北海道で今何が起こっている?!

2016年7月11日

北海道は日本の北端に位置する島です。もともとは先住民族のアイヌが住んでいた土地であり、今でも豊かな自然を残す地域でもあります。食文化が豊かで広々とした土地にゆったりとした時間が流れるイメージがあるかもしれませんが、ここではそれだけではない北海道の地域情報を紹介していきます。

年間を通してアクティビティが多い

本州以南の人の北海道のイメージは、夏涼しくて冬寒いというものかもしれませんが、実際は夏の一時期はかなり暑く、多くの人は海やプールに出かけます。一方、冬はイメージ通り寒く、雪もところによってはかなり高く積もります。そのため、スキーをおよそ4~5ヶ月の間楽しむことができ、特にパウダースノーで有名なニセコには毎年多くの観光客が訪れています。また、雪があまり降らない北海道南部の都市函館ではスケートが盛んに行われ、北海道と一括りに言ってもエリアごとにアクティビティに違いがあります。

新鮮な食材が安い!

北海道は日本で唯一食料自給率が100%を超える地域です。米や野菜などの農業、畜産業、水産業などバラエティに富んだ食材を生産しているので、現地に行くと新鮮で安価な料理を楽しむことができます。北海道で食べる寿司は回転寿司でも美味いと言われるほど、何も特別なことをしなくても質の高い食材を口にすることが可能です。

全体的に人口減少傾向!でも、あの都市だけは…

北海道の人口は年々減少傾向にあります。もともと人口が少ないエリアでは、過疎化と少子高齢化がますます進み、財政的に圧迫している町もいくつか出てきています。しかし、北海道の道庁所在地札幌の人口は徐々に増加傾向にあり、これは北海道中の都市から札幌に人が流れ込んでいるために起こっている現象です。他の都府県からの人口流入が増えていっているわけではなく、北海道の中で札幌に移動するという流れができているのです。

アイヌの人たちはどこにいる?

先住民族であるアイヌの人々は、人がたくさん住んでいる札幌にいてもなかなか会う機会がないことでしょう。アイヌの人々は元から札幌にはあまり多く住んではいなく、道央や道東に行けば会うことができるかもしれません。アイヌの人の数自体は少なく、平成25年の北海道環境生活部の調査では16,700人ほどしかいないという統計が出ています。北海道の総人口が540万人くらいであることを考えると、めったに会えないのは当然のことで、それをもってしてアイヌの人々はもういないと言うのは間違っていると言えます。

北海道にはさまざまな魅力や文化があります。イメージだけではなく北海道の真実に近づくことで、より北海道を身近に感じることができるでしょう。まだ一度も行ったことがない人は是非一度訪れてみて、自身の目で北の大地を観察してみてください。

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