【2,000文字コラム】【美容】食事量を減らさずに痩せる!? 35歳からのダイエット方法

2015年6月18日

女性ならば誰しも1度はダイエットを試みたことがあるでしょう。そして、ダイエット後の挫折やリバウンドを経験したことがある方も多いかもしれません。挫折やリバウンドをしてしまう大きな原因は、無理なダイエット方法にあります。たとえば、食事を抜く、断食ダイエットというものがあります。しかし、摂取カロリーを低く抑えられているときは一時的に痩せることができても、摂取カロリーを元に戻せば体重は元に戻ってしまうでしょう。このことから、挫折やリバウンドをせず体重を落とすためには、無理のないダイエット方法であることが大切といえます。

そこで、食事量を減らさずに痩せる、無理のないダイエット方法をご紹介します!

 

◇ 35歳を過ぎると痩せにくくなる? ウソ? ホント?

「若い頃と同じ量を食べているだけなのに、なぜか体重が増え続けている……」、こんなお悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか。実は、このお悩みは、勘違いや気のせいではなく、ちゃんとした根拠があることなのです。

東洋医学の教科書とも称される「黄帝内経(こうていだいけい)」によると、7の倍数の年齢ごとに身体が変化するとされています。7歳、14歳、21歳、28歳といった年齢で、何らかの変化がなかったか思い返してみてください。たとえば、7歳は永久歯に生え変わる年齢といわれています。そして、「黄帝内経」によると、女性の体が最も充実するのは28歳、その次の段階である35歳から体に衰えが見え始めるといわれています。

厚生労働省の資料[i]をみても、30歳を過ぎた頃から、基礎代謝量(運動等をしなくても消費されるエネルギーの量)が低下し始めているのがわかります。同じ体重を維持し続けるためには、基礎代謝量が低下した分だけ、食事量を抑えて摂取カロリーを減らすか、運動量を多くして消費カロリーを増やさなければなりません。以前と同じような食事、運動量を続けてしまうと、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、体重が増え続けるという事態に陥ってしまうのです。

 基礎代謝(改)

◇ 食事量を減らさず、運動量を増やさず、痩せる!? キーワードは「基礎代謝量」! 

「美味しいものが食べたい!」「運動する時間が取れない!」「でも痩せたい!」という方にお勧めのダイエット方法があります。このダイエット方法でキーワードとなるのは、「基礎代謝量」です。

若い頃の基礎代謝量に戻すことができれば、35歳を過ぎても痩せやすい体を手に入れることが可能なのです。

 

◇ 食事の際にちょっと意識するだけで痩せるんです!?

基礎代謝量を上昇させる方法はいくつかありますが、ここでは体温を上昇させる方法をご紹介します。平均体温が1℃上昇すれば、基礎代謝量は13%上昇するといわれています 。

食事の際に次の点に意識してみてください。どれも簡単に実践できることばかりですよ。

・ 朝ごはんをきちんと食べる。

・ ショウガや根菜類、Gavaを多く含んだ食品を食べる。

・ 食べ過ぎない。

・ 冷たい食べ物や飲み物を控える。[ii]

中には忙しくて朝食をとる時間がないという方がいるかもしれません。しかし、熱に変えられるエネルギーを朝食で摂らないと、寝ている間に低下してしまった体温を十分に上昇させることができません。そのため、朝食を抜くことでその日1日を低い体温のまま過ごしてしまうことになるのです[iii]

体温上昇につながる食べ物としては、ショウガや大根、ごぼうなどの根菜類が挙げられます。こうした食材を温めて食べると、体内から温まることができます。また、ストレスを緩和するGavaを多く含んだ、ジャコやぬか漬けなどを食べることで、血流の悪化から体温が下がるのを防止することができます。

もっとも、食べ過ぎはよくありません。食べ過ぎると、胃や腸に血液が集中してしまい、血行が悪くなってしまいます。血行が悪くなると、熱を適切に送ることができなくなるため、体温が低下してしまうのです。また、同様の理由から冷たい食べ物や飲み物も避けた方が良いでしょう。

◇ 他にも基礎代謝量を増加させる方法はあります!

基礎代謝量を上昇させるためには、必ずしも激しい運動は必要ありません。ストレッチをする程度でも、血行を良くして、基礎代謝量を上昇させることができます。たとえば、テレビを見ているときなどに、足裏をあわせて股関節を伸ばすだけでも十分な効果が期待できます。

また、湯船にゆっくりとつかってリラックスすれば、血行をよくすることができます。また、湯船につかることは、快眠にもつながります。良質な睡眠を確保できれば、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできるようになり、基礎代謝量も上昇します。

 

基礎代謝量を上昇させるには、必ずしも激しい運動や辛い食事制限は必要ありません。

一番大切なのは、短期間で結果を出すことではなく、日々の生活の中でできる範囲のものを習慣化していくことではないでしょうか。

ご紹介した以外にも、「エア縄跳び」「足踏み運動」など、ご自宅で簡単に実践できるダイエット方法はたくさんあります。

それぞれのライフスタイルや、生活リズムに合わせて無理のない方法を選びましょう。

 

 

[i]   厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準 2005年度版 第一出版, 28-38, 2005.

[ii]  ダイエットで痩せる方法ならヤセコレ! 「これだけでダイエットになる?簡単に基礎体温を上げる方法20個」 http://yasekore-diet.jp/basal-body-temperature

[iii]  低体温のことがよくわかるサイト「朝食をしっかり摂って低体温を克服!」

http://www.taioninfo.com/category3/entry29.html

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