年齢別にチェック!子供の歯の健康を守るためのポイント

2016年11月24日

自治体による虫歯予防運動や、歯科医院の呼びかけなどでお母さんたちの、子供の歯に関する意識が向上し子供たちの虫歯は減りつつあるといわれています。しかし、柔らかい食品が増えたことで口の筋肉が運動不足になりトラブルを起こしたり、3世代が一緒に住む家族ではおじいちゃん、おばあちゃんによるおやつの与え方などで虫歯ができたりなど、まだまだ小さい子供の歯の健康に関しては多くの問題があるのも現状です。子供の成長に応じて歯の状態や注意するべきことも変わってくるので、ここでは、年齢別に歯を健康に保つポイントをまとめてみました。

歯の生えはじめ~一歳半くらいまでの歯に大事なこと

生後6か月ごろから歯が生え始める赤ちゃんも多く、ちょうどその時期に離乳食をスタートさせる方も多いでしょう。もちろん、まだ歯磨きをできる時期ではありませんが、離乳食を食べた後は濡れたガーゼなどで歯を軽く拭いてあげるといいでしょう。この時期はできるだけ味の濃いものや甘いものを避けることで、虫歯のもとに触れさせないことが大事です。甘いものが癖になると常にそれを求めるようになり、虫歯ができやすくなります。
また、ミルクをだらだらと飲ませないようにしましょう。母乳やミルクにも「乳糖」が含まれているので、哺乳瓶をいつまでも持たせていると虫歯の原因になってしまいます。ある程度の年齢になったら卒乳や断乳をして哺乳時間を決めて飲ませてあげると良いでしょう。

2歳前後の歯に大事なこと

ちょうど歯磨きやぶくぶくうがいを自分でできるようになる時期です。やはり大事なことは歯磨きやぶくぶくうがいを楽しい!と思わせてあげること。そうすることで歯磨きの習慣がつきお母さんも楽になるでしょう。もちろん仕上げ磨きは丁寧に行いますが、できるだけほめる言葉をたくさん使いながら親子で歯磨きの時間を楽しんでください。
また、様々な食べ物や飲み物を口にする機会が増えるのでその分だけ注意も必要です。長時間甘いものが口の中に残るキャンディやグミチョコレートはできるだけ避けましょう。飲み物も、ジュースではなくお茶や水を徹底してあげると、虫歯のリスクはぐっと減らすことができます。

3歳以上の歯に大事なこと

この年齢になると、徐々に歯磨きも上手にできるようになります。ですがまだまだ引き続き、仕上げ磨きは必要なので丁寧に行ってあげましょう。乳歯は抵抗力が弱いので永久歯より虫歯になりやすく虫歯の進行も早いです。そのため定期的にフッ素を塗布することがおすすめです。歯が強化され、むし歯になりにくくなりますし、定期的に歯医者に行くことによって万が一虫歯になった時も早めに対処することができます。フッ素入りの歯磨き粉なども多いので活用してみてください。

まとめ

小さい子供の歯の健康のためには、やはり保護者の努力が必要です。わが子が健康な歯ですくすくと成長できるよう、毎日の歯磨きや食事内容、定期的なフッ素塗布などできる限りのことは取り組んでいきたいですね。

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