一生に一度の結婚式ではどのウェディングドレスを着るか悩んでしまいがちです。たくさんの種類がある中から自分に合ったドレスを選ぶのは一苦労。ですが、実際にドレスを選ぶ前に少しだけ知識をつけておくことでスムーズにドレスを選ぶことができます。
代表的なドレスの種類って？
ウェディングドレスはまず、シルエットによっていくつかの種類に分けることができます。一般的にレンタルされているものの中からそれぞれの特徴について比較してみましょう。「プリンセスライン」はウェディングドレスの中でも最もポピュラーなデザイン。上半身はタイトで、スカートにボリュームをもたせるデザインです。その名の通り、お姫様のようなシルエットに憧れる女性も多いでしょう。ウェディングドレスといえばこのプリンセスラインを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。体型を選ばずに着ることができ、カラーバリエーションも多いことから安定した人気をほこっています。
続いて、アルファベットの「A」の形をしたシルエットが特徴の「Aラインドレス」はスカートの切り替えがなく、ウエストの位置が高いので脚長効果が期待できます。裾にかけて広がるデザインは着る人の体型や年齢を選ばず、シンプルで上品な印象を与えるため人気が高まっています。全体的に細く、シンプルなデザインの「スレンダーライン」はレースなどの装飾が少ないものも多いため、ドレスをスタイリッシュに着こなしたい花嫁さんにはピッタリです。
また、比較的狭い会場でのレストランウェディングや結婚式の二次会にも向いています。胸下にある切り替え部分からスカートが伸びているデザインの「エンパイアライン」は古代ギリシャの女神をイメージしており、ナチュラルで可愛らしい雰囲気の花嫁さんにピッタリです。下半身の体型カバーにも向いているほか、比較的動きやすいため妊婦さんにも人気のデザインです。
大人の女性にピッタリな「マーメイドライン」は、その名の通りマーメイド（人魚）のようなシルエットのドレス。膝まではタイトなデザイン、膝から下がマーメイドの尾ひれのように広がるエレガントなスカートが特徴です。女性らしい曲線美をみせることができるので長身の花嫁さんには特におすすめです。
膝上スカートのドレス「ミニ丈」なら若々しく可愛らしい印象を与えますし、着心地や動きやすさも抜群。高いヒールを履く必要がないこともメリットです。歩き回る機会が多いレストランウェディングや結婚式の二次会にも向いています。
さまざまデザインの中から好みのドレスを見つけよう
代表的なドレスの中にも、さまざまな特徴やデザインがあります。まず1つ目は「ロングトレーン」。トレーンとはドレスの引き裾のことをいいます。古きヨーロッパでは、この長いトレーンを上手に引くことのできる女性こそがエレガントであるとされてきました。後ろに長く引くデザインは厳かなチャペルによく合います。また、バージンロードの長さによって選ぶのもおすすめです。トレーンを取り外せるデザインのドレスなら披露宴や二次会に着ていくこともできます。
2つ目は「袖」。半袖のものは可愛らしい印象を与えるだけでなく、二の腕を細く見せる効果も期待できます。ドレスによっては取り外し可能なものもあり、挙式と披露宴で印象を変えたい花嫁さんにもおすすめです。また、長袖なら必然的に露出が控えめな印象になることから上品でエレガントな雰囲気を演出できます。薄いレースの長袖を選べばオールシーズンOK。また英国のキャサリン妃が着用していたこともあり、近年注目を集めています。
肌色・体型別ドレスの選び方
気に入ったデザインのものを選ぶのはもちろんですが、本当に自分に似合うドレスを選ぶのも大切。まずは肌色別にドレスの選び方を紹介します。肌の色がブルーベースの花嫁さんは青味がかった白のドレスがおすすめ。色白の肌を引き立てるほか、すっきりとした印象を与えることができます。カラードレスなら色味のはっきりとしたドレスを選ぶのがよいでしょう。赤や青など、一見派手すぎるように見えるドレスでもブルーベースの花嫁さんなら着こなすことができます。むしろ全体的に締まって見えるので体型カバーの効果も。
肌の色がイエローベースの花嫁さんは真っ白なドレスよりも温かみのあるアイボリーカラーがおすすめ。肌によく馴染み、健康的な印象を与えることができます。カラードレスならイエローや水色、ピンクなど淡い色合いがよく似合います。パステルカラーのカラフルなドレスも、イエローベースの肌の花嫁さんにはピッタリです。
続いて身長と体型別にドレスの選び方を紹介します。背が高く細身の花嫁さんはどんなドレスもモデルさんのように着こなすことができますが、スカートにボリュームがありすぎるドレスはアンバランスな印象になりがち。スタイルの良さを生かせるスレンダーラインやマーメイドラインのドレスがおすすめです。背が高くぽっちゃり体型の花嫁さんは肩をすっきりと見せるために袖がないものを選びましょう。裾がゆったり広がるデザインを選ぶことで全体のバランスが良く、体型をカバーしながらも背の高さを活かすことができます。
背が低く細身の花嫁さんは縦のラインを強調したAラインやエンパイアライン、バランスよく見せることができるプリンセスラインのドレスがおすすめです。高いヒールが苦手な花嫁さんはミニ丈で可愛らしい印象を与えるのもよいでしょう。背が低くぽっちゃり体型の花嫁さんは上半身がすっきりとしたシンプルなデザインを選ぶのがおすすめ。二の腕が気になる花嫁さんは半袖がついているドレスでカバーしましょう。上半身がタイトなプリンセスラインや、ウエストに切り替えのあるエンパイアラインを選べば全体的にすっきりとした印象を与えることができます。
自分に合ったドレスを選んで最高の一日にしよう
素敵なドレスはたくさんありますが、本当に自分に合ったものはごくわずか。花嫁さんの魅力を最大限引き出すためにも、運命の一着に出会うまで妥協は禁物です。結婚式は一生に一度の晴れ舞台。旦那様や家族、友人にも喜んでもらえるドレスを選びましょう。時間が許す限りじっくりと試着をして、後悔のないドレス選び、最高の一日を迎えましょう。
- ライタープロフィール
【Yoshida Ito】- 元バンドマンという経歴を持つアラサー女子。
9年間のバンド活動を終了した後は一般企業にて勤務、現在はフリーライターとして活動している。音楽や美容、ペット関連のコラムなどを多数執筆。某夢の国が好きで、過去には年間パスポートを所持・自ら勤務した経験も。趣味はカメラ・ライブ鑑賞・激辛グルメ巡り。
