今すぐ始めたい!秋冬のアンチエイジング対策

2016年11月24日

「アンチエイジング」と聞くとどんなことをイメージしますか?顔などにできたシミやしわを目立たなくすることだと思っている人が多いかもしれません。しかし、「アンチエイジング」は日本語に訳すと「抗老化」。ですから、全身の老化を未然に防ぐことを意味します。つまり、老化が進む前に始めることが重要なのです。しかし、老化が始まってからでも、アンチエイジングはした方がよいことはいうまでもありません。そこで、秋から冬にかけて実行したいアンチエイジングの方法についてお話しします。

秋冬のアンチエイジングは乾燥対策が中心

アンチエイジングは、春夏なら紫外線対策が最重要ポイントですが、秋冬の場合は乾燥対策がカギを握っています。秋冬は肌がカサカサになりやすく、その原因は空気の乾燥と肌の防御機能の低下にあります。冷たい風にさらされていると、血管が収縮するため、肌表面や手足の末端への血流が急激に減ります。そうなると、肌からの水分の蒸発を防いでいた防御機能が低下し、水分が蒸発しやすくなります。そのせいで、冷たい風にあたると肌が乾燥するのです。
また、冬場は暖房による部屋の乾燥も気になります。空気は温度が下がると含むことのできる水分量が減るのですが、水分量が少ないまま暖房して空気の温度が上がると、本来は多くの水分を含むことができる温度になっても、水分量は温度が低いときのままです。そのため、暖房した部屋の空気は、人の肌や髪の表面、のどの粘膜などから水分を奪って、水分量を安定させようとします。ですから、冬場の乾燥対策では、肌の表面を保湿成分の高い基礎化粧品やクリームなどで覆い、暖房時には加湿することが大事なのです。

秋冬の乾燥対策はセラミドに注目

肌の乾燥を防ぐためには、抗酸化ビタミンのA、C、Eや、皮膚を作るビタミンB群、コラーゲン、セラミドなどを積極的に食事で摂ることが大事です。身体をサビから守るビタミン類はアンチエイジングの基本。肌をしっとりさせるのに欠かせないコラーゲンは、肌表面からではなく食べ物として内側から吸収することが大事です。それ以上に秋冬の乾燥肌対策ではセラミドが重要な役割を果たします。セラミドは皮膚を外部刺激から守るのに欠かせない角質層に水分を保持する成分です。こんにゃくや大豆、海藻類などに多く含まれるため、おでんやひじき煮などで身体を温めながら摂るように心がけましょう。

さいごに

最後にもうひとつ。秋冬も水分補給はお忘れなく。夏場よりものどが渇いた感覚が減るため、長時間水分補給をしないで過ごしてしまいがちです。身体を冷やさない温かい飲み物を少しずつ摂って水分を補いましょう。薄めたスポーツドリンクを温めたり、紅茶に生姜汁とレモンを加えたりすると身体を温めながら水分補給できるのでおすすめです。ぜひお試しあれ。

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