内定後の面談にこれだけは用意しておきたい質問3つ

2018年1月29日
内定後の面談にこれだけは用意しておきたい質問3つ

企業から内定の連絡をもらい、「ありがとうございます!」と電話を勢いよく切った後にふと「ところでお給料はいくらなんだろう?」と思うことはありませんか?今回は、そんな内定後に条件や確認をする際のポイントや、企業によっては面談を実施する場合もありますので、そこで覚えておきたい質問をご紹介します。

まずは勤務地について確認しよう

採用が決まっても配属がどこになるか決まらないと、家探しもできず不安になってしまうもの。企業側でも面接が終わってから本人のスキルや経験を見て、どこの部署が良いか調整をかけることになるのですが、支店が多い企業の場合配属が決まるまでの時間が長くかかってしまうケースもしばしばあります。せっかく希望する企業に転職したのに勤務地が地方だった、ということがないよう早めに確認することが良いでしょう。面談時に自身が希望する勤務地を伝えるとともに、勤務できない勤務地はハッキリと伝えることが肝心です。

また、転職に伴い引っ越しが発生するようであれば、「引っ越し費用はいくら出してもらえるのか」も必ず確認しておきましょう。本来の希望勤務地ではない所への勤務を打診された場合に関しては企業都合となりますので、引っ越し代費用が支給されるケースが多いです。費用に関しては業者を利用した際の領収書を後日持ってくれば精算してくれます。

企業によっては社員寮や住宅手当、マンスリーマンション等を手配してくれる場合もありますので、どのような条件なのかは詳しく確認しましょう。できれば併せて今後の転勤の可能性についても質問しておくとベターです。配属部署の人がどれくらいのサイクルで転職しているのか、新規出店の可能性はあるのか等、特に独身の場合は優先的に異動させられるケースが多いので注意が必要です。

給料・待遇については確認必須

面接のときは「御社の規定に合わせます」としか言えなかったでしょうが、採用が決まったらもうこっちのものですので、ここぞとばかりに確認しましょう。給料や待遇について確認する際のポイントは、「書面で出してもらえるか」ということです。

一般的に採用が決まれば条件通知書(雇用契約書)を企業側から提示されますが、それが無ければ後々トラブルの元となりますので注意しましょう。ボーナスが出ると言っていたのに出なかったとしても、書面が無ければ泣き寝入りするしかなくなります。また、条件を書面で提示してもらったからと言っても油断は禁物です。書面の内容を紙に穴が開くまで目を通し、転職時に見ていた募集要項と内容が違っていたり、手当の金額が入っていなかったり等がないか確認すべきです。もし、おかしい所があれば署名する前に質問して解決しましょう。

また、給料以外の条件についても一通り確認しましょう。有給休暇や特別休暇、残業手当と見込残業、契約社員の場合は契約期間や更新の条件なども曖昧なものは臆せず質問していきましょう。できれば、昇給や評価制度についても質問しておくことをおススメします。いつ評価があって、どのような仕組みなのかをあらかじめ聞いておくと、そこに向かって早めに準備を進めることができます。大半は目標設定や面談をするところが多いですが、中には階級別などになっているケースもありますので、どうなったら次のステップに進めるのかは早めに確認しておくと良いでしょう。

企業が自分に何を求めているかを知ろう

面接のときに聞く場合も多いですが、改めて採用した企業が今どんな人が欲しくて、これから自分にどのようなことをやってほしいと思っているかは、聞いておくと入社後のキャリアアップもスムーズになるでしょう。営業に配属であれば新規獲得なのか、既存顧客への新たな付加価値創造なのかでもやるべきことは変わります。自分のやるべきことが明確になれば、転職者も働きやすいですし、企業側も戦力になるまでの成長も早くなります。

ただし、「私は何をやったら良いですか?」という聞き方は、内定後の面談でも主体性がないと捉えられるのでNGです。「なぜ自分を採用したのか」「今企業が求めているスキルは何か」ということを中心に質問していくと採用の背景が見えて良いでしょう。また逆に、自身が転職活動をした理由や、何をしたくてこの企業に入ったかを伝えることも重要です。転職者にとっては、自身のスキルや能力のアピールにもなりますし、自分のやりたい仕事ができる可能性が高くなります。企業側にとっても転職者のやりたいことや、モチベーションを高める要素を知っておくことで、適材適所の配置ができ、その人の能力を十分に発揮させることができます。

もし、やってみたいことがフワッとしている場合は、ありのままを伝えてみても良いでしょう。企業側にいいように使われてしまうリスクはありますが、何年か色んなことを経験して今後のビジョンを考えたいという場合もありますし、そういう方は「なんでもやります」スタンスでいれば、企業側も使いやすいと思って仕事をたくさんもらうことができるので、一気にキャリアアップのチャンスは広がります。

まとめ

上記で紹介した「まずは勤務地について確認」「給料・待遇については確認必須」「企業が自分に何を求めているかを知ろう」は、これさえ確認しておけば、お互いに気持ち良く働ける関係ができ、転職者も前よりもさらにキャリアアップして成長することができるでしょう。

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