グローバル化が進む今の時代、英語ができると大きなアドバンテージとなる場面は少なくはありません。海外旅行を楽しむだけではなく、ビジネスや情報収集にも英語は役立ちます。しっかりと身につけておけば、自身の新たなキャリアを切り開く鍵にもなりえるでしょう。
英語力が伸びる理由と伸びない理由
英語は義務教育の場面や、高校・大学でも学習する機会はあるものですが、中々、実用的な読解力や会話力は身につかないケースも多いでしょう。実際に英語の書籍を見てみると、習った文法や単語では全然、歯がたたないことは少なくはありません。英語も生きた人間が使う言葉ですから、型通りの文法や単語の利用方法を学んでいるだけだと、現実の用法を把握できない場面も多いようです。
英語では単語の持つ意味を覚えたり、アクセントや正しい発音に気を配ったりなど、覚えておきたい点が多いです。これらの知識やノウハウは、効率的に学べる教材を使っていくことで、適切に身に付けていくことができます。英語の勉強では、繰り返しての暗記も大事ではあるものの、挫折せずに英語力を伸ばすためには、判りやすく実践的な教材を活用したいものです。
つまり、英語力が伸びるか伸びないかの原因は、使う教材や学習環境の良し悪し、勉強の仕方も大きく影響していると考えられます。
まずはインプットが鍵
英語の上達は、インプットとアウトプットのバランスを考えて行っていくことがオススメできます。インプットでは英単語の意味や文法の使い方を学んでいき、アウトプットでは実際にそれらの知識を使いこなす技術を磨くわけです。英語でのアウトプットとしては実際に会話したり、文章を書くのもそうですし、英文理解やリスニング問題を解くことも当てはまります。
このアウトプットは蓄えた知識を駆使して、現実にテストの問題に当たって行くことになりますが、やはり前提となるのはインプットの質と言えるでしょう。スッキリと整理して、学んでいる情報やどのような場合に使うのかがまとめられている知識は、必要な時に活用しやすいものです。色々な教材がありますから、理解しやすく構成されていて自身に合うものを選んでいきましょう。
英会話を目指すなら、教室や通信教育の利用も悪くはありません。そのためにも、単語の暗記などの基礎的な知識を独力で磨いて行くことも、習得に役立つはずです。テキストや参考書でしたら空き時間にも勉強できますし、スマホで学べるものも便利です。教材ごとの特徴を活かして、複数の方法を組み合わせると良いでしょう。
TOEICで実力を確かめましょう
勉強は漫然と行うだけではなく、目標を設定することでメリハリを付けると良いでしょう。目標の位置と自身の現在のレベルを比べていけば、計画も立てやすいですし成長が実感できるのでモチベーションにも繋がります。これには、何かとメリットが豊富なTOEICを使っていきましょう。
TOEICはアメリカの非営利団体が実施している、英語を母国語としない人を対象とした能力試験です。実際的な英語能力を確かめるにはうってつけの試験で、高得点を出すことができれば、国家試験である通訳案内士の科目免除などの恩恵も得られます。もちろん、就職や転職にも有利ですから、腕試しをしながら評価アップも目指すことが可能です。TOEICは年に複数回の実施があって、費用も高くはありませんから気軽に受けられます。
TOEICで社会的に高評価を得るためには、730点以上を獲得し、レベルBの認定を受けたいものです。このレベルBを達成すると、状況の如何に関わらず適切に対応できる能力の基礎を持っていると証明される形になります。通常の英会話は問題なくスムーズに行えるレベルとされますし、業務にあたっても大きな問題にはならない実力を認められますから、英語力を武器にするには目標点にしてみては如何でしょうか。もちろん、860点以上のレベルAを目指したり、少しハードルを下げてレベルCなど、事情によって目指す位置は様々で良いと思います。
このTOEICの試験内容では、文章理解もリスニングも評価されるのでバランスが良いです。独学でも努力次第で700点超えを達成している方は少なくはありませんから、実力を確かめるためにもトライしてみると良いでしょう。
ビジネスの幅を広げる英語の魅力
英語は世界共通語とも言われ、幅広い人種間のコミュニケーションに利用されています。母国語が英語ではない者同士でも、この言語を覚えていれば会話が通じることもしばしばです。実際に、国際取り引きの現場では、英語通訳がサポートとして配備されることは少なくありません。
英語が使いこなせると、外国人との会話ができたり、英文の契約書を解読することも可能です。これは、ビジネスの場では大きなメリットになるでしょう。加えて、海外誌や英語ニュースも理解できるので、情報収集の幅は広がります。海外発の技術やノウハウを先取りして、ビジネスに繋げていると言うケースも多いです。英語ができると言うことは、それだけ自身の可能性を広げることにもなるでしょう。インバウンド事業を考えているなどの場合では、もちろん、身に付けると何かと役立つはずです。
ビジネス英語では商取引の場面や、オフィス会話でありがちな受け答えなどを学んでおくことで、業務を円滑化できます。電話や手紙の対応は、ある程度は使われるパターンが絞れますので、覚えておくのも悪くないでしょう。
まとめ
近年は英語教材も洗練されてきており、しっかりと実践的な英語力を身に付けることも期待できます。やはり、能力が身に付くと勉強するのも楽しいものです。海外サイトが読めるようになったり、動画共有サイトの英語が理解できるようになったり、日常的にも面白いことは少なくはありません。ビジネスやキャリアのためにも、知的な取り組みの一環としても、この機会に考えてみては如何でしょうか。
▼参考サイト
※1.【ウィキペディア】国際コミュニケーション英語能力テスト