なかなか改善しない肌の悩み!ありがちNG美容ケア

2017年12月21日
なかなか改善しない肌の悩み!ありがちNG美容ケア

「シミやたるみが気になってきた」「乾燥が気になる」など肌に悩みがある人は多いものです。肌の悩みが気になって化粧品やサプリメントをいろいろ試してみたけど成果がでないこともあるでしょう。はたして、あなたの美容ケアは本当に正しいものなのでしょうか?世間一般で知られている美容の定説には間違ったまま浸透しているものが数多くあります。 間違った情報に惑わされず、肌の悩みを解決する方法をご紹介していきます。

春と夏だけUVケアはNO!シミ対策は365日

肌に関する悩みの代表格としてあげられることは美白ケアやシミ対策です。紫外線やストレスによって過剰にメラニンがつくられてシミとなるのを防ぐため、夏でも長袖を着たり日焼け止めを念入りに塗ったりしている人は少なくありません。こうした対策は大切ですが紫外線が強い春や夏だけしか対応できていない人もいるようです。紫外線は春や夏だけでなく秋や冬も降りそそぎ1年通して肌に影響を与え続けています。

季節に関係なく、365日コツコツと美白ケアすることで正しくシミ対策ができるのです。具体的なシミ対策として、もととなるメラニンを抑え色素沈着しないように肌の代謝を高めることがシミ対策のカギとなります。代謝を高めるために古い角質を除去できるものがピーリングです。ピーリングをした後はシミに有効な美容液を使うと効果的でアルブチン、コウジ酸、ハイドロキシンなどの美白成分をしっかり補給してケアをしましょう。

エイジングケア化粧品だけで満足してない?年齢肌には外側と内側のケア

若いうちは気にならなかったお肌も年齢とともにハリや弾力が失われ、シワやたるみなど肌悩みが増えていくのは決してめずらしいことではありません。人は生きている限り老化していき、年齢肌はだれもが避けては通れない問題といえます。エイジングケア化粧品で対策している人もいるかもしれませんが実はそれだけでは不十分です。肌の悩みにあった美容成分や保湿成分がたっぷりの化粧品を選ぶことも年齢肌には重要といえます。

しかし肌のハリや弾力の衰え原因は表情筋の衰えにもあるのです。年齢肌は化粧品で外側から表情筋を鍛えるエクササイズやトレーニング器具を使って内側からのケアも大切といえます。

「シワは保湿すれば大丈夫」という誤解!シワ対策にはコラーゲンを増やすケア

シワが目立ってきた場合、化粧水や保湿クリームをたっぷり塗って保湿をすればシワ対策になると思っていませんか?シワの多くは乾燥ではなく肌の奥の真皮にあるコラーゲンが減少することが原因です。コラーゲンが減ってしまうと皮膚を支える力がなくなり、肌表面に深いシワとなって現れます。つまりシワ対策にはコラーゲンを増やすケアが正解といえるでしょう。ただし世間ではコラーゲン入りの化粧品が多く売られていますが、シワ対策に使用するならコラーゲン入りではなくコラーゲンを増やす成分の入った化粧品を選ぶことがポイントです。

コラーゲンを増やすといわれている代表的成分は美白作用や抗酸化作用も期待できる「ビタミンC誘導体」、肌の弱い人には刺激の少ない「ナイアシン」があげられます。さらに目元の小ジワなど浅いシワに効果的な「レチノール」なども知っておきたい成分です。コラーゲン入り化粧品のほとんどは肌表面の保湿を目的としたもので、軽度なシワや乾燥からくるシワにはおすすめできますが、加齢からくるシワには効果的とはいえません。

ヒアルロン酸注射でほうれい線は治らない!?一時的なものと心得よう!

メイクで隠すのはなかなか難しいほうれい線は老けて見える最大の原因となります。ほうれい線は年齢とともに顔の筋肉が衰え、頬のたるみを支えられなくなって、深いシワが刻まれてしまったものです。そのまま放置しておいても回復することはなく、どんどん深くなっていく傾向といえます。ヒアルロン酸注射や化粧品で改善する方法もありますが、実はその方法ではほうれい線を根本的に解決することはできません。

即効性が高いとされるヒアルロン酸注射も効果は一時的なもので、持続性は低く、個人差や注入量にもよりますが効果期間はおおよそ3カ月~半年程度といわれています。(※1)効果を持続させるためには、繰り返し治療を受けなければならないのです。即効性のある方法もありますが、ほうれい線の原因はたるみですから、衰えてしまった顔の筋肉を鍛えないと根本的な解決には至らないといえます。

オーガニックコスメは肌にやさしいとは限らない!使用時の注意点

「化粧品にかぶれやすい」「ちょっとした刺激で肌トラブルが起きてしまう」など悩みが絶えないのが敏感肌です。洗浄力の強いクレンジングオイルや界面活性剤や防腐剤が入ったリキッドファンデーションを使わないなど、気を使っている人も多いことでしょう。刺激の強いものを避けたいから、植物由来のオーガニックコスメが安心とは思ってはいませんか?植物性だからといってオーガニックコスメが肌にやさしいとは限りません。漆で肌がかぶれるように、むしろ敏感肌の人は刺激になりやすいものもあります。

オーガニックだからやさしいと思いこまず、化粧品を試す前に必ず腕などでテストして安全性を確かめてから使うことが大切です。(※2)肌本来のバリア機能を高め、刺激が少ないと記載されていても、まずはサンプルから試すことがおすすめといえます。

価格よりブランドより大切なもの!自分の肌に合うコスメの探し方とは

お店にはさまざまなコスメが並んでいて、どれを選べばいいか迷うことはありませんか?とりあえず人気アイテムやハイブランドのものを選んでいまひとつだったなんてこともよく聞く話です。化粧品を選ぶときは価格やブランドよりも「成分」で選ぶことが賢明といえます。

美白ケアならビタミンC誘導体、ほうれい線が気になるならヒアルロン酸など、肌悩みに合った成分が入っているか自分の目で確認しましょう。(※3)自分の欲しい成分が入ったアイテムを使って正しく肌ケアをすることが、きれいな肌への近道です。

※1.スキンケア大学「失敗リスクがある!?ほうれい線へのヒアルロン酸注入」
※2.TimelessEdition「オーガニックの本当の意味とは?なぜいいか?と良い商品の見分け方」
※3.美肌マニア「知っておきたい化粧品成分表示の見方まとめ化粧品成分表示について」

ライタープロフィール
なつめさん
【なつめ】
メイクやスキンケアが好きで、自然派化粧品メーカーに美容部員として従事。妊娠出産をきっかけに退職し、ライター活動を始める。趣味は読書で、本屋通いが日課。得意ジャンルは美容と健康。アレルギーっ子を持つ母でありPTA会長を務めた経験から、教育や育児にも関心が高い。
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