ここに気をつければ成功!薬剤師として転職するポイント

2018年1月25日

薬剤師という仕事は売り手市場であるため、転職を考える際でも仕事が見つかりやすいのが特徴です。ただ、少しでも希望の条件に合ったところで働くためには、転職活動時に気を付けるべき点がいくつかあります。そこで、薬剤師の転職を成功させるポイントを紹介します。

まずは転職する理由を洗い出そう

薬剤師が転職を考えるときにはそれぞれに理由が存在します。まず6年間も薬科大学に通い、国家試験にも合格しているにもかかわらず満足いく給料が得られない場合には転職を希望する人も多いようです。また任せられる仕事量が多すぎて過剰な労働を強いられている場合や、自分のやりたいと思っている仕事が与えられなかった場合にも転職しようと考えるでしょう。

さらに大きな病院などで働いている場合には組織が肌に合わないこともあり、職場で孤立してしまうこともあります。そういった転職を考える理由を洗い出すことで、次はどんな職場で働きたいのかといった希望の条件がはっきりと見えてきます。将来性があり、自分がのびのびと働ける職場を選ぶためには、まず自分の希望する条件をしっかりと持つことが大切です。

薬剤師が転職するメリットは?

薬剤師としての転職にはさまざまなメリットが存在します。これまで給料が低いことが原因で転職を考えていた病院薬剤師は、調剤薬局やドラッグストアに転職するとほとんどの場合において給料のアップが見込めます。病院から病院の転職においても給料面での条件を提示することや、夜勤が多い病院での勤務を選ぶことでこれまでよりも賃金のベースアップができるでしょう。
また、安定を求める人であれば国公立の病院に勤務する公務員薬剤師を選ぶのもいいでしょう。

さらに休みが取りやすい職場環境を選ぶことで、プライベートを充実させることも可能です。薬局などでは週に2日半の休みが確保でき、有給消化率が100%となっているところもありますので探してみるのがいいでしょう。転職することで新しい環境への適応能力も養われます。薬剤師は薬の知識とともに患者さんとのコミュニケーションも非常に重要な仕事です。コミュニケーションスキルは同じ環境で仕事を続けることで、慣れが生じてくることもあります。しかし転職して新しい環境に飛び込むことで、そのスキルを新たに見つめ直す必要に迫られ、見つめ直すことでさらに成長が可能です。

その他にも経営を視野に入れている場合には、マネジメントが学べる転職先を選ぶことで自分のスキルアップにもつながります。薬剤師としての夢や目標を持っている人にとって、転職は非常に将来性をもった選択であるともいえるでしょう。

転職期間中も届け出はしっかりチェック

薬剤師になるために必要な「薬剤師免許」というのは薬剤師国家試験に合格後、一度申請をしておけば更新の必要がありません。ただ、薬剤師届け出というものが存在し、これは2年に1度の頻度で12月31日時点の状況を翌年の1月15日まで(1月15日が祝日などの場合は1月16日まで)に届け出を行う義務があります。薬剤師法により義務付けられているこの届け出は、きちんと行われていない場合には罰則が課される場合もある厳しいものです。病院や薬局、ドラッグストアなどに努めている薬剤師であれば、勤務先に保健所からの届け出が送られてきます。

ただ、すでに退職し転職期間中である場合には前回提出時に記載した住所地に送付されることから、前職の職場に送られてしまうのです。そのことから届け出を忘れてしまったといったケースもよくあります。退職する場合には次回の届け出年度も確認しておくのがおすすめです。また、子育てなどで離職している場合でも復職するためには届け出が必要ですので忘れないようにしましょう。

他にもこんなに!薬剤師の転職で気を付けるべきこと

その他にも薬剤師の転職には気を付けるべき点がいくつかあります。まず、転職すると新しい職場での人間関係の再構築が求められます。薬剤師の業界は非常に狭く、さらに職場では狭い空間で他の薬剤師と仕事をしなければいけません。一緒に働く薬剤師や事務、パート薬剤師とウマが合わない場合にはストレスを感じてしまうことも考えられます。また、転職することで出世競争から遅れることもあるでしょう。

薬剤師として昇進するためには大企業で成果を出し続けることが求められています。新しい職場ではほとんど1から始めることになるため、昇進時期がどうしても遅くなってしまうリスクもあるのです。
しかし、これらのリスクはどのような転職先を選んだかで上手くカバーできます。

効率よく転職するなら求人サイトを利用しよう

薬剤師として上手に転職先を選ぶためには、求人サイトの利用がおすすめです。薬剤師という業界に詳しい専任コンサルタントがついてくれるため、プロの目から見た業界の最新情報が得られます。希望の条件を提示することで条件に合った求人を紹介してくれますので、より良い条件の転職先も見つかります。また、面接や履歴書などに関しても採用側からみた的確なアドバイスも期待できるため、安心して転職活動が行えるでしょう。

さらに求人元の情報をしっかりと持っていることも魅力です。職場の人間関係など求人に載っていない情報も提供してもらえ、より良い職場環境が厳選できます。在職中や子育て中に転職したいと考えていてもなかなか時間が取れないと感じる人にも専任コンサルタントはおすすめです。あらかじめ希望を伝えておくことで、条件に合った求人をみつけてもらえます。求人先への条件交渉といった自分ではやりづらいと感じる点においても、専任コンサルタントが代行してくれますので効率の良い転職活動が可能です。

まとめ

薬剤師としての転職は、給料のアップやスキルの向上といった多くのメリットが存在します。そのため、現在の職場に不満を感じている場合には転職を考えるのもいいでしょう。転職では求人サイトを利用することで、効率よく転職活動が行えます。

▼参考サイト
※1.【ココファーマ】薬剤師届出票の提出方法について。届け出を忘れた場合は罰則も…?

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