女性保険は女性にとってお得?そのメリットとデメリット

2016年8月15日

女性保険という言葉をよく耳にしますが、言葉のイメージから女性にとってお得なプランがついている保険かなと思うかもしれません。しかし、女性保険とは女性特有の病気に関して保障が手厚くなる医療保険のことです。それでは、女性であれば、一般の医療保険に加入するよりも女性保険を選んだ方がお得なのでしょうか?そのことについて考えてみます。

女性保険と一般医療保険の違い

どちらの保険も病気になった場合、必要に応じて入院給付金や手術給付金などが支払われる点は同じです。ただし、女性保険の場合は、女性特有の病気になった際に支払われる額が多い点が異なります。例えば、子宮がん、卵巣がん、乳がん、子宮内膜症などといった女性しかかからない病気に対しては、一般の医療保険に比べておおよそ1.5倍から2倍程の金額が支払われます。さらに、これらの保険は単なる病気だけでなく、妊娠や出産時に何か問題が生じたケースでも保障が手厚くなるのが特徴です。例えば、帝王切開や吸引分娩が行われた場合などです。これだけ見ると女性保険に入っておいた方が断然お得に見えます。ただし気をつけてほしいのは、手当が手厚い分だけ保険料も高くなるという点です。

若い時にこそ必要性の高い女性保険

保険料が安めで女性特有の病気に対する保障額は普通の一般医療保険よりも保険料が高め。しかし女性特有の病気に保障が手厚い女性保険では、一般医療保険と女性保険のどちらがお得かというのは悩ましい問題です。ポイントなる点は2つあります。1つは、女性だからといって必ずしも女性特有の病気にかかるとは限らないし、逆にそれ以外の病気になる可能性も大いにある点です。そういう意味では何も保険料の高い女性保険にこだわる必要はないのかもしれません、しかし、もう1のポイントとして、女性特有のがんは若い頃から発病率が高いという点が挙げられます。がんといえば、歳を取ってからかかるイメージですが、女性特有のがんに限ってはそうともいえず、中には老齢期に達すると発病率が下がるものもあるくらいです。また、若い年代では妊娠する機会も多いのでそれだけ保険が必要となるケースも増えてきます。したがって、若い内はいざという時に備えて女性保険に加入しておくのもひとつの選択肢です。

女性特有の不安を取り除くための保険

最近の女性保険は従来の保障に加え、女性特有の疾患以外でも手厚い保障があるものや配偶者が亡くなれば、それ以後の保険料が免除されるものなど、さまざまなタイプがあります。保険料が若干高いというデメリットはありますが、それだけ女性特有の不安に対してフォローできる範囲も広くなっています。自分の生活と保険の内容を照らし合わせて、将来の不安を取り除いてくれるタイプの女性保険があれば、積極的に加入を検討してみてはいかがでしょうか。

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