サプリメントでアンチエイジングと美容効果を得よう

風邪予防や栄養補給、昨今の少子高齢化による健康寿命意識の高まりからサプリメントを摂取する人が目立ちます。サプリの良い所は欲しい栄養素を補給出来る点で、アンチエイジングや美容効果も期待できます。詳細を見てみましょう。

人間が老いるワケ

年月が経てば人に限らず生物は老いていくもの、と誰しもが思うものです。思考力や皮膚のたるみ、フィジカルの衰えなど身体の変化として現れ易いものが多々あります。ただし人間においては老化を早めてしまうケースがあります。

そもそも老化は体内に生存する60兆の細胞が徐々に死滅し、働く細胞が減っていく事が真因です。そして細胞が死滅する原因は老い以外にストレスが挙げられます。ストレスは細胞を傷つけるため細胞の寿命を縮めてしますのです。細胞は臓器の機能維持、免疫力に欠かせない存在ですし、歳をとってから引く風邪が治りにくいのは体内の抗体が若い頃よりも少なくなるためです。修復作業に充てられる細胞という作業員が少なくては回復効率が悪くなるのも容易に想像がつくでしょう。

ただ、細胞が死滅すると言っても直に死ぬ訳ではありません。細胞は、言わばコピー機のような役割を担っています。各々の細胞には人体における情報が詰まっており、細胞分裂によって古くなった細胞が新品にコピーされます。しかしコピー機もコピーを続けていくとインク切れを起こして書かれた内容が薄くなっていきます。細胞も同様で情報が劣化していきます。これが視力や筋力の衰えとして現れてくるのです。

顔にシミ・シワが出来るワケ

肌は空気と接する「表皮」と体内と接する「真皮」から構成されており、ケラチノサイト(表皮細胞)・メラニン・メラノサイト(色素細胞)という層で成り立っています。紫外線を受けた肌はメラノサイトを活発にさせ肌の色を形成するメラニンを作り出します。これがケラチノサイトに渡され、表皮となって体内の細胞を守ります。

強い日差しを浴び続けると肌が黒くなるのは、メラノサイトに常時活発に仕事をさせるためです。またアフリカ系人種の肌の黒さや髪の毛の色も、個々が持っているメラニンの量が原因で、その量は遺伝子的に決まります。皮膚の細胞は28日ごとに新陳代謝によって入れ替わります。過剰に作られたメラニンも垢となってはがれていきます。日焼けの引き具合は個々のターンオーバーの早さが原因で差が生まれるのです。

シミが出来る主な原因は紫外線による肌ダメージの蓄積です。紫外線の浴び過ぎや強い紫外線は細胞を苛め、新陳代謝を衰えさせます。またストレスを感じると体内に活性酸素が発生しますが、活性酸素はメラノサイトを刺激するためメラニンを過剰生成させます。円形脱毛症のように局所的に発生するため、結果シミが出来てしまうのです。
その他、加齢、ソバカスのような遺伝的なもの、やけどによる肌の炎症もシミを作る原因となっています。

シワもシミ同様に様々な原因が考えられます。

保湿の重要性が叫ばれるのは、水分が肌の角質層を維持する働きを持つ為です。肌が乾燥すると角質層の水分が減り肌表面にデコボコを作ります。これが蓄積するとシワになります。
紫外線はシミだけでなくシワの形成にも影響します。真皮の約70%はコラーゲンですが、紫外線にはこれを破壊する酵素が含まれています。身体は古くなったコラーゲンを入れ替えるべく新たなコラーゲンを生産させますが、紫外線の浴びすぎにより生産速度より破壊速度のほうが上回ると、真皮のハリ・コシを失いシワを作る原因となります。

アンチエイジングと美容には関係が？

アンチエイジングと美容に共通するのが活性酸素です。老化の根源であり私たちが一生付き合っていかなくてはならない存在です。活性酸素はストレスを感じた時に生まれます。満員電車は最たる物で、通勤時間帯の電車に動物を乗せれば一駅で死に絶えてしまうほどのストレスを感じるそうです。そしてこの活性酸素を浄化してくれるのがビタミンCです。活性酸素は細胞を酸化させ老化に追いやりますが、ビタミンCのこの働きを抗酸化作用と呼び、医学の世界でも注目されています。

ビタミンCの効果は抗酸化作用のみならず様々で、シワ対策にも役立ちます。肌に弾力を持たせるコラーゲンの生成には、原型となるプロコラーゲンにビタミンCの付加が必要です。この構造を強固にするには豊富なビタミンCが必要で、これが強いコラーゲンを作り出し、新陳代謝を活発化させる秘訣となります。ゆえにビタミンCの欠乏は老化を早め、シミ・シワを蓄積させる原因にもなるのです。

サプリで悩み解決

日焼け止めクリームやマッサージなど表面的な対策は有効ですが、それ以上に身体の内側からケアを行う事がアンチエイジングの第一歩になります。ビタミンCを含むバランスのとれた栄養素を食事とサプリメントから摂取し、老化の予防効果を高めることが大切です。一日に必要な栄養素を全て食事から摂取しようとした場合、食材一つ一つに含まれる栄養素は多くはないので1日では食べきれない量になってしまいます。サプリメントの良さは欲しい栄養素別に入手が可能な点です。

運動などすれば呼吸により活性酸素がいつも以上に発生し、ビタミンC補給が必要です。また風邪引きの時もいつも以上の栄養素が必要になるので、手軽に摂取出来るサプリは強い見方になるのです。またサプリは栄養補助食品なので医師の処方箋が必要なく、誰でもすぐにお店で入手可能な手軽さも強みです。