webマーケティングで活用したい手法とそのポイント

2017年7月27日
webマーケティングで活用したい手法とそのポイント

webマーケティングとは、広告やリサーチなどにwebサイトを活用するマーケティング手法です。webマーケティングは現代の情報化社会ではもはや常識かつ、利用が不可欠であると言っても過言ではありません。今回はwebマーケティングの様々な種類と、それぞれの運用のポイントについてご紹介していきます。

webサイトへの注目度を高めるSEO

SEO(SearchEngineOptimization)とは、検索エンジンで自身のwebサイトを検索結果の上位に表示させることが目的のマーケティング手法です。検索結果が上位になれば当然ながら注目度は上がり、webサイトへの誘導も容易になります。アフェリエイト報酬の獲得にも有利であり、サイトへの集客を求めるならばぜひ取り入れるべき手法です。

検索結果の表示順位は各検索エンジン運営会社の基準に依りますが、基本的にはまず、公開されたwebサイトをプログラムが巡回し、情報をデータべースに蓄積します。その情報に関連するキーワードが検索ページで入力されると、アルゴリズム(計算用プログラム)がwebコンテンツの情報を精査し、検索ワードとの関連性やページの信用度などから自動的に順位が決定します。

では、具体的にSEOはどのような方法があるのでしょうか。代表的な検索エンジンであるグーグルを例にすると、グーグルのアルゴリズムは膨大な基準を基に検索結果を順位付けしています。その内容は多岐に渡りますが、それらを総合してグーグルが最も重要視しているのは、「ユーザーにとってwebページが有益であるか」という点です。

webコンテンツを上位に表示させるには

グーグルのアルゴリズムに基づけば、SEOは「ユーザーの立場に立ってwebページに工夫し、検索ワードと関連付けされやすくする」ことが基本になります。例えばwebページに表示する商品・サービス名なら、ユーザーがその正式名称で検索することは多くありません。この場合は一般的に知られている名称を調査し、それをwebページに含めるべきです。

さらに、グーグル検索ではユーザーが検索ワードと共に検索しやすい言葉をサイトに含めると、アルゴリズムがその関連性を認めやすくなり、上位に表示される可能性が高まります。ユーザーに有益なwebサイトを作成するためにも、検索ワードがどんな言葉と共に、また何を目的に検索されているのか知ることが、SEOでは大切です。例えばユーザーが「ノートpc」で検索する場合、ノートpcのどんな情報を求めるユーザーが多いでしょうか。考えられるのは「価格」や「人気」、「性能」ですが、この時ユーザーは、ノートpcの購入を考えて情報を収集しています。よってwebページではノートpcの購入に関するコンテンツを充実させることで、多くのユーザーに高い満足感を与えることができます。

「購入」というキーワードをコンテンツのテーマにしたように、webサイトを方向付けるキーワードを選ぶことを「キーワード選定」と呼びます。

ユーザーの利便性を高めるcookieのメリット・デメリット

cookieとは、ユーザーがwebページを訪問した際の情報を保存し、再度アクセスした際に利用できるようにする仕組み、またはその情報です。この時webサイト運営者は、webブラウザを通じてユーザーのコンピューターに一時的に情報を保存します。cookieは様々な利用方法が可能です。例えばECサイトで商品注文時に入力した個人情報が次回注文時に保存されていますが、これはサイトがcookieを導入しているためです。また、ニュースサイトなどで閲覧した記事と関連性がある記事が表示されるサービスにもcookieが利用されています。ユーザーは記録されたIDによって識別され、個別に最も適すると思われるサービスを受けることができるのが、cookie利用の特徴です。

サイト運営者側からは、cookieを利用すればユーザーの閲覧履歴から個別に表示内容を変更し、求めている情報に近いものを提供しやすくなります。それはサービスとユーザーの利便性向上に繋がるというメリットである反面、サイト運営者は取得した個人情報の取り扱いに細心の注意が必要です。

ユーザーの利用を妨げないネイティブアドのメリット・デメリット

ネイティブアドは近年注目されているwebマーケティングの手法です。ネイティブアドとは、一般的な定義で「記事やコンテンツと一体化し、ユーザーの利用を妨げないもの」とされています。そのためデザインやフォーマットはページコンテンツと統一され、多くの場合表示場所が限定されているという特徴があります。具体的にはSNSでコンテンツの間に表示される広告や、ECサイトで検索結果一覧の上位に表示される広告が例に挙げられます。

ネイティブアドのメリットは定義の通りユーザーのコンテンツ利用を妨げず、ユーザーが広告に感じる不快感が少ない点です。広告に対する不快感はリンク先のサイト運営者、そして商品・サービスへの不信感に繋がり、マーケティングではマイナスの要素になります。web広告の種類によってはコンテンツに被さるように突然表示されるものもありますが、ネイティブアドはそういった広告の対極にあります。

ネイティブアドのデメリットは、コンテンツと一体化しているため広告としてはユーザーの目に留まりづらい点、掲載先のコンテンツに合わせデザインやフォーマットを変更する必要がある点です。さらに、掲載先のコンテンツと関連しない内容のネイティブアドはユーザーに不快感を与える原因になります。つまりマーケティングでネイティブアドを利用する際は、ユーザーに不快感を感じさせづらい反面で不快感を与えない工夫も多く求められると言えます。

まとめ:webマーケティングはユーザー主体で

マーケティングにおけるweb利用のメリットは、webサイトの改善点やユーザーが求めている機能に関する情報を集積し、即座に反映させることができる点です。さらに、サイトを運営する側としては新たな手法の導入も比較的容易です。それだけにユーザーの反応は常に注視しておくことがwebマーケティングでは重要になります。ユーザーを主体に考えて、どの手法を導入しどのように利用するか考えることが、ひいてはwebマーケティング成功へと繋がるのです。

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