海外に旅行する際には保険加入で悩んでいるかもしれません。今から渡航を控えている時には、色々なリスクへ備えることの必要性について、確認しておいたほうが良いでしょう。加入タイミングで保険料も変わりますから、早めの検討がおすすめです。
海外旅行で保険が必要になる理由
海外旅行先では、日本での暮らしと異なる部分は多くなってきます。病気や怪我をした際には保険や病院のシステムも違いますし、救急車を利用して高額請求がなされた事例も、しばしば見られるようです。何度か旅行して慣れている国でも、イレギュラーな事態の際には違った側面が現れることもあり、油断は禁物でしょう。言葉がうまく通じず、良く事情が飲み込めないまま、身動きが取れなくなるような事態は避けたいものです。
海外旅行中に何らかのトラブルに遭遇した、と言う方は年間で2万人程度にのぼるとされます。これは全旅行者の約3%から4%にあたるので、30人から25人に1人は、アクシデントを経験すると言うことになるでしょう。これは安心できる数字ではなさそうです。
保険に加入しておくメリット
海外旅行の際には、日本の健康保険は使えません。保険制度も国によって色々とありますし、社会保障も異なります。万が一の際には、高額な医療費が必要になるケースも考えられますが、もしも支払えなかったら困ってしまうでしょう。日本で加入している生命保険や医療保険では、不足となる場合もありますので、海外でのトラブルに強い保険に加入しておくと、心強いです。海外旅行保険では、渡航先でのトラブルに対処できる、海外旅行保険ならではの魅力があります。現地でのアクシデントを想定している保険サービスですから、細やかなポイントの対応も見込めるわけです。
まず、渡航先では言葉が通じないケースは、少なくありません。ある程度は会話できても、複雑なやりとりは難しい場合もあるでしょう。海外旅行の保険では、この言葉が通じないリスクを考えて、日本語での対応を実現しているサービスがあります。現地で立ち往生してしまい、家族を呼び寄せる必要がある場合には、費用に心配があるでしょう。この点でも、カバーしてくれる保険を見つけられます。救援者費用と呼ばれているもので、家族の渡航や捜索に関する費用が補償されると言う内容です。
物品の破損や盗難に遭遇しても、保険があるとダメージを食い止められます。着替えやお土産程度でしたら何とかなりますが、もしも財布のような、重要な持ち物を盗難されてしまうと一大事です。海外では盗難やスリが多いエリアもありますから、これも気をつけておきたいポイント。被害にあった時もですが、不注意で加害者になってしまった場合にも対応が有るので、備えておいたほうが安心です。
海外旅行では、災害や事件のために飛行機が飛ばず、現地に足止めされることがあります。この時には食品や生活用品、宿泊費用が余分に掛かるリスクが出てくるのですが、これもカバーすることが可能です。海外旅行の保険サービスは多数のものがあり、それぞれに魅力や特徴があります。契約を考える時には費用だけではなく、内容を吟味して決めていきましょう。
クレジットカード付帯の保険では間に合わないかも
クレジットカードにも海外旅行保険が付帯していることがあります。これが付いていると安心感もありますが、やはり、カードのおまけ的な立ち位置ですから、不足するケースは出てくるでしょう。場合によっては役立ってくれるものの、海外旅行保険は別に加入しておくのがおすすめです。
クレジットカードに付帯してる保険では、保障内容が制限されているものがしばしば見当たります。一枚のカード毎に保険金の上限も決まっていますし、保険期間が短いものもあるようです。また、死亡保障はしっかりしていても医療保障がイマイチだったりと、アンバランスな内容になっているケースもあり、注意が必要なポイントです。しっかりと保証内容を確かめて、不足が無いようにしておきましょう。
オトクな海外旅行保険の探し方
海外旅行は加入タイミングなどでも費用が変わってきます。どのように加入をするのが望ましいのか、確認しておきましょう。まず、空港で加入するのは便利ですが、問題点があります。保障が詰め込まれていて費用が高くなる可能性や、慌てて良くわからないままに加入してしまうリスクもあるかも知れません。保険はどのような場面で、どう使えるのかを知っておくことが大切なので、余裕があるうちに調べておくことがおすすめです。
海外旅行保険はインターネットを使って探すと手軽ですが、細やかな部分については対面で相談したほうが確実性が高いでしょう。どちらの方法もメリットがあるので、上手に使いこなすことが大切です。ネットで色々と調べて、具体的には対面で特約などを考えていく、と言う方法も悪くないでしょう。
まとめ
せっかくの海外旅行ですから、いい思い出を作れるような計画を考えたいものです。特に、衛生状態や治安状況が思わしくない国の場合には、慎重に保障を選びましょう。保険は使わないともったいなく感じるかも知れませんが、安心を買うことはできます。心強いサポートを備えて旅に出かけられるので、たとえ保険は使わずじまいでもメリットはあるでしょう。
▼参考サイト
※1.【保険比較の保険市場】海外旅行保険は空港で加入すると保険料が高い？
