自分に合った住宅ローン

2016年8月17日

ほとんどの人がマイホームを購入するときに住宅ローンを利用しますが、その内容はいくつかの種類に分かれています。自分に合ったプランを作成することで、無理なく完済まで払い続けることができますので、違いを知っておきましょう。

返済方式の違い

住宅ローンの返済方式には、元利均等と元金均等があります。元利均等というのは、毎月一律の金額を返済する方法ですので、返済計画が立てやすくなっています。ただし、借入額が多いうちは返済額のほとんどが利息に充当されるため、元金がなかなか減りません。収支の変動が少ないときにおすすめです。一方、元金均等は、毎月一律の元金に、利息を加えて返済していく方法です。こちらは借り入れ当初の返済額が高額になりますが、支払いを続けていくと返済する金額が減少していくため、どんどん楽になります。また、利息の総額は元利均等よりも少なくなりますので、最初につらい思いをしても全体的に見て利益の多い方法をとりたいというときに利用しましょう。

利率の設定

住宅ローンの利率も、いくつかの種類に分かれています。固定金利は、借り入れから完済まで利率を一律にして返済することになっており、金利が低い時期に借り入れをしたときにおすすめです。ただし、同時期の変動金利と比べると、利率は高めになっています。変動金利は、一定期間ごとにその時期の相場や景気を見てから利率を決めるという方法です。こちらは固定金利と比べると、同時期では金利が低くなっていますが、将来的に景気が上向いて利率が高くなったときには利率が上がるというリスクもあります。また、一定期間は固定金利にして、その後変動に移行するミックス型の利息設定もあります。借り入れ時期の金利の動向を確認してから選びましょう。

借入先の選び方

住宅ローンを借り入れるとき、利率の低いところを優先的に探す人が多いですが、単純に利率だけでなく、保証料や事務手数料などの金額も考慮してから選ぶようにしましょう。途中で繰り上げ返済をするときには、繰上げ時の手数料がかからない金融機関の方がおすすめですし、金融機関によっては、預金連動型になっており、預金が多く残っていればその分利息が少なくなるようなタイプもあります。頭金を支払ったとしても、手元に現金を残しておく必要はありますので、これらも考慮してトータルの支払額を計算しましょう。窓口で依頼すると、おおよその返済計画表やトータルの支払額が算出してもらえますので、複数の金融機関を回ってみると比較がしやすいです。

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