偏差値によって違う?中学受験にかかる費用について

2018年1月15日

中学受験を検討している保護者にとって一番気にかかってくるのが、受験をするためにかかってくる費用です。そんな中学費用は子供の偏差値によってどの程度かかってくるのかが違うと言われているのですが、今回はそんな中学受験の費用に関して解説していきます。

平均してかかってくる費用はどの程度なのか

まず中学受験をするまでにかかってくる費用がどの程度なのかというところなのですが、一般的に平均するとおよそ250万円ほどかかると考えられています。これは小学校の3年生から4年生ごろにかけて対策を始めた場合の費用なので、もっと早い段階から対策を始める場合はさらに費用が掛かりますし遅い場合はもう少し安くなる場合もあるようです。

ちなみに内訳として最もかかってくる費用として挙げられているのが塾代であり、平均するとこちらがおよそ200万円とほとんどの費用が塾代である点がわかります。そして中学受験の受験費用がおよそ10万円程度で、それ以外は別途勉強するための教材費や夏季や冬季などの長期休暇中に開催されている講習費用などの雑費になります。これに加えて個別指導などのオプションや家庭教師などを導入するとなれば、さらに費用が高くなってしまう可能性も指摘されているようです。

実際に偏差値によって費用は異なる?

では偏差値によって中学受験にかかってくる費用が異なるのかというと、例えば受験する中学校の偏差値よりも明らかに低い子供が中学受験をする場合は塾でも通常のコース以上に勉強する時間を費やす必要があるほか、講習などを受ける必要が出てくる可能性が高いです。そのため結果的に受験に関連するものを多く取り入れなければいけなくなってしまうので、費用がかさみやすくなっていると考えられています。

それに対して受験する中学校の偏差値と比較すると差がそこまでないなどある程度安定している子供の場合は、より学力の強化を図ったり苦手な分野を克服するなど一部分に力を入れた勉強ができるようになります。そのため受験に関連するすべてのものを取り入れるのではなく、その中から選択して利用するようになるため費用を抑えることが可能です。このように、偏差値によって受験に関連するものをどこまで取り入れなければいけないのかが、費用の違いを生み出している大きな要因ではないかと言われています。

費用を抑えるためのポイントは

中学受験にかかってくる費用を抑えるためには、どのように効率よく子供の偏差値を上げられるかどうかがポイントです。大切なのは「基礎学力を身につけること」で、「読み」と「書き」、そして「計算」だと言われています。それぞれの能力を伸ばすように早い段階から勉強できるようにしておくと、基礎から応用に切り替えやすくなっているので偏差値が上がりやすいと考えられています。

では基礎学力を身につけるためにはどうするのかですが、一般的には早い段階から中学受験を意識した塾の利用がおすすめです。塾では読みや書き、計算などの基礎能力を身につけられる環境が整っているので、小学校の3年生から4年生の早い段階で塾での授業に慣らしてあげます。そうして塾での通常の授業についていける能力を身につけられれば、オプションで受けられる講座や個別指導・家庭教師など別途で利用するものが必要なくなるので費用を抑えられるのです。

ほかにも教科ごとに苦手なものができないようにバランスよく勉強できるかどうかもポイントで、あまりに苦手な科目があるとそちらを強化するためにオプション講座や個別指導を受けなければいけない可能性があります。そのため教科ごとの偏差値も安定させる必要があるので、こちらは塾を利用しながら必要に応じて適宜必要な勉強のサービスを利用するなどのサポートが必要です。

塾の選び方にも注意が必要

中学受験の費用で最も割合が大きくなってくるのが塾なので、塾の選び方も費用を抑えるために必要なポイントとなっています。一般的には大手塾がおすすめされていますし、特に偏差値が低いなど基礎学力も安定していない子供の場合は大手塾を利用して基礎学力を身につけながら偏差値を高めていく方法を利用する保護者も多いです。

ここで注意しておきたいのが、大手塾の場合は1時間当たりの単価がどこもそこまで大きく変わるわけではないという点です。このため月謝が高いところは授業時間が長いために高くなっているのですが、この授業時間に子供がついていけるかどうかが重要になっています。偏差値を効率よく上げるためには基礎学力を身につけることも大切なのですが、それと同じように子供に合った授業スタイルや授業時間の塾を選ぶのも大切です。そのため授業時間の長さについていけそうであれば高い月謝の塾でじっくり偏差値を上げていくのがいいですし、逆に授業時間の長さについていけないのであればゆっくり勉強を進められるように安い月謝の塾を利用してもいいとされています。

まとめ

中学受験の費用は偏差値によって必要となるサポートが異なるため、低いほど学力向上のためにコストがかかりやすくなっています。そのため効率よく偏差値を上げるように塾やサポートの内容を選んであげることが、結果的に偏差値向上と費用を抑える対策になっているのです。

▼参考サイト
※1.【 Sodan[ソダン]】中学受験するまでにかかる費用は約250万円!!
※2.【中学受験情報局『かしこい塾の使い方』】中学受験の塾通いでかかる費用はいくら?月謝を抑えるコツを指南

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