気持ちいいのは冬だけではない！夏に楽しめる温泉3選

温泉大国日本には、全国にさまざまな温泉があります。寒く冷え切った体を芯から温めてくれる温泉は気持ちがいいものですが、温泉が魅力的なのは冬だけではありません。夏には夏の良さがある一年中楽しめるおすすめの温泉を3つご紹介します。

ポカポカしない温泉！？山梨県・下部温泉「くつろぎの宿裕貴屋」の洞窟岩風呂

温泉というと湯気がたったアツアツのお湯を思い浮かべる人も多いことでしょう。そんなイメージを覆すような温泉が山梨県の下部温泉にあります。明治8年創業の歴史ある宿「くつろぎの宿裕貴屋」です。宿の地下にある洞窟岩風呂は源泉の温度が31度のぬるま湯となっていて、夏でもゆっくりとお湯につかって体を休めることが可能となっています。さらに洞窟の中にある温泉であるため、ひんやりとした岩肌と独特の静けさがより一層体を涼しくしてくれます。武田信玄が川中島で受けた傷を癒したといわれている下部温泉は現在でも多くの湯治客から人気を集めている名湯です。宿には他にも源泉51度の開運の湯や貸し切り温泉などもあるため一年中楽しむことができますよ。

川遊びの後にはそのまま温泉へ！オリジナルの露天風呂が楽しめる和歌山・熊野本宮温泉郷「川湯温泉」

数ある温泉の中でも珍しい体験ができる場所が和歌山県の熊野本宮温泉郷にある「川湯温泉」です。山間に流れる大塔川の川原は、かつての地震により隆起した断層の影響で深く掘ることをしなくても70度を超えるお湯が次々と沸き出てきます。この熱い温泉の湯と大塔川の冷えた水をバランスよく調整させ混ぜることで川原に自分だけのオリジナル温泉を作ることが可能となっているのです。この温泉では川で遊んだ後すぐに温泉に入るという夏ならではの贅沢な時間を楽しむことができますよ。

夏限定の湯がある秘湯！大分県・壁湯温泉「旅館福元屋」の蛍見の湯

夏だけしか楽しめないまさに夏にぴったりの秘湯が大分県の壁湯温泉にあります。客室数が9室しかない小さな旅館「旅館福元屋」にある蛍見の湯です。すぐそばを川が流れている河原沿いの温泉は洞窟に覆われていて薄暗く、思わず夏の暑さを忘れてしまいそうな涼やかな空間となっています。自然の中に溶け込むような空間と湧き出る湯で作られた温泉はまさに天然の温泉と言えるでしょう。ほかにも、300年以上前から自然に地下から湧き出ていたという天然39度のぬるめのお湯で泉質もやわらかく体に優しい壁湯洞窟温泉など館内には5つの温泉があり、ゆったりと楽しむことができますよ。