保険の見直しは大切!自動車保険や医療保険のチェックが節約して貯金を殖やすのに効果的です

2018年1月25日

まとまった貯金が欲しいけど、なかなかお金が貯まらない。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。将来への備えや万が一の時など、リスクに備えてある程度の貯金は用意しておきたいところです。そこで、今回は支出を減らして無理なく貯蓄を殖やすためのちょっとしたコツを紹介しようと思います。

更新時期には毎年チェック!見直しで大幅な節約も可能です

貯蓄を殖やすためには支出を見直して無駄をなくすことが大切です。そこで、まずは支出の中でも大きな割合を占める保険を見直して節約することを考えてみましょう。数ある保険の中でも、毎年ぜひとも見直したいのが自動車保険。自動車保険は補償内容によって保険料が大幅に変動するため、補償内容を見直すことで年間で何万円も支出を抑えられるようになります。

自動車保険の補償は大きく分けると人、物、車に分けることが可能です。このうち、人や物に対する補償となる対人補償や対物補償は、万が一の事故に備えてとても大切な補償となるので削ることはできません。しかし、車への備えとなる車両保険は保険を見直すべき大きなポイントになります。この車両保険は自損事故などの際に車の修理費を契約に基づいて保険会社に支払ってもらうための補償。うっかり車に傷をつけてしまったときなどに役立つ補償ですが、本来なら自分で支払うべき修理費を保険会社に肩代わりしてもらう補償だけに保険料も割高です。

家族の中に運転が苦手な人がいる場合や新車に乗り換えて間もない場合は別ですが、車を購入してから5年以上たっている場合や事故率の低いベテランドライバーの場合は、高額な保険料に対して得られるリターンも低くなります。自損事故の場合は自腹で支払う、あるいは車を乗り換えるといった考え方ができるのであれば、この車両補償を思い切って外すことも可能です。以前の契約時に車両保険の契約を結んでいる方は、更新時に本当に必要な補償なのかをもう一度再検討してみましょう。

医療保険は複雑!加入できる保険の種類もチェックしましょう

医療保険の見直しも節約では大きなポイントになります。万が一の病気やケガに備える医療保障は、ファミリー層の多くが加入している保険です。癌、心筋梗塞、脳卒中など大きな病気に備えられる安心感から人気となっています。しかし中には内容をよく理解しないままに契約してしまい、毎月の支払額が高額になっているといったケースも。この医療保険は月々の保険料を少なく抑えて加入することも可能ですが、契約内容が手厚くなればなるほど月々の保険料が高くなる仕組みです。月々の支払額が1万円程度だったとしても、年間で換算すれば12万円にもなってしまいます。

日本には公的医療支援制度もあるので、万が一の病気やケガの際にも公的支援の範囲で十分に対応できるケースも少なくありません。また、医療保険には一般的な医療保険以外にも共済などの保険もあります。共済の保険は一般的な保険ほどカバーしてくれる補償内容が広いわけではありませんが、万が一の備えには十分に役立つ補償内容を備えています。

勤め先や地域で共済保険に加入できる資格のある方は、このような保険を利用してみることも検討しましょう。医療保険に加入している方は、年齢別のリスクや公的保険がカバーしてくれる範囲、そして医療保険の支払額などを総合して、もう一度保険契約の内容を検討しましょう。そうすることで月々の保険料を大きく節約することが可能になります。

節約にはリスクも!全体を見直して賢く補償を見直しましょう

自動車保険や医療保険の年間支払額の平均は、30代のファミリー層でおよそ30万円から40万円にも達します。さらに年齢を重ねてライフステージが高年齢層に移行すれば自動的に年間の保険料も割高となっていきます。この年間の保険料をいかにコントロールするかが上手に節約して貯金する際のコツです。

ただし保険は万が一に備えるための大切な補償。とくに30代や40代のように子どもがいる家庭の場合は節約に夢中になって、大切な補償まで削ってしまっては意味がありません。例えば自動車保険では節約になるからと考えて対人補償や対物補償を大幅に削ってしまい、事故の際に高額な賠償金を背負ってしまったといったケースもよく耳にします。医療保険のケースでは、入院時の個室利用の契約を外していたばかりに、多額の入院費用が掛かってしまったという失敗談も。このようなケースを避けるためには、万が一の際に生じるリスクをリアルに想定し、必要と思われる部分には手を付けないことです。

必要と思われる保証は手厚く、無駄と思える部分や自費で賄えるといった部分は外してしまう。このように考えることが支出を抑え貯金を殖やしていくためのコツです。必要な補償はライフステージによって毎年変化するものです。節約して貯金を殖やしたいと考えている方は、まずは加入している保険の見直しを毎年行う習慣を身につけるようにしましょう。

まとめ

保険の見直しは貯金を殖やす大きなポイントになります。貯金が全く殖えなくて悩んでいる方は、毎年どれだけ保険に支出しているかをまずはチェックしましょう。保険は貯蓄に余裕があれば必要最低限で十分なサービスです。「万が一の際には保険があるから大丈夫」といった考え方には問題があります。貯金が殖えなくて悩んでいる方は必要な補償だけを手厚くし、無駄な契約を抑えるといった努力から家計の見直しを始めてみましょう。

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