100均ショップで買えるものでおしゃれに収納が行えれば、費用をかけずにキッチンを広く快適に使うことができます。使い勝手が良くなり家事負担も軽減されるでしょう。100均で揃う仕切りボックスを使った小分けと、吊り下げ収納術をこれから解説していきます。
家事負担も軽減!100均で揃う簡単収納グッズ
キッチン内には、食品をはじめ食器や調理道具など収納しなければならないものがたくさんあります。「もっと収納量があれば」「効率的な収納方法が知りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
また、キッチンを掃除するときに、いちいちものを動かしたり取り出したりするのは骨が折れます。上手に整理整頓ができていればキッチンを広く使えますし、掃除のときでも家事負担の軽減が図れるでしょう。そこで、おすすめなのが100均ショップで買える仕切りボックスと吊り下げ収納グッズを活用することです。費用をかけなくてもすぐに片付け上手になれる方法を紹介します。
100均の仕切りボックスを上手に活用
キッチンの戸棚や引き出しの中に複数の仕切りボックスを入れて、使用頻度や用途に応じてアイテムを小分けにしておくと使用時に便利です。仕切りボックスは大小さまざまな種類が100均ショップで販売されています。使う場所に応じたサイズと形を選びましょう。あまり小振りなボックスばかり選んでしまうと、使い勝手や見た目は良いかもしれませんが、掃除のときにひとつひとつ取り出さなければなりません。収納するアイテムの種類をざっくりと分けて、収納容量の比較的大きいボックスを並べるのがおすすめです。
もう1つ気をつけなければならないのは、目線よりも高い位置にある収納スペースの場合、よく使用するものを収納グッズの中に入れてしまうと、調理中に取り出しにくくなることがあります。それらを手前に置いて、砂糖なのか塩なのかパッと見てわかるようにしてあっても、出し入れが手軽に行えなければ使い勝手は悪くなるでしょう。仕切りボックスに入れて整理するものとそうでないものを、ボックスの購入前に頭の中で決めておくと無駄が省けます。
キッチン以外の場所でも、子どものおもちゃや文房具、粘着クリーナーや除菌タオルなどの簡単掃除道具、あるいは時間の空いたときに読もうと思っていた文庫本など、仕切りボックスを活用してまとめておけるものはいくらでもあります。ほこりがついてほしくないものについては、100均ショップで購入できるふた付きのボックスに入れるのも良いでしょう。収納上手になれば、家の中がそれまでよりも広く快適に使えます。
かさばるものは吊り下げて一目瞭然!
仕切りボックスの活用とともにおすすめなのが、吊り下げ収納グッズです。キッチンで使うフライパンやフライパンカバー、なべ、おたま、フライ返し、泡立て器、トングなどは、置いておくだけで場所をとります。小物については仕切りボックスの中にひとまとめにしても良いでしょうが、それでも取り出しにくいといった問題点は残るでしょう。これらのアイテムは、見える場所に吊り下げてしまえば良いのです。
吊り下げるためのフックは100均ショップで販売しています。仕切りボックスほど種類はないようですが、戸棚の隙間などに差し込んで使用するものと、粘着テープや吸盤でタイルに貼り付けるものとがあります。吸盤タイプは貼り付ける場所との相性が悪い場合、いくらやっても落ちてしまうといったことがしばしば起こるので、重量のあるものを吊り下げるときには避けたほうが良いかもしれません。通常であればデッドスペースともいえる壁にかさばるアイテムが収納できるため、キッチンの収納量に余裕ができます。
また、一目で置いてある場所がわかるため、使用時は手を伸ばして取るだけ、引き出しを空けたり閉めたりする必要がありません。吊り下げ収納術は、キッチンだけでなく他の部屋でも応用が利きます。毎日使うバッグやリュックサックはもちろんのこと、吊り下げ用の収納ラックを使用すればお風呂の洗髪料やフェイスケアの化粧品なども整理整頓が可能です。
色分けすることで探しものが一目で見つかる!
一念発起してキッチンの片付けを行い、仕切りボックスや吊り下げ収納グッズを活用してきれいに整理できても、時間が経つと「探しものが見つからない!」といったことはよくあります。なにか道具を使った後には、それがあった場所に戻しておけばいつまでも片付いたままなのに、ついつい手近な場所にしまってしまうこともあるでしょう。
また、自分は気をつけていても同居人が無頓着な場合、元の木阿弥になりかねません。そういった問題を解決する一つの手段として、仕切りボックスの色分けがおすすめです。仕切りボックス自体を色分けするのも良いですが、色紙などをボックスの底に敷いたり、目立つ場所にカラーテープを貼ったりすると手軽に行えます。見た目の使いやすさだけでなく、使ったものを戻すときの人間心理を考えたやり方です。色分け整理は、使ったものを元の場所に戻すことを子どもにも教えやすいという利点があります。なにかものを使ったら取り出したボックスに戻さなければ「気持ちが悪い」と感じるようになれば、生活習慣を改善するきっかけになるかもしれません。
ちょっとしたアイデアで快適な日常空間を
100均ショップで揃えられるおすすめ収納グッズを使った、小分けと吊り下げ収納術を解説してきました。特にキッチンの収納は出し入れが簡単に行えることが基本です。よく使うものは手前のスペースに置くなど、見た目よりも使い勝手を考えたレイアウトを心がけましょう。最初にしっかりと片付けるのは大変かもしれませんが、一度にすべての場所を終わらせる必要はありません。自分のペースで使いやすい空間をつくっていくのが継続の秘訣です。
- ライタープロフィール
【yurayura】- 茨城県在住。空調設備の仕事を持ちつつライター業に従事。
アメリカ留学の経験を活かして、海外ニュースの情報をもとにした記事作成を行えることに加え、WEBライターとしての経験から美容、育児、健康など生活全般に関する記事が得意です。また、文学、漫画、将棋、絵画などを趣味としているので、エンターテイメント関連の記事にも対応できます。