Webライティングで独立するなら必見!!確定申告

2016年11月24日

パソコンとインターネットさえあれば自宅でも旅先でも自由に仕事をできることがWebライティングの魅力です。そんなWebライティングを本業として独立したいと考えている方もいらっしゃると思いますが、独立したら避けて通れないのが確定申告です。確定申告って税金を払わないといけないイメージが強いですよね。でも実はWebライティングで独立した場合は確定申告によってお金が戻ってくることもあるんです。

まずは源泉徴収を理解しましょう

会社に勤めているときから源泉徴収という言葉を聞いたことがあると思います。通常は毎年12月から翌年1月に会社から源泉徴収票をもらえるのですが、実はこの源泉徴収票には前払いで支払った所得税が載っているんです。所得税の前払いと聞くと不思議に感じるかも知れませんが、毎月会社からもらう給料は源泉徴収という名目で所得税を天引きされているんです。しかもその天引きされている所得税は、概算として少し多めに天引きされていることがほとんどです。それが源泉徴収の正体です。

年末調整とはサラリーマン向けの確定申告

また源泉徴収と併せてよく聞くのが年末調整という言葉ですね。年末調整でお金が戻ってくるとお年玉をもらったような気分になりますが、実はこの年末調整とは会社に勤めているサラリーマン向けの簡易版確定申告なんです。この年末調整によって毎月の給料から少し多めに天引きされてきた源泉徴収税額と本来納めるべき所得税を比較してその差額を精算します。年末調整でお金が戻ってきたり追加で納税したりするのはそのためなんです。

払い過ぎた分を確定申告で取り戻しましょう

Webライティングの仕事で独立したらお客様より原稿料をいただきますね。実はこの原稿料も源泉徴収されるんです(ただし、懸賞応募作品の賞金や雑誌への投稿による謝金は1回5万円以下であれば源泉徴収されません)。しかもこの源泉徴収は経費が反映されていない原稿料に対して徴収されているので、だいぶ多めに徴収されていることがほとんどです。税務署は取り過ぎた税金を自発的に返してくれることはありませんので、源泉徴収で払い過ぎた分は確定申告でしっかりと取り戻しましょう。

具体的にはどれくらい取り戻せるの?

たとえば年間で300万円の原稿料をいただいたとします。源泉徴収で天引きされている所得税は年間で30万円としましょう。確定申告をしっかりやらないと源泉徴収で天引きされた30万円はそのまま納税されてしまいます。
Webライティングの仕事をしているとパソコンやインターネットの費用、取材に必要な交通費や宿泊費、お客様との打ち合わせの費用など、さまざまな経費がかかりますよね。それらの経費が年間で100万円かかっていたとしたら300万円の原稿料から100万円の経費を差し引いて200万円に所得税がかかることになります。課税所得を200万円として所得税を計算すると本来納税すべき所得税は10万2,500円になります。原稿料から源泉徴収として天引きされた金額は30万円ですので、ずいぶん払い過ぎです。したがって、この例では確定申告によって19万7,500円の還付を受けられることになります。この金額を取り戻さなかったら、もったいないですよね。

まとめ

確定申告は税金を払うだけでなく、源泉徴収によって前払いした税金を返してもらえる機会にもなるとご理解いただけたのではないでしょうか。Webライティングで独立するのであれば確定申告の知識は必須といえます。数年前から確定申告もインターネットで手軽にできるようになりました。確定申告を理解すれば将来必ず役に立ちますので、この機会にぜひ確定申告を習得してくださいね。

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