肥満と診断された!そんなときに知っておきたいポイントや対策!

2017年12月27日
肥満と診断された!そんなときに知っておきたいポイントや対策!

気が付かないうちに陥っていることがあるのが、肥満の怖いところです。久々に受けた健康診断などで、肥満の兆候を指摘された方も実のところ多いのではないでしょうか。なぜ肥満になってしまうのかや、肥満の方に多い病気、改善方法などを簡単にご説明していきましょう。

肥満になってしまうパターンをご紹介

多くの場合、肥満はその方の生活習慣と深く関係しています。肥満には遺伝の影響があることも指摘されていますが、遺伝よりも遥かに大きい影響力を持つとされるのが生活習慣です。肥満に陥ってしまう方に多いのが、例えばストレスによる食べ過ぎです。

日ごろからストレスにさらされている方は、空腹感を感じていなくてもつい甘いものやファーストフードなどに手を出してしまうことがあります。このような食品を食べると、脳にドーパミンと呼ばれる物質が生じて一時的にストレスが和らぎます。幸せ感を呼び起こし、ストレスを減らす効果があるのがドーパミンの特徴です。心の安定を得るために常に食べ物が手放せない状態になると、肥満の状態に陥ってしまうことも少なくありません。また、食生活の乱れも肥満の一因です。

例えば、食事の時間が不規則で夜遅く食事をとる方も意外に肥満になりやすいです。こういった食事の仕方をすると、代謝のリズムが少なからず乱れます。深夜の夜食にラーメンなどを食べている方に多いのが、いつの間にか体重が増えているといったパターンです。

どうして肥満になるの?

口からとり込んだ食品は、消化によって体内に吸収され栄養素として活用されます。こういった消化を支えているのが代謝です。代謝がスムーズに行われている時には摂取した栄養素も速やかに分解、吸収されていきますが、代謝のペースが低下すると分解されずに残った脂肪などが体につきやすくなります。例えば、このような代謝の乱れによって生じるのが、肝臓の内臓脂肪や下腹などにつく皮下脂肪です。

いったんついてしまった脂肪は概して落ちにくく、同じような生活習慣を続けているとどんどん蓄積される量が増え、ついには肥満の状態に移行してしまうことがあります。脂肪を燃焼させるためには、摂取した栄養素やカロリーを運動などで効率よく消費することが必要です。

摂取する量が多いにもかかわらず1日の運動量が少ないと、消費されなかった分が脂肪として蓄積されてしまうわけです。したがって、日頃から運動不足の方はどうしても肥満になりやすい傾向があります。代謝は年齢とともに徐々に低下していきますので、40代以降の方は食事と運動不足の影響が体型にダイレクトにあらわれやすくなります。

肥満になると病気になるリスクが上がる!?

肥満は、時に健康被害を引き起こすことがあります。肥満と関係が深いと言われている病気はたくさんありますので、健康診断で指摘された方は体調全般に気を配る必要が出てくるでしょう。

例えば肥満の方に多いのが、糖尿病です。糖尿病も、高カロリー食や食生活の乱れ、ストレスなどが一因になっています。また、高血圧や動脈硬化、脂質異常症なども肥満の方によく見られる病気です。肥満の方で、高血圧や高血糖などの症状がある方はメタボリックシンドロームに該当するケースも。健康診断でも要観察、要指導の状態として扱われるのが、このメタボリックシンドロームです。メタボリックシンドロームになると、心臓や血管、脳などの病気にかかるリスクが上がります。

肥満の方は、元々心臓などに負担がかかりやすく、心臓血管系の病気には特に注意をする必要があるでしょう。また、脂肪肝などの内臓の病気にかかるリスクも高くなりますので、早めに対策を講じるのがベストです。

肥満の良い改善方法は?

生活習慣が一因になっている肥満の場合は、日常生活を見直すのが1つの解決法になります。食生活の乱れが主な原因になっている方は、食習慣を改めることが真っ先に必要になるでしょう。過食ぎみの方は、問題行動の背景にあるストレスを減らすことも大切です。どうしても何かを食べたくなった時には、カロリーの少ない食品を選ぶようにすると良いでしょう。

菓子類や高カロリーの食品を控えて、少量でも満足感が得られる果物やアーモンドなどを選ぶのが1つの方法です。自宅にいるとつい食べてしまうという方は、積極的に外出をして気分転換をするのも効果が期待できます。ウォーキングなどの軽い運動をすれば代謝が上がり、カロリーも消費されるでしょう。

適度な運動は手っ取り早くストレスを減らせる方法の1つになりますので、間食が多い方は試してみてはいかがでしょうか。1日に食べた食品の種類を、ノートなどに控えておくと摂取カロリーやその日にとり込んだ栄養素などが分かります。自身でダイエットを進めるのが難しい時には、食事や運動について医師に相談することも可能です。自分に合った方法で、肥満を改善していきましょう。

肥満と診断されたら積極的に対策を立てていこう!

このように生活習慣との関わりが深い肥満は、自分自身の努力で改善できる可能性があります。原因に心当たりがあればすぐにでも手を打つことが可能ですので、健康を維持するためにも諦めずに肥満対策を進めていきましょう。

▼参考サイト
https://style.nikkei.com/article/DGXDZO71378330X10C14A5MZ4001?channel=DF140920160919&style=1
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/obesity/pamph03.html
http://ストレス解消.tokyo/category3/entry24.html

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

Top