騒音トラブルを防ぐために!防音性の高い賃貸物件を選ぶためには?

2018年1月30日

賃貸で暮らす時に、騒音トラブルに巻き込まれることがあります。そのため、防音性の高い物件とはどのようなものか知っておくと安心です。これから、物件を選択する時にポイントとなる防音性についてご説明します。是非、参考にしてみてください。

防音性は建築構造の違いにある!

住宅の防音性は、建築構造の違いで変わってきます。音は空気が振動して伝わりますが、建築構造によって振動具合が異なるのです。一般的にマンションやアパートの建築構造は木造住宅と鉄骨住宅、鉄筋コンクリート住宅の3種類に分かれます。

この中で、一番防音性があるのは鉄筋コンクリート住宅です。鉄の棒を骨組みにしてからコンクリートを流し込んでいるので、壁の密度が高くなっています。鉄筋コンクリート住宅なら、生活音が響きにくく騒音トラブルは減るでしょう。防音性が低めなのは木造住宅で、通気性が良いため音も通りやすくなってしまいます。壁が薄い場合は、隣の部屋から音漏れやバイブレーションなどの振動が伝わることもあるのです。鉄筋コンクリートや木造の中間が、鉄骨住宅になります。鉄材を使っているため、木造住宅よりは音を遮ってくれるでしょう。

しかし、軽量鉄骨物件では壁の厚みは約12cm程度で、石膏ボードを貼っています。防音性を考慮した物件なら、石膏ボードの間にグラスウールなどが詰まっているでしょう。壁を叩いた際に高い音がした場合は、中が空洞の可能性があります。そのような物件では防音性が低いので、注意が必要です。

防音性が高い物件を選ぶメリット

防音性の高い物件を選ぶことで周囲を気にせず気楽に生活できる、保温性を保てるなどのメリットがあります。周囲の音が聞こえにくいと言うことは、自分が出す音で迷惑を掛けることも少ないです。よって、音を気にすることなく気楽に生活できるでしょう。

特に、深夜に活動する人や子供がいる場合は、防音性の高い物件なら安心して生活できます。音を出さないようにするのは難しいので、防音性の高い物件にしておけば、トラブルに巻き込まれにくくなるでしょう。また、防音性の高い物件は壁の密度が高めで、窓の構造もしっかりしています。よって、外気が入りづらく、防音性だけでなく保温性も保てるのです。保温性が高いと、空調調節もしやすく光熱費も少なくできます。

騒音トラブルに巻き込まれないために!物件を選ぶ時のポイント

騒音トラブルに巻き込まれないためには、周辺環境やペット可能などの物件条件を把握しておくといいでしょう。物件の周辺に広い道路や鉄道、大学や商業施設などがある場合は注意が必要です。広い道路では、夜中でも車が走行している可能性があります。線路が近い場合も、数分間隔で電車が通るため頻繁に音を感じるでしょう。人が集まりやすい施設がある場合は、日中は賑やかになるので音が聞こえやすくなります。よって、静かに暮らしたい場合は、そのような区域は避けるようにしましょう。

物件に住める条件確認も重要です。もし、ペット可能な物件ならペットの泣き声が聞こえる可能性があります。あらかじめ、ペットを飼っている人はいるか、子供は住んでいるかなどを確認して、騒音トラブルを防ぐこともできるのです。

角部屋の場合は、隣り合う部屋の数や面積が少ないので、騒音を感じにくくなります。角部屋は家賃が高いこともありますが、音に敏感な場合は角部屋にしておくといいでしょう。エレベーターや階段から近いと、頻繁に音を感じるかもしれません。物件の建築構造で選ぶのも、一つの手段です。特に鉄筋コンクリート住宅なら、防音性が高く隣人の音を遮ってくれます。全ての音を防音できるわけではありませんが、木造や鉄骨よりは防音性が高いでしょう。

物件を選ぶ時には、しっかりと見学をすることも大事です。見学をする時には、自分が家で活動する時間帯の様子を知っておくといいでしょう。周辺の環境によって、日中が騒がしいところや夜間が騒がしいところなどさまざまです。複数回見学を行い、時間帯で状況を知っておくのも騒音トラブル防止に繋がります。

防音対策は自分でもできる!

賃貸物件では、自分でも防音対策をすることができます。もし、隣の部屋や上下階から音を感じた場合は、自分の部屋からも音が出ている可能性があるので対策をするようにしましょう。まずは、家具の配置を変えることからです。生活空間が隣の部屋と近い場合は、音が漏れやすくなってしまいます。そこで、隣接している壁には本棚やタンスを置けば、音を遮ることができるのです。また、ベッドは隣接していない部分に置くのがいいでしょう。

夜は静かになっているので、隣人の声や水を流した音が聞こえてきます。音が気になって眠れないこともあるので、ベッドは窓際など離れたところに置くといいでしょう。足音が響かない対策として、床に厚めのカーペットやプレイマットを敷きます。特に、子供が走り回る家では、プレイマットなどで対策をすれば騒音トラブルを回避できるでしょう。

まとめ

騒音トラブルに巻き込まれてしまうと、精神的にも体力的にも疲労してしまいます。それらを防ぐためにも、騒音対策や防音性の高い物件情報の知識があるといいでしょう。これを役に立てて、防音性の高い賃貸物件を探してみてください。

▼参考サイト
※1.【スマイティ】騒音トラブルを防ぐ! 防音性の高いアパートやマンションを選ぶポイント

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