英語学習の土台は発音!

2018年1月25日

英語を上達させるには、悔しい思いや情けない思い、そして恥ずかしい思いを沢山することだと言われています。英語を学び続けるモチベーションは、日々上がり下がりするのが当たり前で、悔しい思いなどはモチベーションアップに効果があるからです。それ故、どんどん人前に出て、英語を使ってみるこをおススメします。

発音を優先に学ぶ

英語を闇雲に勉強しても、実力アップにつながるわけではありません。挫折するケースの多くは、思うように上達しないからで、適切な学習ステップを踏んでいないからだと言えます。どの言葉にも当てはまることですが、その言葉の発音をしっかり身につける事が先決です。それは言語学的にも明確になっていることで、人類の歴史上、文字を書く歴史は最近の出来事となります。

つまり、人間は長い間、発音を頼りに生きてきたのであって、現代の私たちも発音に関する能力は備わっているわけです。但し、日本の学校教育では、音で理解するよりも文字による理解を優先する傾向があります。その結果、何年も英語を勉強しても、正しい発音ができず、使える英語にならないのだと言えます。

正確な発音が正確な聞き取りに

英語学習のポイントは、兎に角、発音を優先に学ぶことです。中でも単語の発音は全ての学習の土台ともなり、アクセントを含めて正確な理解と習熟が必要となります。正確な発音が身についていないと、読む事はできても聞き取れず、書く事はできても話せない英語になってしまいます。単語を文字だけで覚えていても、実際の発音と結びついていなければ意味を持ちません。幼児が言葉を覚えるときは、発音しか頼るものがないので、意味と発音が結びつきます。

一方、日本の学校教育では、単語を文字で覚えさせようとするので、言語取得の障害にもなっていると思われます。それは、ヒアリングが重視されるようになったものの、英語の成績が未だにペーパーテストによるものだからです。

ネイティブに発音の確認を

ビジネス英語は慣れだと言われたりしますが、慣れるための下準備がなければ、本当に慣れることはできません。慣れるための下準備とは、英語の発音を正確に聞き分ける耳を持つことで、それがなければ正確に発音することも出来ません。実際、英語のレベルが高い人に共通しているのが、正確に発音できることです。それができるという事は、英語の発音を正確に聞き取れている証拠です。それに対して、英語のレベルが低い人に共通しているのが、単語の発音をカタカナで覚えていることです。

このような場合は、先ず、カタカナ英語を本当の発音で上書きすることです。それには実際に口に出して発音してみることで、出来ればネイティブスピーカーに確認してもらうのが良いと言えます。発音を向上させたいと自覚することで、英語のモチベーションは飛躍的にアップします。それまで漠然と覚えていた単語も、本当の発音に注意することで、使える英語力が養われるようになるわけです。

ネイティブは発音にこだわる

通常、英語の発音の本というと、単語単位しかカバーしていない事がほとんどです。但し、英語を話す事は文章として聞こえることが肝心で、如何にネイティブの発音に近づけるかが大事になります。ネットの動画などで、ネイティブスピーカーの発音を学べるので、大いに活用してみるのが良い方法です。

最終的には、実際にネイティブに自分の発音を確認してもらうことがゴールとなります。アルファベットの基礎を確認するには、フォニックスが最も効果的だと言われています。これはネイティブの子供のために作られたもので、歌で分かりやすくアルファベットが発音されています。フォニックスもネット上に沢山の素材があり、楽しく学ぶことができます。

レベルアップにはシャドーイング

英語の発音で最も重要なのが、母音と子音の正確な習得です。それが身についているかどうかで、その後の学習の習熟度が大きく変わってきます。ネイティブの家庭でも、幼少期は親が繰り返し子供の発音を修正する位ですから、英語を母国語としない日本人は、どれだけ注意を払っても払いすぎにはなりません。特に日本語の発音にはない母音の「I」や子音の「R及びL」は、ネイティブやバイリンガルの人に確認してもらうのが早道です。たかが母音や子音の発音と侮ると、後々、苦労する事は火を見るより明らかです。正しく発音できなければ、正しく聞き取ることも不可能なので、けして疎かにしてはならないと言えます。現在は、ネットを使って、ネイティブによる指導を受けることが出来ます。

さらに、発音スキルを高めるには、シャドーイングという方法が効果的です。これはネイティブの発音を直ぐに繰り返すやり方で、聞きながら発音することになります。文章の意味が分からないと正確な発音が出来ないので、ボキャブラリーの勉強も兼ねた一石二鳥の効果があります。また、TOEICの聞き取りテストなども苦にならなくなるものです。

まとめ

自分が正しく英語を発音できれば、相手の発音を同感覚で理解できます。また、自分が英語を読む場合も、正確な発音が脳にインプットされます。それが耳に残ることで、相手からの英語の会話にもついていく事ができるわけです。ここまで来れば、英語を聞けば聞くほど上達が早くなり、学習そのものが楽しくなります。

▼参考サイト
※1.【DMM英会話】英語が上達した全ての人がスタートからやっていた3つの英語学習の原則

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