことや、住むところや食事など支給されることなど、仕事の内容と同様の扱いで明記する事が重要です。年齢や経歴不問などあれば応募しやすくなるでしょう。
例外として
例外として、正社員として勤務した企業の倒産や人間関係の問題など、不本意なトラブルがきっかけでフリーターになったタイプもいます。パワハラやセクハラ、長時間の就業を経験して辞めたケースが当てはまります。正社員として働くことが苦痛で辞めたわけではないので、仕事内容には不満が無いタイプです。仕事探しをする上で重視しているのが、人間関係がいいかどうかで、ほどほどの距離感で仕事ができる環境を望んでいるようです。以前と同じ職場を選ぶ人も多く、給与面よりも安心して仕事ができることを重視しており、職種では事務職が多いです。おすすめは、会社の規模や雰囲気がわかったり、少人数の会社だということ、静かな職場など強調することです。
まとめ
バイトを選ぶ人は、自分の置かれている環境や、仕事を辞めた理由など様々あるので、考え方は十人十色です。どういう人を対象に採用したいのかを明確にすれば、重視する文言がおのずと決まってくるのではないでしょうか。
▼参照URL
https://weban.jp/contents/an_report/repo_cont/trend/20160615.html
