歯茎が痛い人必見!親知らずによる痛みを解消する抜歯や治療方法

2018年1月31日

歯の痛みに悩んでいるときには、一刻も早く原因を知って痛みを解消したいものです。一般的に歯の痛みの原因は虫歯によるものが多く見られます。しかし、奥歯に痛みや違和感がある場合は親知らずが影響している可能性も考えられるでしょう。そこで今回は、親知らずによる歯茎の痛みや治療法についてご紹介していきます。

痛みの原因は親知らず!?そもそも親知らずって何?

親知らずが生えると痛みが伴うと思われがちですが、実は親知らずが生えてきたからといって必ずしも痛みが生じるわけではありません。生える方向やその後のケア方法によっては痛みを感じることなく生活することもできます。一般的に親知らずと呼ばれる一番奥に生えてくる歯のことを、正式には第三大臼歯と言います。成人になって知恵がつくころに生えてくるケースが多いため、智歯(ちし)と呼ばれることもあります。(※1)

まっすぐに上または下に向かって生えれば痛みを伴うことは少ないのですが、歯磨きが不十分で虫歯が進行してしまうと他の歯と同様に痛みが起こります。また、横向きに生えたり歯の一部が歯肉や骨に埋まったりしている状態だと炎症を起こしやすく、奥歯が痛む原因となってしまうのです。歯医者で診てもらえば生えてきた親知らずの状態はもちろん、レントゲン撮影でこれから生える可能性がある親知らずについても調べてもらうことができます。

親知らずがもたらすデメリットと注意点

親知らずが生えていて奥歯が痛む場合、虫歯や歯茎周辺が炎症を起こしていることが考えられます。奥歯は歯ブラシが届きにくく食べかすが詰まりやすいため、虫歯になりやすいものです。また、歯の一部に歯肉が被っているケースだと、智歯周囲炎が発生しやすく顎の骨に広がって口が開きにくくなったり顔が腫れたりすることもあります。(※1)

痛みを取り除くためには、被っている歯肉の切開や痛み止めを服用するなどの治療が必要です。そのままにしておくと炎症が広がってしまうので、早期に歯医者を受診するようにしましょう。痛みを伴うことなく親知らずが生えてきたからと言って油断していると、虫歯や智歯周囲炎になって奥歯の周りが痛むこともあるので要注意です。さらに、親知らずが第二大臼歯のほうを向いて生えている場合、歯根が吸収されて浸食されるリスクが高まるので、一度歯医者で診てもらうのが良いでしょう。(※1)

親知らずの抜歯や治療方法とは?

親知らずによる歯の痛みや歯茎周辺の炎症を治療するためには、まずは歯医者で状態をチェックしてもらうことが大切です。抜歯が必要なケースもあればその他の治療方法が適していることもあるので、親知らず=抜歯というイメージを持たずにリラックスして受診してみましょう。万が一、第一大臼歯や第二大臼歯を抜かなければならなくなったときに、親知らずがあればそこに移植することもできるのできます。そのため、矯正ができる場合や軽い虫歯なら治療をしてあえて残すのもひとつの方法です。(※2)

第二大臼歯や他の歯が虫歯になったときに親知らずが残っていれば入れ歯やブリッジの土台としても利用できるため、抜歯をしない治療を目指している歯医者も増えています。(※2)とは言え、親知らずの虫歯が進行しているときや歯茎や他の歯に影響がある場合は、抜歯が最適なケースもあるでしょう。歯の痛みで仕事や家事がままならないということにならないように、普段から歯の状態をチェックしながら痛みや違和感があるときには早めに診てもらうことがポイントです。

自分に合った歯医者を選ぶことが大切

親知らずの治療は、一般歯科または口腔外科のある病院で受けることができます。親知らずの生え方や状態によっては一般歯科では対応できない場合もあるので、自分に合った治療ができるところを探すことが大切です。普段から通いなれたかかりつけの歯医者で治療ができる場合は、リラックスできるのでメンタル面の負担は軽くなるかもしれません。もし、難しい抜歯や移植などが必要なときには、口腔外科のある病院を紹介してもらうこともできます。

口腔外科には個人病院や大学病院、あるいは医療法人が経営している病院があるので、それぞれのメリットやデメリットを考えながらニーズに合わせて利用しましょう。大学病院などの大きな病院は、さまざまな症例を扱っていることもあり、抜歯はもちろん移植やインプラント治療などにも優れています。しかし、患者数が多ければ待ち時間が長くなり病院が遠ければ通院が負担になることもあるでしょう。

一方、一般歯科や個人開業の口腔外科なら通いやすく予約も取りやすい傾向にあるので、抜歯後のアフターケアや定期検診にも利用しやすいのが大きなメリットです。親知らずは治療後も腫れや痛みが起こる可能性があるため、しっかりとケアしてくれるところを選びましょう。

親知らずの悩みを解決するなら自分に合った歯医者を見つけよう

歯茎が痛いときには親知らずの生え方や虫歯、さらに歯茎周辺の炎症を疑ってみましょう。親知らずの生え方は人それぞれで、もともと存在しない人や歯肉に埋まったまま生えてこない人もいます。親知らずによる痛みの原因には、虫歯や智歯周囲炎以外にもまっすぐに生えないことによる他の歯の根への浸食や圧迫などが考えられます。抜歯や矯正など親知らずの状態に合わせた治療をするためには、親知らずの抜歯に理解があり最適な方法を選択できる歯医者を探すことがポイントです。

▼参考URL
※1.【歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020】親知らず-歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020
※2.【抜歯をしない親知らずの治療なら医療法人明敬会【親知らず専門外来】東京・藤沢】抜歯しなくても良い場合
※3.【歯の教科書】親知らずの治療で知っておきたい、歯医者さんの最適な選び方

ライタープロフィール
yurane
【yurane】
日商簿記2級の資格を活かして5年間運送会社の経理として働く。
20代半ばで結婚し、2児の母として幼稚園や学校の役員を多数経験。
趣味は読書とおしゃべりで、さまざまな考え方や物事の捉え方に触れることが好き。
ハウツー記事や美容ジャンルを中心に、恋愛やスキンケアなどのコラムを執筆中。
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