トイレの汚れやニオイにさよなら!今日からできるトイレ掃除のコツ

2018年2月1日

トイレのドアを開けた瞬間ツンとした嫌なニオイが鼻につく、そんな経験はありませんか。トイレは、家の中でも特にニオイや黄ばみ、黒ずみなどの頑固な汚れが発生しやすい場所です。しかし、家の中がどんなにきれいでもトイレが汚いと残念な印象を受けてしまいます。毎日使う場所だからこそ清潔に保ちたいものです。そこで今回は、トイレの汚れの原因とトイレ掃除のコツについて紹介します。

トイレのニオイは意外なものが原因に…

トイレのニオイの主な原因は、尿ハネと尿石であることがわかっています。男性が立ったままおしっこをした場合、尿の飛び散る距離は約1メートル、飛沫は1日に約2,300滴にもおよぶというから驚きです。便器だけでなく、床や壁など広範囲に飛び散ります。尿ハネは直径2mm以下の霧状になって飛び散るため、目で確認することはできません。そのため、お掃除の際に見落としてしまいがちです。この飛び散った尿には黄色ブドウ球菌が繁殖し、尿を分解するときに発生するアンモニアがニオイの主な原因となります。

特に、便器の高さから下の部分は飛び散りが多いので1日1回はしっかり拭いておきましょう。女性は座って用を足すので安心と思うかもしれませんが、実は座って用を足した場合、今度は便座の裏側に跳ね返った尿が付着し、時間が経つと尿石となって悪臭の原因となります。トイレの汚れは便器だけではない、ということを覚えておきましょう。トイレ全体の尿ハネを抑えるためには、男性も座って用を足す癖をつけることが大切です。(※1)

トイレの壁や床の掃除におすすめのアイテムとは?

トイレの壁や床は尿ハネによる雑菌の温床となっています。そのため、乾いたトイレットペーパーや濡らした雑巾などで拭くのは逆効果です。トイレの壁や床を掃除する際は、使い捨ての布やトイレットペーパーに除菌効果のある洗剤をしみ込ませて使うようにしましょう。

広い範囲を掃除したいときは、除菌消臭効果のある使い捨て用トイレシートを使うと、もっと手軽に掃除することができます。尿の床への飛び散り防止としてトイレマットを使用する人もいますが、トイレマットもまた、カビや雑菌の格好の繁殖場所となり、ニオイの原因となってしまいます。トイレ内にあるマットやカバーも、できれば毎日取り換えるようにしましょう。スリッパは、しっかり拭けるビニール素材のものを選ぶのがきれいに保つコツです。(※2)

どんなにこすっても落ちません…便器の黄ばみは酸で解決!

便器のふち裏や便座の裏にこびりついた尿石は、ブラシでごしごしこすっても落ちないくらい固く、厄介な存在です。尿石は尿に溶けているカルシウムイオンが濃縮した後に炭酸などと反応してカルシウム化合物になったものです。尿石はアルカリ性の汚れのため、落とすためにはアルカリ性を中和する酸性洗剤が効果的です。便器のふち裏には直接かけてしばらく置いてから流すようにしましょう。便座の裏の黄ばみも尿石が原因ですが、強い酸性洗剤を使うとプラスチックが劣化してしまったり変色したりする恐れがあります。この場合は塩素系漂白剤が効果的です。

直接スプレーした後トイレットペーパーなどでふき取ります。汚れがひどい場合はトイレットペーパーに浸したものを張り付けて、上からラップをしておきましょう。お掃除した後は成分が残らないようにしっかりと水拭きしておくことが大切です。尿ハネは時間が経つほど落ちにくくなってしまうので、汚れたらすぐに掃除をするのが鉄則です。普段のお手入れには、手肌に優しく素材を傷めにくい中性洗剤がおすすめです。(※3)

便器の水たまり部分に発生する黒ずみの正体は?

便器の汚れのなかで、黄ばみと並んで落ちにくく厄介なのがリング状の黒ずみ汚れです。この黒ずみの正体は、細菌によるヌメリが原因のものと、水垢にススなどの汚れが入り込んでできるものの2種類があります。細菌によるヌメリが原因の黒ずみは比較的落としやすいのですが、ススなどの汚れは落としにくく厄介な汚れです。

まずは酸性のトイレ用洗剤をかけ、ブラシでこすって落ちるか確認してみましょう。落ちないようならクリームクレンザーをスポンジにつけ、汚れをこすって落とします。このとき、水が溜まっていると掃除しにくいので、洗面器一杯分の水を勢いよく流し入れて、一度水位を低くしてから掃除するようにしましょう。(※4)

トイレ掃除は場所別の対策を!

トイレは毎日掃除しているつもりでも見落としがちな場所が多いため、雑菌が繁殖してニオイの原因となってしまいます。毎日清潔に保つためにはパーツに分けてきちんと掃除することが大切です。尿ハネが起きやすい便座の裏や便器のふち、床や壁は毎日中性洗剤でふき取りましょう。意外と見落としがちなのが、便座と床のスキマや便座の奥の汚れです。垂れた尿が入り込んで悪臭の原因となっていることがあります。

便座と床のスキマにはトイレシートやトイレットペーパーに中性洗剤を浸したシートを、竹串を使って差し込み、便器にそってふき取ります。便座の奥の汚れは便座を外してから同じくトイレシートなどでふき取ります。メーカーによって取り外し方が異なるので、必ず説明書をよく読んでから掃除するようにしましょう。トイレ掃除のコツは尿ハネを見逃さないことです。尿ハネの範囲は意外と広範囲で目には見えない分、厄介です。きれいに見えてもニオイが気になるという場合は、一度トイレ全体を徹底的に掃除してみましょう。思わぬ場所がニオイの発生源となっているかもしれません。

▼参照URL
※1【Lidea】「トイレのニオイ」は「尿ハネ」と「尿石」が原因だった!
※2【Lidea】「ちょこっと掃除」で「尿ハネ」対策!トイレをキレイにキープする方法
※3【Lidea】「フチ裏」が決め手!便器の中のお掃除方法
※4【Lidea】「トイレ掃除」汚れも臭いもスッキリ!場所別掃除のコツ決定版!

ライタープロフィール
にゃんこ
【にゃんこ】
にゃんこ:趣味ではじめた商品モニターとブログが人気となり、依頼が殺到したためフリーライターに転身した主婦ライターです。
3人のやんちゃな子どもを育てる主婦でもあり、気になることはとことんまで調べ尽くさないと気が済まない根っからの検索マニア。
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