特に女性は、年齢肌で悩んでいる方がとても多いかもしれません。そして年齢肌の中でも、最も気になってしまうものがほうれい線。このほうれい線こそが老け顔を作ってしまう厄介な代物なのです。この記事では、年齢肌の悩みと解決法について詳しくまとめてみました。
ほうれい線とは？
年齢肌における悩みとして、真っ先に思い浮かぶのがほうれい線でしょう。ほうれい線とは、一般的に鼻から口にかけての口横の溝のことを言います。年齢を重ねるにつれて顔にたるみが出てきてしまうため、高齢者であるほどにほうれい線が刻まれる人が多くなってくるのが特徴です。
年齢によってほうれい線の原因は異なり、また骨格などの違いから若いうちからほうれい線が出てくる人も少なくありません。このように女性の敵とも言うべきほうれい線は年齢や骨格によって対策法が大きく変わってくるため、まずはしっかりと年齢肌やほうれい線の知識を把握しておくことが重要です。そしてそれぞれの対策に見合ったオーガニックコスメや肌マッサージなどを実践することによって、ほうれい線ができにくい健康的な肌を保つことも可能になります。
20代のほうれい線の対策法とは？
20代で刻まれるほうれい線は、それほど老け顔の印象は受けません。なぜならば、20代のほうれい線の主な原因は骨格や乾燥によるものが多いからです。また20代の肌は、まだ若く艶や弾力も十分に備わっています。そして顔にはまだたるみも生じていないため、ほうれい線が出てしまったからといっても必ずしも老け顔には結びつかないのです。このように20代のほうれい線は肌の劣化とはほとんど無関係なのですが、やはり気になってしまう人は大勢いるようです。
20代の効果的なほうれい線対策として、口横の溝を浅くすることが挙げられます。溝を浅くするためには、肌の内部にある水分をしっかりと保持できるような健康的な肌を作らなければなりません。特に最近の若い世代は、10代から化粧品を多用している人が多いことが現状です。そのため若い頃から肌バリアが破壊されてしまい、いつのまにか乾燥しやすい肌になっているケースが多々見られます。それゆえに化学成分無添加の化粧品のみを使用する「ケミカル断ち」を、若いうちから実践しておくことが最適でしょう。また同時に表情筋のトレーニングを行うことも非常に効果的です。
30代のほうれい線の対策法とは？
30代のほうれい線の特徴はまだ顔に目立ったたるみもなく、特に30代前半では例えほうれい線ができてしまったとしても老けて見られることはほとんどありません。ただし30代後半になってくると、女性ホルモンが減少することによって急速に肌の弾力も減少してきますので、たるみと共に老け顔を形成しつつあります。しかしながらまだ肌にはハリも十分に残っているため、それほど心配する必要もないでしょう。それゆえ30代後半の人は、40代に向けてのほうれい線の予防を重点的に行うことが大切です。
30代のほうれい線対策として重要なことは、口横の溝を浅くすること。そして今後ほうれい線が深くならないように、しっかりと予防しておくことが大切です。そのため20代の時と同様に、ケミカル断ちや表情筋トレーニングはしっかりと意識しておかなければなりません。特にほうれい線が刻まれにくい健康的な肌を維持するためには、ケミカル断ちは必要不可欠です。また30代後半になると金銭的な余裕も出てくるため、エステやクリニックなどの美容医療を取り入れる人も増えてきます。自分でできるケアと美容医療のケアを上手に組み合わせることによって、より効果的なほうれい線対策が望めるでしょう。
40代〜50代にかけてのほうれい線の対策法とは？
40代以降のほうれい線の主な原因は、顔のたるみが中心となってきます。また顔がたるんでしまうと口横にできるほうれい線がシワになってしまい、老け感が一気に増してくるため早めに対策しなければなりません。なお、顔のたるみは40代から急激に表面化しますので、早めに対策や予防をしておかないと以前のような肌を取り戻すことが難しくなってしまうでしょう。特に40代後半から50代にかけては閉経前後ということもあり、肌のハリが急激に失われてしまう年齢です。そしてほうれい線の周辺にも細かいシワがたくさんできてしまうため、表情を作るだけでもシワが目立ってしまいます。
40代から50代にかけてのほうれい線の対策として、ケミカル断ちや表情筋トレーニングの他にも自分でできるケアがあります。それはヒアルロン酸やコラーゲンなど肌の弾力のベースとなる成分をサプリメントや化粧品などで補うことです。40代以降はこれらの成分の生成量が減少してしまうため、古いコラーゲンが硬くなってしまい肌の弾力までも低下させてしまいます。それゆえ体外から摂取することによって生成量を補い、低下してしまった肌のハリや弾力を取り戻すことが重要です。
60代以上のほうれい線の対策法とは？
60歳以降では、顔のたるみがさらに進むためほうれい線の溝がそのまま残ってしまいます。また、ほうれい線の上に頬のお肉が乗っかってしまう人も大勢いるようです。そして60歳以降のほうれい線は、真皮の深いところまでシワの溝が刻まれてしまうため、ほうれい線は口横だけでなくアゴにかけても伸びてきます。
60歳以降のほうれい線の対策は、ケミカル断ちと表情筋トレーニングだけでは改善することが非常に困難です。それゆえ完全にほうれい線を除去したいのであれば、「フェイスリフト」などの切除治療も検討しなければなりません。ただし年齢を考えても外科的手術は非常にリスクを伴うため、自分の体と相談しながら無理のない形でほうれい線対策を行うことが重要です。なお照射系の治療であれば切除治療よりもリスクは低いため、手段の一つとして念頭に置いておくのも良いでしょう。照射系の治療では皮下組織まで影響する「サマークール」や、さらに深い筋膜まで影響する「ウルトラリフト」などが改善効果が高くおすすめです。
年齢に合わせたほうれい線対策をすることが大切！
ほうれい線は、年齢肌と言われるように年齢によって原因も対策も大きく異なってきます。それゆえ自分の年齢による肌の状態をしっかりと把握し、正しい対策を行っていかなければなりません。ただしケミカル断ちと表情筋トレーニングは、どの年齢でも共通してほうれい線の対策や予防に効果的なため定期的に行っておくことが最適でしょう。
