あなたの知識は正しい?意外と知らない風邪を早く治すために重要なこと!

2016年11月24日

風邪は誰もが一度は罹ったことのある非常にポピュラーな病気です。しかし、風邪を治す薬を開発することができたらノーベル賞ものだと言われているのをご存知ですか?一口に風邪といってもそれを引き起こしている原因であるウイルスは800種類以上存在すると言われています。これらのウイルスを直接的に殺す薬は未だ開発されていません。風邪を引いたときに飲んでいるのは抗菌薬や解熱剤であって、風邪本来の原因を取り除くものでは無く、風邪が治っているのは自己治癒能力によるものだと言えます。そんなまだまだ未知の風邪について、今回は知っておきたい豆知識を紹介します。

風邪の時にお風呂に入るのは良くない?

昔から、風邪を引いているときにはお風呂に入るのは良くないとされています。しかし、最近の研究では、むしろお風呂に入った方が風の治りが早くなると言われているのです。これは、お風呂に入ることで体を清潔に保つことや、発汗作用によって新陳代謝を高めることで免疫機能が向上するからだと考えられています。確かに寝たきりでお風呂に入れないままでいると精神的にもなかなか辛いですが、お風呂に入ってさっぱりすることで、精神的にも爽快感が味わえて、それだけで元気になるという経験をしたことがある人も少なくないでしょう。ただし、あまりに高熱が出ている場合には入らないようにしてください。基準となる目安はだいたい38度です。38度以下ならばお風呂に入って体を清潔にした方が効率的に治すことができるとされています。

医療従事者の多くは風邪薬を飲まない?

全員とは言いませんが、医師や薬剤師などの医療従事者の多くは内科などで処方される風邪薬を飲まない傾向にあります。それならば、何か別の特別な薬を飲んでいるのか?というとそういうことでは無く、薬自体を飲まないのです。これは、薬を飲むことで眠気や消化器系への副作用が出ることもあるため、風邪の治りを遅くしてしまう可能性があるという理由からです。また、咳は肺や気管支などにあるウイルスを外に出そうとする体の自然な反応であるため、無理に咳止めなどで止めてしまうことも治りを遅くする要因になるとされています。このような理由から、医療従事者の多くは風邪を引いたときに薬を飲まないのです。ただし、高熱が続く場合や咳も長引いている場合などには悪化して別の重篤な症状を引き起こす可能性があるため、このような場合にはきちんと病院へ行きましょう。ここで重要なのは、自己判断をして我慢するということでは無く、体の本来持っている自己免疫機能がそれほど優れているものだということを理解することです。

まとめ

人によっては衝撃的とも思える新事実があったのではないでしょうか。風邪は身近な病ですし、1週間程度で治ることが多いものなので、多くの人はあまり深く考えないかもしれません。しかし、風邪を引いて高熱を出せば当然仕事も辛いですし、周りにも迷惑をかけてしまいますので、社会人にとってはなかなか致命的なものです。だからこそ風邪に対する適切な知識をいざという時の為に備えておきたいですね。

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