トイレを毎日キレイに保とう!トイレ掃除のコツとポイント

2018年1月25日

毎日のように家族で使用するトイレ。定期的に掃除しても上手く掃除できないところや、気付けば汚れが蓄積しているところがありませんか?
そこで、トイレをキレイに保つ方法や、掃除するときのコツやポイントを紹介します。

見落としがちな汚れと原因を知ろう!

トイレにおける汚れは便器や便座、便座カバーだけではなく、周囲にある壁や床に汚れが付着し嫌な臭いやアンモニア臭を発生させています。これらの汚れの正体には黒ずみ(カビ)や黄ばみ(尿)が挙げられます。
黒ずみの主な発生原因は水を流した際に壁や床へ水が飛び散ったことで、湿気が溜まることが原因です。さらに、湿気のある壁や床にホコリが積もることでカビの餌となり、より黒ずみが発生してしまいます。

そして、壁や床の黄ばみの原因となるのは男性の立った姿勢で行う小用です。立った姿勢での小用では1日辺り約2300滴の尿が飛び散っているという研究結果があります。飛び散った尿が壁や床に蓄積することで黄ばみとなっていきます。
これらの汚れを予防するには毎日のマメな掃除が不可欠です。蓄積する前の汚れであれば雑巾やトイレ掃除用のシート等で拭き取るだけでも効果があります。もしくは、男性が用を足す際に座った状態でしてもらうことで尿の飛び散りを予防することもできます。

黒ずみ(カビ)を落とす方法

便器や床に付いてしまった黒ずみ(カビ)は酸性です。この酸性の汚れを落とすためにはアルカリ性である重曹を使用することで効果的に黒ずみを落とすことができます。重曹には黒カビに含まれるタンパク質を分解する効果がある他、消臭作用やモノを傷つけにくい研磨剤としての効果も発揮します。

具体的な使い方としては、重曹スプレーを使用する方法です。スプレーボトルの中に40度前後のお湯100mlと、重曹小さじ1杯程度を入れて混ぜます。重曹は水と混ざりづらいため、しっかりとボトルを振って混ぜ合わせる必要があります。そして、このスプレーを雑巾に直接吹きかけ、後はいつも通りに拭き掃除を行いましょう。

他にも、直接気になる汚れへ重曹をかけて歯ブラシでこするという方法もあります。また、トイレタンクに重曹を入れて約6時間ほど置いて汚れを浮かせた後、そのまま流すだけでもタンク内の掃除を行うことが可能です。
さらに、消臭剤として使用したい場合はサニタリーボックス等に重曹を入れておくことで消臭効果を発揮します。

黄ばみと水垢を落とす方法

トイレに付いた黄ばみや水垢を落とすにはクエン酸を使用する方法が効果的です。黄ばみや水垢はアルカリ性の性質があり、酸性であるクエン酸により中和して汚れを落とします。
具体的な使い方は重曹と同様にクエン酸スプレーを作り使用します。スプレーボトルの中に水100mlとクエン酸小さじ1/2を入れて混ぜ合わせます。頑固な汚れを落としたい場合はクエン酸の濃度を上げて使用しましょう。

作ったクエン酸スプレーは雑巾に吹きかけて気になる箇所を拭き取ります。さらに、便器の内側についた頑固な黄ばみを落とすコツとして、トイレットペーパーを便器の裏側に貼り付けた後にスプレーを吹きかけて1時間程度そのままで置いておくと黄ばみが落ちやすいです。
注意点として、塩素系洗剤と一緒に使用すると有毒ガスを発生させるため、クエン酸を使用する際は単独で使用する必要があります。また、金属部分に使用すると、金属が錆びる可能性があるため注意しましょう。

便器以外の掃除方法

トイレ内の汚れは便器や便座以外にも付着しており、臭いの原因にもなっています。
汚れの溜まる箇所にはトイレの換気扇があります。換気扇はホコリと湿気が溜まりやすいため、カビが発生しやすくなってしまいます。換気扇の掃除方法として、取り外しが可能な場合は取り外した後にホコリを拭き取り、カビ取り洗剤を吹きかけて放置したあとにしっかり洗剤を拭き取りましょう。取り外しができない場合は歯ブラシや掃除機等で可能な限り汚れを落としましょう。消臭、除菌効果のある重曹とクエン酸を使用しても効果的に掃除が可能です。
また、ペーパーホルダーやドアの取っ手には手垢が付着しています。重曹は手垢にも有効的なので、重曹スプレーを吹きかけた雑巾でしっかり拭き取ることができます。

トイレ掃除における注意点

トイレ掃除にはいくつかの注意点があり、気を付けないと掃除とは逆効果を生んでしまう恐れがあります。
その一つとして、便器に傷をつけてしまう掃除方法です。便器に付着した頑固な汚れを落とそうと一生懸命に何度も擦ってしまうと、便器に傷がついてしまう可能性があります。傷の中に汚れが溜まったり、カビが発生してしまうため必要以上に擦らないようにしましょう。

また、カビが発生している箇所への水拭きにも注意が必要です。カビの発生原因として湿気がありますが、水拭きすることで湿気を与えてしまうためカビが繁殖しやすくなります。カビを落とす際は専用の洗剤や重曹等の用途に合ったモノを使用して効果的に落とすことを心がけましょう。

まとめ

トイレ掃除には様々な方法があり、汚れによって効果を発揮する方法が異なります。
実際に掃除を行う際には自宅のトイレにどのような汚れが付いているのかを把握し、的確な方法を選んで効果的な掃除を行うようにしましょう。

▼参考サイト
※1.【エネチェンジ】トイレ掃除には重曹を使おう!効果的な重層の使い方

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