あなたを悩ます肌トラブルはどの種類?症状別原因とスキンケア方法

2017年7月27日
あなたを悩ます肌トラブルはどの種類?症状別原因とスキンケア方法

お肌にトラブルを感じない人よりは、1年中悩みを持っている人の方が多いのではないでしょうか?年齢を重ねるごとに悩みが増えていくこともあります。
ここでは色々な種類がある肌トラブルを例に挙げ、スキンケアなどの対策方法についても合わせて紹介していきます。

乾燥するのに吹き出物が出来るのはなぜ?

乾燥肌や隠れ乾燥肌とも言えるインナードライスキンの人は意外に多く、大人ニキビの代表的な原因が乾燥です。

思春期ニキビはホルモン分泌が過剰になる影響で皮脂も増え、それによって毛穴が詰まります。そして、詰まったままの状態になるとニキビとなってしまいます。
毛穴に詰まることでニキビになるのは、実は乾燥肌でも同じことなのですが、乾燥肌の場合は毛穴が細くなって詰まりやすくなっていることが最大の原因です。なぜ毛穴が細くなるのかと言うと、皮脂量が少ないせいで大量に角質層の水分が失われることによって角質が硬くなり、毛穴が細く弱まってくる、という流れです。細い毛穴は、少しの皮脂でも詰まりやすくなってしまいます。

皮膚科でのニキビの治し方は、抗生物質や外用薬、内服薬などの処方です。皮膚科学会で提示しているガイドラインに沿って治療されます。
セルフスキンケアでは、セラミド化粧水が有力な選択肢の一つです。セラミドは肌の保水力を上げることで乾燥を改善に導き、角質のバリア機能回復が期待できます。

見た目年齢を上げる大敵、シミの原因とは

シミの代表的な原因は紫外線です。肌に直接紫外線を浴びる以外にも、目に入ってくる紫外線が原因になることもわかっています。
紫外線を浴びると、体内ではメラニン色素が生成されます。メラニン色素は肌を紫外線から守る役割があり、過剰に生成された分は排出されますが、生成量が多すぎたりターンオーバーが乱れたりして排出が上手くいかないこともあるのです。そうなると色素沈着が起こり、シミに変化します。

紫外線はもとより、摩擦などの外的刺激やターンオーバーの乱れを引き起こす良くない生活習慣にも気をつけることが大切です。
クリニックではレーザー治療やケミカルピーリングなどを行っており、外用薬や内服薬の処方も定番です。
家庭においても、外用薬を塗布したり美白化粧品を使ったりしたケアが可能です。ビタミンC誘導体入りの化粧水などは、今後できるシミを予防する効果が期待できるとしてクリニックでも処方されています。

年齢を意識するきっかけとなるしわの種類

しわは大きく分けて、乾燥じわと表情じわ、老化じわの3種類があります。
乾燥じわは一時的にできるもので、角質層の保水力の低下が原因です。目元や目尻に現れる細かくて浅いしわで、小じわやちりめんじわとも言われます。
表情じわは表情によってできるしわのことで、本来元に戻るはずの肌が乾燥などによって戻らず、しわを記憶してしまうのです。

老化じわは加齢や過剰な紫外線によって、コラーゲンとエラスチンが減少することが原因です。コラーゲンに深く刻まれるもので、皮下脂肪が増減することや重力の影響によって皮膚がたるんでしわになります。また、表情じわが進んで老化じわに変化することもあります。
しわはセラミドやヒアルロン酸入りの化粧品などで目立たなくすることが可能です。角質層に水分を補い、内側からふっくらさせてあげましょう。
紫外線の影響も大きいため、外出時はUV対策に気をつけてください。

疲れて見える目の下のくまにも種類がある

くまは大きく分けると、茶ぐまと青ぐま、黒ぐまの3種類になります。
茶ぐまは色素沈着が原因で、花粉症やアトピー性皮膚炎などで目を擦りすぎた人に多く見られます。さらに考えられる原因は、化粧品かぶれや肌に残った化粧品などです。目の下だけでなく、まぶたにできることもあります。対処方法としては、シミと同様に美白製品を使うのが一般的です。

青ぐまは血流が滞っていることが原因で、毛細血管の色がくまとなって現れます。冷えやホルモンバランスの乱れ、睡眠不足など、様々な要因が考えられます。パソコンやスマホなどの画面を長時間見る人は目の周りの血流が悪くなるので、注意が必要です。対処方法としては、血流改善にホットパックをしたりマッサージをしたりするのが良く、スキンケアにはビタミンK入りのアイクリームが有力な選択肢の一つです。ビタミンKはうっ血を解消する効果の他、メラニン生成酵素の動きを抑制する効果が期待できます。なお、マッサージはクリーム等で摩擦を弱め、薬指でソフトに行いましょう。

黒ぐまは、目の下のたるみが影になってくまに見えている状態のことです。加齢によって目袋ができてたるみ、その下がへこむことが原因となる人が多く、元々目の下に脂肪が少ない場合でも現れます。これはセルフケアでは難しく、クリニックなどでの治療が主な対処方法となります。

肌トラブル原因と対策方法まとめ

年齢を重ねるごとに、何種類も肌トラブルが同時に起こることもあります。まずはそのトラブル原因を知ることが対策に繋がりますので、ぜひ参考にしてください。
また、様々な肌トラブルには、保湿が大事な対策だと考えられています。水分を肌に与えて油分で蓋をするのが基礎化粧品の基本的な考えです。洗顔後は水分の少ないものから油分の多いものを順番に付けることを基本にしましょう。
肌トラブルを引き起こさないためにも、日頃からスキンケアをすることをお勧めします。

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

Top