結婚式や披露パーティーにはどんなドレスが良いの?結婚式のドレスのマナーとは

2018年1月31日

友人や職場の人の結婚式や披露宴に招待されたら、おしゃれなドレスで出かけたいものです。しかし、どんなドレスを選んでも良いわけではなく、守らなければならない服装のマナーがあります。ここでは、結婚式にはどんな服装が望ましいのか解説します。

これだけはやめよう!結婚式のドレスの色と素材

結婚式では、ゲストが花嫁さんのカラーである「白」を着るのは厳禁です。純白でなくても、白く見えるアイボリーも着ない方が良いでしょう。薄いベージュやピンクなどの淡い色も、着ている本人は白ではないつもりでも、他人からは「白」と思われているケースもあります。写真を撮ったとき、光線の関係で白く写ることもありますから、淡い色をそのままで着るのは避ける方が賢明です。もしも薄い色のドレスを着たいのであれば、濃い色のボレロやショールなどの羽織り物を身につけると良いでしょう。白い羽織り物を着ている場合は、テーブルについているときに、上半身が「白」ばかりだと、白いドレスを着ていると思われる危険性もあります。

和装では「黒留め袖」を着ている人もいるくらいですから、黒いドレスを着てもいいのですが、全身を黒だけにしてしまうと、葬儀を連想させてしまいます。ブラックドレスを着用する際は、必ず羽織り物やアクセサリーで明るい色を加えましょう。パールのネックレスを使う場合は、葬儀のイメージがする1連のものではなく、2連で長目のものにすると華やかになります。

結婚式のお呼ばれドレスでは、素材にも注意が必要です。殺生をイメージさせるファーや毛皮、アニマル柄は避けましょう。披露宴は食事も提供されますし、毛皮の毛が飛び散ると不衛生だからという意味でも、ファー素材は使わない方が良いのです。肌が透ける素材や光る素材も、昼間の式では止めましょう。

結婚式にふさわしくないドレスとは?

結婚式や披露宴はフォーマルなお祝いの場で、主役は新郎新婦ですから、花嫁さんよりも注目を集めるような服装は禁物です。まず派手過ぎるドレスや、肌の露出の多いドレスは避けましょう。過剰にキラキラしたドレスや、超ミニスカート、肩や背中などを大きく露出させたドレスは着てはいけません。体の線がはっきりと見えるようなスカートもはくのは遠慮しましょう。肌の露出が大きいノースリーブのドレスなどを着るときは、上からボレロやショールで肌を覆ってください。ただし、夜の披露宴の場合は、肌が露出するドレスでも大丈夫です。

また、逆に、デニムなどのカジュアル過ぎる服装も失礼に当たります。格式ある結婚式にふさわしい服装をしましょう。女性の場合は、パンツスタイルにするならば、仕事帰りのようなイメージになってしまわないよう、アクセサリーなどでできるだけ華やかなムードを出してください。

アクセサリーやバッグなどのルールはあるの?

アクセサリーやバッグは、昼と夜ではルールが違ってきます。昼間の式ならば光り物は避け、夜は華やかにするというのが基本です。アクセサリーは、昼ならばパールやトルコ石、トパーズなどのあまり光らないものがおすすめです。ネックレスやイヤリングのデザインに凝ったり、コサージュを上手に使ったりして華やかさを演出しましょう。夜の場合、キラキラと光るゴージャスな宝石類や、ゴールド、ラインストーンなどが適します。

バッグは、ドレスと同様にアニマル柄やファーのものは避けましょう。革製のものはぎりぎりOKですが、ワニ皮などのバッグは殺生をイメージさせますから、避けましょう。カジュアルなビニールや布製のバッグは、いくら高級ブランドのバッグであっても失礼に当たります。服装とマッチした、シルクやビーズなどの華やかな素材で、小ぶりのものがおすすめです。昼間の結婚式の場合は光り物のゴールドやスパンコール素材のバッグは使わない方が良いです。

靴もアニマル柄やファー素材は避け、カジュアル過ぎるブーツやスニーカーは、履かないでください。つま先が開いたオープントゥの靴や、サンダル、ミュールは肌を出し過ぎますからマナー違反とされます。エナメルや布製の細いかかとのハイヒールが上品に見えて最適です。ストッキングは、肌色のナチュラルなタイプを選びましょう。ストッキングを履かない人もいますが、素足はカジュアルになりますので、必ずストッキングを履いてください。葬儀のイメージが強いブラックのストッキングは止めましょう。

では、どのようなドレスが良いの?

昼間に行われる式や披露パーティーの場合は、白系ではないカラーで、奇抜過ぎず派手過ぎない膝丈のドレスがおすすめです。きちんとドレスアップした感じが伝わる、華やかで上品なデザインのドレスを着るようにするのが、招待してくれた方への礼儀です。肌の露出は、ボレロやショールなどで隠しましょう。20代であれば、ピンクや水色などの明るい色でリボンやフリルをあしらったデザインが好まれています。30代や40代ならば、年齢に応じた上品さを感じさせるシンプルなドレスが良いでしょう。カラーやアクセサリーは着る人の好みと個性で選びましょう。いずれにせよ、服装や小物類のバランスを取って、派手過ぎず地味過ぎないようにまとめてください。

夜に開かれる式とパーティーの場合、正礼装はイブニングドレス(肌の露出が多いロングドレス)ですから、肌の露出もOKです。ただ、現代の日本では、一般的な結婚式や披露宴でロングドレスを着る必要はないでしょう。友人たちで行う2次会などの場合は、昼間の式よりもカジュアルな服装でも構いません。ただし、もちろん白いドレスやファーなどは使わないでおきましょう。一緒に参加する友人がいたら、打ち合わせてドレスの雰囲気をそろえておくと、自分だけ浮いてしまうことがありません。

まとめ

結婚式に招待されたら、新郎新婦に失礼のないように、着ていくドレスにも注意する必要があります。しかし上に挙げたような最低限のルールを守って、式の雰囲気を壊さないフォーマルな服装をしていれば、それほど心配しなくても大丈夫。自信を持ってお祝いの気持ちを伝えましょう。

▼参照URL
https://www.weddingpark.net/special/guestdress_woman/
https://allabout.co.jp/gm/gc/1111/

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