自然の力でパワーチャージ!北米旅行の魅力

2016年8月4日

広大な国土を持つアメリカやカナダには、ニューヨークやロサンゼルスのように人が集まり大きな賑わいを見せる観光地がある一方、グランドキャニオンやナイアガラの滝のように大自然の織り成す絶景を楽しめるスポットも多くあります。1日のうちでも時間によって表情を変える豊かな自然は、飽きることなく楽しめるでしょう。そこで今回は、北米のあちこちにある世界自然遺産についてご紹介します。

ヨセミテ国立公園(アメリカ)

カリフォルニア州中東部、シエラネバダ山脈の西に広がる国立公園です。富士山より高い4,000m級の山々や巨大な滝、そそり立つ花崗岩の絶壁など迫力溢れる大自然の絶景が随所に散りばめられています。その中で観光客に最も人気が高いのがヨセミテ渓谷です。長さ13km、深さ最大1.6kmという巨大な渓谷でまず目に入るのはエル・キャピタンという世界最大の1枚岩です。高さ1,000mという垂直な花崗岩はロッククライマーの聖地といわれており、岩壁には常に高みに挑むクライマーたちが張り付いています。更に中へ足を踏み入れていけばヨセミテの象徴ともいえる岩壁のハーフドームや北米最大の落差を誇るヨセミテ滝など、その雄大な大自然に思わず息を呑むことでしょう。

グランドキャニオン国立公園(アメリカ)

アリゾナ州の北部、アメリカの中でも最も古い国立公園の1つであるこの公園には約446kmにも及ぶ巨大な渓谷・グランドキャニオンがあります。“奇跡の渓谷”と呼ばれるグランドキャニオンはコロラド川が長い年月をかけて作り上げた自然の地形であり、原始地球のそのままの姿を今に伝えてくれています。20億年~2億5,000年前の地層を見ることができ、それだけでも見所満載ですが、その地形のおかげで見られる絶景もオススメです。例えば美しい日の出が見られるマーサポイント、雄大なグランドキャニオンのサンセットを眺められるヤバパポイント、そして最も標高の高いグランドビューポイントなど枚挙に暇がありません。公園内には無料のシャトルバスが走っていますので、時間をかけてゆっくり回りたいですね。

カナディアン・ロッキー山脈自然公園群(カナダ)

北米大陸をほぼ縦断するロッキー山脈の、カナダ領内周辺一帯の地域も世界自然遺産に登録されています。カナダ領内のロッキー山脈は山脈の中でも特に険しく、特別視されています。見所はたくさんありますが、中でも美しく輝く湖に心奪われる人が多く、観光客向けに数多くの遊覧船が出ています。「ロッキーの宝石」と称えられるルイーズ湖、カナダの旧20ドル札のデザインに採用されたモレイン湖、季節と時間によって湖面の色が変わる神秘のペイト湖など、見ているだけで楽しめる自然美に圧倒されることでしょう。ルイーズ湖のあるバンフという町は温泉もあるリゾート地ですので、日頃の疲れを癒しながらのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

まさに手付かずの自然が残り、地球のありのままの姿が楽しめる北米の旅行。大自然のパワーを浴びれば、日頃のストレスや疲れも吹っ飛ぶかもしれませんね。

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