中学生の学力をアップするコツ!個別塾・集団塾・家庭教師、どれが向いているの?

2018年1月24日

中学生のお子さんを持つ親御さんの中には、「自宅学習を全くしていない」「宿題をしていない」と悩んでいる人も多いでしょう。普段の勉強の中で塾や家庭教師を検討している人は、個別塾・集団塾・家庭教師の違いを理解することが大切です。今回はメリット・デメリット・費用・向いている人の4点に着目し、それぞれの特徴を見ていきます。

個別塾・集団塾・家庭教師のメリットは?

個別塾は講師にマンツーマンで指導して貰う時間と、自習の時間があります。仮に60分間の授業だとすると、個別指導して貰えるのは約20分間です。それ以外の40分間は自習となるため、1人で勉強に集中できるメリットがあります。分からない所があれば気軽に質問できることも個別塾の特徴です。個別指導に関しては1人1人に合ったカリキュラムを組んで貰えるので、質の高い学習時間と成り得ます。ちなみに、授業を欠席した場合は別の日で振り替えて貰えるケースが多いです。年齢の近い講師が多く、プライベートの相談をしている生徒も少なくありません。

集団塾はプロの講師が圧倒的に多く、学習内容や勉強方法を教えることに長けています。講師のレベルが高いにも関わらず、費用は比較的リーズナブルです。周囲と競争することで、切磋琢磨しながら勉強できます。塾によってはテストや模試の成績をランキングで発表することもあるようです。さらに、夏季講習・冬期講習・勉強合宿といったイベントを開催することが多く、長期間の休暇を有効活用できます。勉強しながら友人を作れることも、集団塾ならではのメリットです。

家庭教師はプロの講師に依頼すれば、集団塾と同レベルの質が高い授業をマンツーマンで行って貰えます。つまり、個別塾と集団塾、両方のメリットを兼ね備えているということです。気軽に質問できる・オリジナルのカリキュラムを組んで貰える・苦手を克服できるなど、さまざまなメリットがあります。勿論、授業を欠席すれば、振り替えて貰うことも可能です。また、送り迎えが必要ない・保護者の目が行き届きやすいといった、親御さん側のメリットも存在します。

利用する時の注意点まとめ

個別塾は大学生のアルバイトが集団塾や家庭教師よりも多いため、慎重に塾を選ぶ必要があります。後に説明しますが、集団塾より費用が高いリスクもあるので注意が必要です。集団塾は講師のレベルが高いものの、1人1人に合わせた授業を行うのが難しくなっています。欠席すれば授業が進んでしまうため、体調管理しながらしっかり勉強することが大切です。その他に質問しにくい・イベント参加費を別途請求されるといった注意点があります。

家庭教師の講師はプロとアルバイトの大学生が半々なので、学習の質と価格のどちらを重視するか考えてください。プロの講師は高額な料金を支払えば、集団塾並みの指導をして貰えます。大学生の中には教え方が上手い人もいるので、良い人に当たればリーズナブルな価格でハイクオリティな指導を行ってくれます。また、周囲の人と競争できないことも、マンツーマン指導の家庭教師ならではのリスクと言えるでしょう。

塾や家庭教師によって異なります!気になる費用の平均相場は!?

塾や家庭教師によって料金や授業時間が異なるので必ず事前に確認してください。まず、個別塾は1コマ5000~6000円、週1回1教科なら毎月4万円程度かかります。指定教材を購入するケースが多いものの、それほど高額な費用にはなりません。

集団塾は1コマ1600円~5000円程度の塾が多く、平均相場は3500円です。週1回1教科なら毎月約15000円ですが、集団塾に通っている生徒は3教科以上取っているケースが多く見られます。そのため週3回3教科で計算すると、平均相場は毎月約3~4万円です。さらに、受けている教科分の指定教材を購入する必要があり、数万円程度の追加料金が発生します。家庭教師は1コマ7000~8000円、週1回1教科なら毎月3~4万円の支出です。指定教材を購入するケースもありますが、市販の教材に対応してくれる家庭教師も少なくありません。1コマの料金が高いものの追加料金が発生しない分、個別塾や集団塾より安く済むケースもあります。

塾や家庭教師はどんな子供に向いているの?

メリットやデメリットを比較すると、個別塾は偏差値50以下くらいで学校の勉強についていけない中学生に向いています。基礎的な内容を理解していなくてもその子に合わせたカリキュラムを組んでくれるので、1から教えて貰うことが可能です。そして、宿題や予習を自分でできる・どこを理解していないのか分かっている、この2点が重要なポイントと成り得ます。自宅学習できる子供は勉強の仕方を理解しているので、個別塾の自習時間もスムーズに勉強できる可能性が高いです。分からない部分を理解していれば速やかに講師に質問できるため、時間を無駄にすることがありません。

逆に集団塾は偏差値50以上で基礎的な内容をある程度理解し、さらに学力をアップしたい子供に向いています。偏差値が50以下でも自分の理解していない部分が分からない子供は、個別塾より集団塾の方が良いかもしれません。なぜなら集団塾は世間一般の子供が分からない部分を中心に指導してくれるため、授業を受けることで理解していない部分を解決できる可能性があるからです。どうしても分からない所は授業後に個別で質問する方法もあります。また、勉強ができる人達と競って、自分のレベルを知りたい競争心がある子供にも集団塾がおすすめです。

家庭教師は勉強の仕方が分からず、学校の授業についていけない人に向いています。個別塾と違って授業が60分間なら60分間ずっと講師が教えてくれるので、勉強の仕方が分からなくても問題ありません。その子に合った勉強方法を指導して貰えば、徐々に自宅学習の習慣が身に付きます。1人や集団では勉強に集中できない場合、家庭教師が側にいることで適度な緊張感が生まれて勉強がはかどる可能性もあります。

子供に合った学習方法を見つけるコツ!

個別塾・集団塾・家庭教師はそれぞれ向いている子供の特徴が異なるため、自分の子供に合った学習方法を見つけることが大切です。その際、自宅学習の方法と自分の分からない部分、どちらを理解していないかをチェックする必要があります。自宅学習を理解していないなら家庭教師、自分の分からない部分なら集団塾が最適です。どちらも理解している場合は個別塾が向いているかもしれません。

▼参考サイト
※1.【家庭教師のあすなろ】 個別指導と家庭教師の違い
※2.【スタンダード家庭教師サービス】塾と家庭教師との違い
※3.【塾ナビ イトクロ】家庭教師と集団塾、どっちが良いの?
※4.【塾ナビ イトクロ】個別指導と家庭教師の違い
※5.【家庭教師比較ネット】塾と家庭教師の違い
※6.【家庭教師何でも解決.net】個別指導塾と家庭教師どっちがいいの?

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