美しい景色や歴史ある建造物を見て回る旅も素敵ですが、実際に自分も参加したり、挑戦したりする旅は、いつまでも深く心に残るものです。そこで東北地方への旅を検討している人に、おすすめの体験型スポットをご紹介します。
伝統工芸品「曲げわっぱ」を作ろう！秋田県の「大館曲げわっぱ体験工房」
きりたんぽや比内鶏、杉桶樽、日本酒など秋田県を代表する名産品は数多くあります。そんな数ある名産品の一つで、杉で作られた木目と美しい曲面の味わいが魅力的な「曲げわっぱ」は秋田県北部に位置する大館市の代表的な工芸品です。大館市にある「大館曲げわっぱ体験工房」では、この秋田の名産品「曲げわっぱ」を実際に自分の手で作ることができます。丸弁当箱やパン皿、盆から好みの体験キットを選び、インストラクターのサポートを受けながら完成までの工程を体験します。完成品は持ち帰ることができるため、旅の素敵な記念にもなりますよ。体験には事前の申し込みが必要であるため、曲げわっぱを作ってみたいと思っている人は予約しておくと安心ですね。
食べるだけでは物足りない！そば打ち体験ができる岩手・盛岡の「外山森林公園」
岩手県といえば、横に付く給仕によって次々と盛られるそばを食べ続ける「わんこそば」を思い出す人も少なくないことでしょう。次々と盛られるそばを何杯まで食べることができるか競い合う大会まであるわんこそばは、岩手県の盛岡市と花巻市の観光の一つともなっています。旅の途中でそば店に足を運び、何杯まで食べることができるか挑戦してみるのも楽しい体験の一つですが、せっかくなら名物のそばを自分で作るそば打ち体験をしてみてはいかがでしょうか。盛岡市にある「外山森林公園」では本格的な石臼を使って、この地で代々受け継がれてきたそば打ちを体験することができます。実際にこねたり伸ばしたり切ったりすることでそば作りの大変さもわかり、そばを食べる時のおいしさもひとしおとなることでしょう。
行って取って食べて満喫！山形の「山形チェリーランド」と「上山観光フルーツ園」
自然豊かで果物の名産地でもある山形県に行ったら、フルーツ狩り体験をしてみてはいかがでしょうか。果樹王国としても知られる山形県は佐藤錦のサクランボやラ・フランスの西洋梨など、全国的にも人気のある果物が多く栽培されています。そんな山形県の上山市にある「山形チェリーランド」と「上山観光フルーツ園」では果物の旬な季節に合わせて、さくらんぼやラ・フランス、ぶどうなどを実際に収穫する体験を行うことができます。収穫体験は肩から収穫カゴを背負う本格的なものとなっていますので、貴重な旅の思い出となることでしょう。収穫した後は、お持ち帰りをするなど自分で食べて楽しむこともできます。もぎたての旬の果物で最高の旅のグルメを楽しめることでしょう。
大人も子供も楽しめる！体験は旅の最高の思い出
その地域の文化に触れたり、地域の名物となっている名産品を作ってみて価値を感じたり、実際に体験することは見ているだけよりも強く心に刻みつけられるものです。文化が色濃く残る東北地方で、普段はなかなかできない貴重な体験をして最高の思い出作りをしてきてくださいね。
