東京都内は意外と公園が多く、全部で約11，500か所、面積は約7，700ヘクタールもあります。これだけたくさんの公園があると全部は紹介しきれませんから、ここでは都内の公園の中からおすすめの3つの公園を紹介しましょう。
都内で最も広い昭和記念公園
都内で最も広い公園は国営昭和記念公園です。面積は180haで、2位の野山北・六道山公園の132haに大きく水を空けています。こんなに広いのは、この公園、立川飛行場跡地に建設されたものだからで、今でも陸上自衛隊立川駐屯地と隣り合わせになっています。これだけ広い公園となると徒歩ではとても回り切れませんから、公園の入り口にはサイクルセンターがあって自転車を貸し出してくれます。ここの魅力は何といっても広大な自然の中で、森、広場、水などのゾーンでいろんな遊びが楽しめるところです。子どもの遊具やドッグランもありますから、あらゆるファミリーがまる1日楽しめる公園だと思います。
都内最大の水郷公園水元公園
水元公園は二十三区内では最大の公園であり、都内最大の水郷公園です。葛飾区の江戸川と中川の間にある小合溜という川を中心につくられています。広さは都心部にしては非常に広く96ヘクタールもあります。ここの魅力は水郷公園なので、水と緑の調和が美しいところです。園内には水辺に繁殖する多種多様な生物が育っていて、特徴的なのは水生植物のハナショウブや水辺を好むヤナギ、ポプラなどでしょう。土手に植えられた桜はソメイヨシノだけでなくヤマサクラ、サトザクラなどで、この五色桜と言われる桜の4キロにも及ぶトンネルは非常に見ごたえがあります。
都心部で一番広い森林公園代々木公園
代々木公園はJR山手線と小田急小田原線の間にある公園で、東西も南北もほぼ1駅の長さがあるという、都心部では最大の公園で54ヘクタールの広さを誇っています。道路をはさんで南側は陸上競技場やサッカー・ホッケー場、野外ステージなどのエリアですが、北側は広大な森林公園であり、植えられた樹木がうっそうと生え並びまさに森林の景観を醸し出しています。明治神宮が隣接していますので、都内にありながら巨大な森林エリアといった趣です。ここでの楽しみはこうした自然を満喫することに尽きます。園内にはサイクリングコースが設定され、自転車の貸し出しもしていますし、子ども用のコースもありますから、家族で、こんな都心部で自然にしっかりと触れながらサイクリングしたり、散策したりするのはなかなか贅沢な楽しみです。
都内でも広大な公園の中で自然に親しめる
こうしてみると、都内にも広大な公園がたくさんありますし、二十三区内にもかなりの広さの公園があります。都心部ではビルに切り取られた空しか見えませんが、こうした公園に行けば都心部でも広い空を見ることができますし、樹木や池、川など、自然を目一杯楽しむことができます。ここでは特に大きな公園を紹介しましたが、10ヘクタール程度の公園はたくさんありますので、そうした公園でしっかりと自然に親しまれることをおすすめします。
