魅力溢れる中近東!安全に行ける国って?

2016年8月4日

「中近東」と聞いてみなさんどんなことをイメージするでしょうか?長らく続くシリア内戦やISの台頭など、あまり良いイメージを抱く人は多くはないでしょう。確かに危険も多くありますが、よくよく見ていけばそれぞれの国が歴史深く、独特の文化を形成する地域でありとても魅力的な場所です。そこで、今回は外務省の発表している「中東地域海外安全情報」を基に、比較的安全に滞在ができるとされる国をご紹介します。

見どころがたくさん!アラブ首長国連邦

「中東地域海外安全情報」には各国の危険情報がレベル1~4に分けて掲載されています。レベル1は「十分注意してください。」ですが、レベル4となると「退避してください。渡航は止めてください。」であり、シリアやイラクの一部がこれに当てはまります。ですがアラブはレベル1~4のいずれの危険情報も出ておらず、日本からも安全に渡航できる国です。観光地としての整備が急ピッチで進められるようになり、特にアラブ第2の都市・ドバイには様々な観光スポットが建築され人気を集めています。世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」や世界一の全長を誇る噴水ショーなど、とにかくスケールの大きい見所がたくさんです。

エキゾチックな見どころが多い!オマーン

サッカー中継などでよくその名を聞くことの多いオマーンでは、「アラビアンナイト」や「シンドバッド」に出てきそうな、“まさに中東!”といった雰囲気を味わうことができます。東はインド洋、北はホルムズ海峡に囲まれ、国土の全てが砂漠気候に属しながら農業が盛んに行われている自然豊かな国です。オマーンの美しい自然に触れたいと思うのなら、まずはビマ・シンク・ホールがおすすめです。シンク・ホールとは長い年月をかけて地盤が浸食され地表にできる穴のことです。ビマのシンク・ホールは最も深いところで水深20m、降り注ぐ太陽の光によって水面がエメラルドグリーンに輝く天然のプールになっています。他にもワヒバ砂漠やオマーンフィヨルドなど、エキゾチックな魅力に溢れる名所がたくさんありますので、いわゆる中近東のムードを味わいたいという人におすすめです。ちなみにオマーンにも危険情報は出ていません。

ドーハの悲劇でお馴染み!カタール

カタールという国に対してピンと来ない人でも、「ドーハの悲劇」といえば聞き覚えがあるのではないでしょうか。1993年、サッカーワールドカップアジア最終予選で日本代表がこの地で敗退し、ワールドカップ初出場を逃したのはあまりにも有名な出来事です。そのドーハこそ、カタールの首都なのです。あまり大きい国ではありませんので、あっちへ行ったりこっちへ行ったりすることなくのんびりと滞在することができるでしょう。アラブ・イスラム美術が結集するイスラム美術館で中近東の文化に触れ、敷地内の運河をゴンドラで移動できるヴィラジオショッピングモールで買い物を楽しみ、スークワキーフ(市場)で地元民との交流を楽しむ…これだけでも十分、旅の楽しみはあるといえるでしょう。カタールもまた危険情報のない国です。

まとめ

一口に中近東といっても様々な国があります。エキゾチックな歴史や文化に触れ、一味違った刺激的な旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。尚、今回紹介した「中東地域海外安全情報」は2016年6月現在のものです。渡航する際には事前に十分確認し、“自分の身は自分で守る”という意識を忘れずに出掛けてくださいね。

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